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演説の名手登場 #740 [B2. トピックス]

数日前に、横浜で自民党総裁候補者の演説会があった。司会は小泉進次郎。

 実に堂々とした司会ぶりだった。論理もすっきりしていて破綻がない。間のおき方もたっぷり、実に落ち着いて説得力のある具体的な持論を展開し、聴衆にさわやかさを感じさせる。これほど演説が上手な国会議員は他には見当たらない。小泉チルドレンが束になってもかなわないだろう。

 一番若い新人議員は安倍・福田・麻生と同じ世襲議員で、最近まで親掛かり、ネット情報に寄れば父親に収入の99%を依存していたらしい。20代後半になっても自活した経験がないとは情けない。
 働いた経験がないようで、世間知らずのところが瑕だろう。それが今後どのように影響してくるのか。

 しかし、ただの世襲議員と批判していたら大事な点を見落してしまう。演説が上手なことはヒットラーや父親の小泉純一郎に見るように危険でもある。世論を一つの方向に一気に誘導してしまう。

 とにかく、横浜の街頭演説会では総裁候補3人を喰ってしまうほどあっぱれな司会ぶりだった。見方によってはあれは司会ではなく、ダメ候補への宣戦布告だっただろう。大胆不敵を絵に描いたような奴だ。
 田中真紀子は毒舌と風刺の巧みさでナンバーワンだが、まったくタイプの異なるストレートでさわやかな演説巧手が誕生したようだ。


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