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ぐるっと根室半島一回り #742 Sep. 27, 2009 [85.サイクリング]

 一時頃出発して太平洋側の道路納沙布線をひたすら納沙布岬へ向けて走る。根高の坂を下るときには時速50㌔だが、そのあとナンブトウを見ながら直線道路を25㌔で走る。道がカーブし友知の上り坂にかかる。ギアを2段落として時速10㌔前後でノロノロのぼる。1㌔ぐらいの上り坂だ。虫の音は聞こえてこない。
 双沖を通り抜けるときに昆布の匂いがしていた。家族総出で昆布を敷石の上に並べている家も数件あった。
 沖根布の同級生は腕相撲が強かった。昆布干しを手伝うことで手首の力が強くなる。痩せて細身のくせに、見かけとは違って力があった。同期でこの地区出身の友人たちは太っている奴は一人もいなかった。いまは機械化されて、ずいぶん楽になったようだ。
 そのようなことを思い出しながら共和小学校前を通り過ぎ、しばらく走ると歯舞地区が見えてくる。ここまでほぼ15㌔だ。
 歯舞は豊だ。50年ほど前、根室市がかつて町だったときに、町村合併に最後まで反対だったのは歯舞村だ。黒字財政で財源が豊かだったからで、その時代の名残はいまもある。お寺も立派だ。
 歯舞を過ぎ珸瑤瑁に入るとノサップ岬の塔がずいぶん近くに見えてくる。

 22.6㌔を1時間10分で走り、納沙布岬について20分休憩した。日曜日なので観光客が数十人そぞろ歩いている。バナナをもってきていないので、ソフトクリームを食べて糖分を補給してから今度はオホーツク海側を走る。道路はこちらのほうがいい。この一年くらい舗装しなおした箇所がいくつもある。
 納沙布から5㌔くらい走ったろうか、温根元小学校前を通る。水産試験場がこの近くにある。温根元小学校はずいぶん立派だ。43年前に中学の担任の先生が赴任していたので、キャンプ帰りに寄った。古くて小さな木造校舎だった。なつかしい、とっても喜んでくれた。そのあと仲間十数人でトサブでキャンプし、ジンギスカンに舌鼓を打った。

 牧の内の風力発電は2機とも停まっていた。ずいぶん前からとまっているがなぜだろう。もったいないな。あれ1機で300軒分の電力が賄えるという。CO2がどうのこうのという時代だ、いったいどうなっているのだろう。

 「原生花園」のトイレのシャッターが降りて使用不能になっていた。閉鎖されていた。なにか張り紙があったが、観光スポットのひとつだろう?たとえそれが網走の広大な原生花園を真似た狭小な似非「原生花園」だったとしても。ミズナラの林の中を歩けるように木道を整備して、「花とミズナラの森の散歩道」とでも名前を換えた方がよい。あまり観光客は寄らないとは思うが・・・

 オホーツク海側は温根元の辺りから秋の虫が原っぱのそこここで鳴いていた。キリギリスあり、コオロギあり。
 天気はいいし、風は弱い、サイクリング日和としては絶好だった。オホーツクルートは1時間20分かかった、総距離48㌔のサイクリング。

 途中、水を飲もうと思ってブレーキをかけたら、足先がペダルから抜けずに転倒してしまった。サイクルグローブだったから掌は無事。疲れがたまってくると普段はありえないことが起きる。怪我がないのが最善。120キロ超で対向車線をセンタラインよりに駆け抜けていった車がいた。車のいない道路をのんびり左車線を走っていたので一瞬おどろく。あるスピードを超えると風を切る音が違うようだ。

 根室高校前から金比羅神社まで、太平洋を眺めてノサップ岬へそしてオホーツク海と国後島をみながらぐるっと根室半島一周。信号のないサイクリング向きのルートだ。

 コープサッポロで買ってきた寿司をつまみながら、ブログを書いている。もちろん日本酒を少々、そして昨夜セイコーマートで買ってきた400円のシャルドネの残りを飲みながら・・・ カルピスで割ったらどんな味になるのかな?
                            日曜日夜8時記


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コメント 1

katu

すごい!
自転車で長い距離を
走った経験ない自分です
カッコイイな~
運動しなきゃなと思いました(^^ゞ
by katu (2009-09-28 15:28) 

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