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#5057 テレビ局はジャニーズ事務所との取引停止を宣言すべき Sep.10, 2023 [8.2ジャニーズ事務所性加害問題]

 ジャニー喜多川の過去の性加害がようやく問題になっている。数十年にわたって、数百人の被害者がいるようだが、テレビ局はいままで報道しなかったことを反省する弁を述べるのみ。ジャニー喜多川個人の犯罪という見方もあるだろうが、会社組織を利用した犯罪でもある。マネジャーも口をつぐむように加担していたという。ジャニーズ事務所はトンでもないブラック企業ということ。犯罪組織と言い換えてもいい。この数十年にわたる性加害はグロテスクな組織犯罪と断言して差し支えない
 被害者が女の子だったら、ジャニーズ事務所はとっくに消滅しているだろうに、当事者である事務所もテレビ局も事の重大性がいまだに認識できないようだ。1980年代に裁判で判決まで出ていたのに、刑事事件にならなかったこともとっても不思議です。東京地検もアンタッチャブルだったのでしょう。東京地検もこの特異な組織犯罪をなぜ摘発しなかったのか、声明くらい出してもいいと思います。

 さて、焦点を絞って企業経営、マネジメントという点からジャニーズ事務所とテレビ局のなすべきことを論じてみたい
 テレビ局がすべきことは、ジャニーズ事務所との取引停止を宣言することではないのか?
 前代未聞の性加害事件を引き起こしたブラック企業と取引を停止をしない理由は見つからないだろう。
 
 どのテレビ局だってコンプライアンス委員会ぐらいあるだろうから、そこに諮(はか)ってブラック企業との取引停止を宣言することが、反省の弁の次になすべきことなのだろう。テレビ局が次にやるべきことはそれだけだ。過去の反省をするなら、テレビ各局がなすべきことは取引停止の宣言という行動だ
 受信料で成り立っているNHKがまず先陣を切って、ジャニーズ事務所との取引停止を宣言したらいい。公共放送がこんな性加害事件を起こし続けていたブラック事務所とお付き合いしていいわけがない。
 コマーシャルでジャニーズ事務所のタレントを使っているプライム上場企業も、コンプライアンス上、取引停止を通告していくだろう。数十年間性加害をし続けて、社内でそれを止めることができなかったようなブラック企業と取引してはいけない、それがあたりまえの対応だ。

 所属しているタレントは、今後も活動したかったら、自ら事務所を退所して独立するなり他の事務所へ移籍するなりしたらいい。いままで、多くの仕事仲間が被害に遭っているのを見過ごしてきた罪がありはしないのか?

 マネジメントという視点から、ジャニーズ事務所がこれからするべきことは、現時点での貸借対照表と藤島ジュリー景子氏の個人の財産目録を公表して、損害賠償と慰謝料の原資とすることを公表し、会社を清算することだろう。そうなら、東山氏が社長に就任する必要も理由もなくなる、彼は役者の道を歩めばいい。会社の清算はその道のプロを管財人に任命して、その過程をクリアにするために監視委員会をつくって任せたらいいだけ。
 ジャニーズ事務所の新体制は、事態の深刻さを理解すらできていない。ジャニー喜多川の寵児であった役者と創業者の姪には無理な役回りである。

*文春オンライン記事
*日刊現代・元木昌彦氏の記事「これは最悪の選択だ...」
 東山氏はジャニー喜多川の相思相愛の恋人で会ったことが1996年4月に発売された告発本からの引用の形で載っています。ジャニー喜多川はいずれは東山氏に跡を継がせたかった。新体制で当事者が新社長になったということを意味しています。
 該当部分を投稿欄に張り付けておきます。いずれ海外の報道機関の知るところとなり、火だるまになりそうです。潔いのがベストな選択に思えます。

*テレビ局はジャニーズ事務所との取引をやめるべきだという意見がようやく出てきました。
「ジャニーズ事務所との取引をやめないテレビ各局に告ぐ「今すぐジャニ担を廃止せよ」」9/11正午追記

*マネジャーが加担していたことを証言しています
「ジャニーズ「性加害」当時の実態を新証言」9/11午後6時追記



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コメント 4

ebisu

9/1に発信された日刊ゲンダイ・元木昌彦氏の記事から引用
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「東山はジャニーさんに長く愛されている恋人で、本当は一時も離れたくはない間柄である。相思相愛であり、行く行くはジャニーズ事務所を継ぐとも言われる東山に対し、ジャニーさんは社長の仕事を覚えさせるための試練を与えていると見られている。ジャニーズ事務所の社長はホモである方が都合がよいし、重要な任務がある。ジャニーさんもメリーさんもそろそろ引退を考え、後継者のことも頭にあるはずだ」
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by ebisu (2023-09-11 08:18) 

ebisu

上記の引用部分は「ジャニーズ性加害問題当事者の会のメンバーの平本淳也が1996年4月に出した「ジャニーズのすべて 少年愛の館」(鹿砦社)」から元木氏が引用している部分です。
by ebisu (2023-09-11 20:43) 

tsuguo-kodera

 その通りかも。でも私ができることは止めた会社の株を叩き売る事だけです。タレントは被害者です。企業が加害者になりました。
by tsuguo-kodera (2023-09-14 12:43) 

ebisu

わたしは、ただ眺めるだけです。
マネジメントという視点から、このジャニーズ事務所創業者の小児性愛とビジネスの在り様を分析してみたいと思っただけです、ただの好奇心から。

企業経営というのは、油断のならないものですね。
「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」

八王子ラボで機器や試薬の購買を担当していた時も、学術開発本部で、産学共同プロジェクトをマネジメントしていたときにも、関係会社管理部で企業の買収や資本提携案件、黒字化を担当していたときにも、合弁会社の経営をしていたときにも、方針は同じでした。いつも社長のつもりでやっていました。
「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」はこの仕事では何をどうすればいいのかと。考えるのはそれだけ、馬鹿の一つ覚えで、それで十分でした。だから、随時随所愉しまざるところなしでしたね。
いつでも夢中になって愉しめることは見つかるものです。
by ebisu (2023-09-14 15:47) 

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