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#4994 幻のサプレッサーT細胞(2):制御性T細胞の存在確認 Jun.10, 2023 [35.1 COVID-19]

<最終データ更新情報>6/11午後0時6分

 2年前に坂口志文・塚崎朝子共著『免疫の守護者 制御性T細胞とは何か』講談社BLUE BACKSを買って、本棚に積んだままにしてありました。ブルーバックスは専門家が、自分の専門分野の最先端の研究を紹介していることがあるので、なかなか手ごわい場合があります。この本もそういう中の一つでした。

 新型コロナワクチンの副作用のメカニズムについて『新型コロナワクチンの正体』というシリーズ記事を8回アップしましたので、あらためて免疫学を学習してみようと思ったのです。この本に出てくる専門用語で重要なものは逐一ネットで検索して調べて、WORD文書にコピペしています。時々面倒くさくなり、わかればいいだけなので、読むだけで済ませています。なるべく、専門用語は解説サイトのURLを貼り付けるようにしますので、そちらを参照しながらお付き合いください。

 著者の坂口さんは、自己免疫疾患の発症を防ぐ機能があるはずだと、T細胞の細胞表面の分子マーカーに注目して研究をしてきました。それが測定できるようになったのは、1983年頃のことです。フローサイトメーターという細胞表面の分子マーカーを測定する検査機器が開発されたからです。

 1986年にはSRL八王子ラボに、細胞性免疫部にフローサイトメータが4台設置されていました。日本人研究者が免疫の最先端の研究に使い始めてから3年後には4台も設置されているのですから、SRLの対応の早さを垣間見ることができます。国内の研究者たちの論文作成に良質の検査データは欠かすことができません。最先端研究分野の特殊検査をできるだけ早い段階で受託を開始することは、日本の医学研究にとっても大切なことなのです。
 骨髄移植の後で、免疫反応を抑えるためにファイザー社のシクロスポリンAという薬剤が使われていましたが、並行してブローサイトメータで検査をしていました。隣の検査室では白血球の血液型、HLAタイピング検査が行われていました。係長のO川さんにいくつか参考文献いただき、読み漁りました。八王子ラボの係長クラスは実際に検査を担当しているので、検査室へ仕事のついでに立ち入ったときに読むべき文献のコピーお願いすると、快く応じてくれます。1980年代終わりころに係長だった人で90年代に部長になった人が何人もいました。

 1990年にはDECのミニコンがこれらのフローサイトメトリーにつながれ、DECのミニコン経由で基幹業務システムへ接続されました。10cmくらいの用紙に、カラーのスキャッターグラムがプリントされていました。モノクローナル抗体ごとに色分けされた散布図だったと記憶しています。それを基幹業務システムへアウトプットして、検査報告書へカラー印刷するための検査サブシステムだったはず。SRLで初めてミニコンを使った検査サブシステムに接続されたのがフローサイトメータでした。業務量が増えて、フローサイトメータからプリントされるスキャッターグラムを検査報告書に貼り付けていては、ミスが出かねないし、単純作業ですから、そんなことを毎日毎日やらされたのでは、仕事が嫌になります。こういうところはいくらお金をかけてもいいのです。

 坂口さんはT細胞の表面分子マーカーに着目して、regulatory T cell(制御性T細胞:Tregと略記)を見つけます。Foxp3がTregの発生・機能発現・分化状態の維持を制御するマスター遺伝子であることが2003年にわかったのです[p.31]。

 坂口さんは、1995年に表面マーカーCD25がTregのマーカーとして特異的だと論文に書いています。この論文で、制御性T細胞の存在が確定的になりました。でも、これは1995年頃の知見です。マウスの抹消組織(例えば、腸管)のヘルパーT細胞(CD4+)のうち、CD25+のものは5-10%でした。これを除去するだけでさまざまな自己免疫疾患を誘導することができたのです。

 正常な胸腺はT細胞表面マーカー「CD4+&CD25+」を機能的に成熟した状態で常時産生しています[p.110]。そのままでは抗原に対し反応しないが、TCR(T細胞受容体:T Cell Receptor)に何らかの刺激が入ると、他のT細胞の活性化・増殖を強く抑制するように働きます。
*CD分類 :白血球の細胞表面の分子マーカーに結合するモノクローナル抗体の国際分類

 じつは、免疫システムはとっても精巧・複雑にできています。モノクローナル抗体とフローサイトメトリーを使った研究が、さらに進んでいます。フローサイトメーターを超える新しい検査技術と装置の開発がなされたら、現状とは比較にならぬほど、免疫システムの精緻な様相が明らかになるのでしょう。
 2年半にわたって、世界最先端の民間の特殊臨床検査ラボで機器や設備の購入を一人で担当できたのはとっても幸せなことでした。当時で3000項目の特殊検査を実施していました。八王子ラボの設備は、最先端の機器で更新し続けられています。

<新型コロナmRNAワクチンと制御性T細胞の関係>
 ファイザー社の新型コロナmRNAワクチンは
①シュードウリジンで分解されにくいように加工されています。メチル基を入れることで、分解酵素で切れないように加工しています。その点からだけでも、体内で数時間で分解されることはありえません。厚生労働省のサイトで忽那医師が数日で分解されるので安全だと書いていますが、エビデンスの提示がありません。ファイザー社のmRNAワクチンへの無知が露呈しています。
②PEG(ポリエチレングルコール)でナノ粒子のmRNAをコーティングすることで、血液脳関門をmRNAが通過できるだけでなくて、mRNAの延命もされています。「SOD(抗酸化酵素)をPEG4コーティングすると、注射後5分で排泄されるものが72時間に半減期が伸びます(大阪市立大学井上正康名誉教授の実験結果)。1440倍です。以前厚生労働省のサイトに掲載されていたマウスをつかったデータでは1週間が半減期です。マウスは1分間に拍動が600回ですから、人間の10倍。人間では半減期が10週間以上だということになります。

 ①と②が作用して、PEGコーティングされたナノ粒子のmRNAの人間の体内での半減期間がどれくらいになるのかデータはありません。
 そこで、現象の方から迫るほかはないのです。超過死亡に焦点を絞って考えてみます。2021年に高齢者にワクチン接種をしたときに、1.5週から14週の間に超過死生じています。mRNAワクチンが14週間、スパイク蛋白を出し続けた人が少なくない推測していいでしょうね。グラフを前にアップしていますので、中央値がどのあたりにあるのかご覧ください。#4970⑤のグラフです。
 具体例からもわかることがあります。接種後140日(20周目)で亡くなったイタリア人の28歳の男性の精巣はスパイク蛋白だらけで、ほとんど精子がありませんでした。mRNAが精巣でずっとスパイク蛋白を産生し続けていたと考えられています。
 ナノ粒子のmRNAは「①肝臓、②脾臓、③骨髄、④卵巣、⑤精巣」の順に集まります。この男性には男の子がいますから無精子症ではありません。
 仮に半減期が3か月だとすると、ワクチン由来のmRNAが体内で1/8になるのに要する期間は9か月ということになります。
 ワクチン接種効果の持続期間に関して日本長寿研究所の職員へのワクチン接種と定期検診時に抗体価を測定したデータがありました。「#4971」で取り上げていました。2021年6月と12月の定期検診時の抗体価測定データです。年齢が高いほど、抗体価が低いという面白い傾向があります。Journal of Infectionに掲載されてデータです。おおむね6~7か月で抗体価が10%に落ちています。このデータからは、半減期はほぼ2.5か月であるということができます。ファイザー社のmRNAワクチンは数日で分解されるような安全なものではなくて、何か月間も細胞へ侵入してスパイク蛋白を産生し続けるということ。半減期がこんなに長いのは、mRNAが侵入した細胞は、非自己として認識されるのが弱いように感じます。制御性T細胞の働きで、免疫抑制が効き、通常よりも長生きしているのだと、推測します。
*「#4971新型コロナワクチンが体内で分解される期間は6か月以上?」
 
 血液脳関門をすり抜けたPEGコーティングされたナノ粒子のmRNAが脳細胞(神経細胞を含む)でスパイク蛋白を産生し続けたら何が起きるのでしょう?
 免疫システムからは感染細胞とみなされるので、ヘルパーT細胞の産生する炎症性サイトカイン、B細胞が産生する抗体やNK細胞で攻撃され、バラバラになって貪食細胞で処理されます。その結果、脳細胞や神経細胞がダメージを受けます。脳では扁桃体・大脳皮質・脳幹にACE2の発現が高いので、そこでスパイク蛋白と結合して感染細胞になり、免疫システムの攻撃にさらされます。ブレインフォグはそういうメカニズムで起きている可能性があります。
 脳内にばらまかれたスパイク蛋白は微小血管内皮細胞が提示するACE2と結合して血栓をつくります。それが脳梗塞を起こします。血栓が大きければ脳出血を起こします。延髄呼吸中枢を含む脳幹の橋と延髄でACE2の発現が高いのでスパイク蛋白が結合すると、呼吸機能がマヒします。
 ヘルパーT細胞や貪食細胞から、炎症性サイトカインが産生されますが、ひどい炎症は生命にかかわるので、抗炎症性サイトカインが制御性T細胞から産生されます。つまり、免疫システムはアクセルとブレーキを同時に踏んでいることになります。その結果、免疫抑制が起きてしまいます。
 こうしたことが、体の中をmRNAが動き回り、細胞内に入り込んだ場所でおきます。肝臓や脾臓や骨髄、そして生殖器にmRNAは集まりやすいのです。細胞内に侵入したmRNAは、その細胞が分解され貪食されて消滅します。半減するのにどうやら数か月かかるようです。脳内で起きることと同じことが他の臓器や微小血管でもおきます。正常細胞にスパイク蛋白が侵入することで、それをヘルパーT細胞がキャッチして炎症性サイトカインを産生し、B細胞が抗体を産生して攻撃に加わり、NK細胞も感染細胞を攻撃します。mRNAが細胞に侵入して産生するスパイク蛋白によって、まるで自己免疫疾患のようなことが起きてしまいます。炎症を抑えるために制御性T細胞が機能し始め、免疫反応を抑制します。
 ようするにファイザー社のmRNAワクチンは、半年程度は分解されずに体内の細胞に取り込まれたまま、スパイク蛋白を産生し続け、その結果、免疫システムを狂わせ、自己免疫疾患類似の症状を起こさせるということ。稀には、精巣に集まったmRNAがスパイク蛋白を140日にわたって出し続け、命を奪うと同時に生殖機能も失わせる(28歳のイタリア人男性の症例)ということ。まったく新しい病態ですから、臨床医は新病態の患者を前にして面食らっています。
 「どの臓器が傷害を受けるかは、その人の免疫応答性、とくに遺伝的な背景によるということ[p.119]」です。

 免疫反応が抑制されたら、癌化した細胞を免疫システムが処理できなくなり、癌に罹りやすくなります。免疫レベルが低下するのでインフルエンザにも罹りやすくなります。眠っていたヘルペスウィルスが顕在化して帯状疱疹症状が現れます。梅毒にもかかりやすくなります。免疫力が低下すると真菌(カビ)も体で繁殖しやすくなりますから、水虫になったり、悪化したりもあるでしょう。でも水虫は命には別条在りません。エイズのカリニ肺炎のような日和見感染で重篤になる人があるかもしれません。
 コロナパンディミックの後、帯状疱疹や梅毒患者が激増しています。

<梅毒について:感染動向・予防・検査・治療>
*「#4781梅毒患者数がこの十年間で6倍になっている」
 東京都のデータを見ると、2021年の秋以降、一般接種が始まっていますが、梅毒の新規罹患者数が対前年比で2倍に急増しています。とくに若い女性に罹患者が急増しているのが最近の傾向です。セックス依傾向が強まりやすいのでしょう。
  面白い調査があるので紹介します。東京のキラキラ女子は41人以上の経験ありが8人に1人(one nightも含む)いるそうです。サンプル数は未婚の20~39歳、「junon」の美人ライター集団、たったの47名ですから、サンプルに偏りがありますので、そのまま鵜呑みしないように。このデータが東京都全体を表しているわけではありません。美人で30代半ばまで仕事があってお金がある程度使えて未婚なら、経験数が50人いても不思議ではありませんね。高校から数えて20年間ですから、年に二人の新規のボーイフレンドができたって40人です。結婚したい男が出てきたときにあとくされのない方がいいから、あまり長くならないように毎年更新する。
 3%こういう肉食系の女子がいるとしたら、東京都の梅毒新規感染者が増えるのはモノの道理ですね。男の方も女子よりは比率は低いでしょうが、1%はいます。
 今年は6/4(22週)までで、新規梅毒患者数が1577人です。昨年は1年間で約3600人でした。2014年以前は年間1000人以下ですから、依然として高い水準ですから警戒しましょう。コンドームは必須ですね。ディープキスでも感染リスクがあります。ネットで知り合ってその場の流れでセックスなんてとってもリスクが高い。
 年寄りと15歳未満を除いた東京都の人口を700万人としたら、1万人に5人の割合で新規梅毒患者が存在しています。治療中の人を含めると、倍ぐらいかな?おおよそ、千人に一人の割合。罹ったら完治するまで薬を飲み続けましょう。
 注射薬で1回で済むものがあります。ファイザー社の「ステルイズ水性懸濁筋注シリンジ」。今年2月に承認されたばかりの注射薬ですから、医師や薬剤師からしっかり説明を聞いてください。そんなに効き目の強い薬を注射して大丈夫かな?使用実績がほとんどありませんから、臨床医や薬剤師も返事に困るかもしれません。そういう迷ったときは使用実績のあるお薬で、ということ。
 完治したかどうか、確認検査は必ず受けてください。
*「梅毒ってどんな病気?」

 白血病の罹患確率は人口10万人当たり11人です。悪性リンパ腫の罹患確率は人口十万人当たり30人だそうです。両方合わせて43人です、意外と多い病気です。
 あなたの周りで、ワクチンを接種した人で白血病や悪性リンパ腫にを発症した人はいませんか?親せきや友人の範囲で2人いたら、ワクチン接種の副作用を疑わざるを得ません。
 自分の周辺の人が白血病か悪性リンパ腫のどちらかに同時に2人が罹患する確率は、(4/10000)^2ですから、おおよそ1/500万人です。



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tsuguo-kodera

 とても面白い記事をありがとうございます。色々参考になりました。
 その前提でコメントを読んで下さい。私は来週5回目のファイザーワクチンを注射します。副反応は確率論。個人ごとにその発生確率は異なるはずです。

 私の場合は打つべきと判断しています。自分の肉体を考えて功罪を判断し、4項目の箇条書きで決めています。(笑)

・親戚の医者(高齢者の病因の専門医)の判断
・息子の嫁さん、内科医のお父さん(私の1歳上)が注射
・かかりつけ医の奨め
・松戸市一番の病院の脳外の専門医の意見

以下は蛇足の4項目。(笑)

・前立腺肥大の癌になる友人の確率
・性的興味の無くなった身体
・ステロイド治療で体毛が無くなった身体
・白血球、赤血球などが基準値以下の老人

さらにおまけの4項目。

・もう入院は懲り懲りで尊厳死宣言を書いた
・墓を建て、無駄に維持管理費と払い続けている
・人間ドックを毎年受けている臆病な質
・大腸も内視鏡はもう不要と名医に言われた

私は人を見る目に自信があり、医者もほとんどアホと思っていますが、名医としか付き合いません。それが一番です。
by tsuguo-kodera (2023-06-12 09:20) 

ebisu

koderaさん

おはようございます。
長い記事をお読みいただきありがとうございます。
副反応は貴兄の仰る通り確率論です。
イタリア人の28歳の副作用症例は極端な症例で確率としてはとっても低い。実際にはもっと軽い症状のものが数千例あるのかもしれません。しかし、もう子どもをつくる予定のないわたしたちには関係のない話です。
著者の坂口さんは、次のように書いています。本文から引用して起きます。

「どの臓器が傷害を受けるかは、その人の免疫応答性、とくに遺伝的な背景によるということ[p.119]」です。

体質も遺伝的な素因もそれぞれバラバラですから、全員に同じ症状が出るわけではありません。ファイザー社のワクチン接種は、ルーレットをやっているようなモノです。どの臓器に当たるのかこれも確率論です。

ファイザー社のmRNA新型コロナワクチン副作用の因果関係やメカニズムが免疫学から見えてきたことはたしかです。
感染症専門家は免疫学者と公開の席上で対話してほしいと思います。
「政府御用達の感染症専門家」である忽那医師が、井上正康大阪市立大名誉教授の説に対して論拠のない批判をして、井上正康大阪市立大教授が公開討論を要求していますが、忽那医師は逃げ回っています。厚生労働省のページに、ワクチンは数日で分解されるので安全だと忽那医師が書いています。事実と違うと言われたら、どのように事実と違わないのかちゃんと対応すべきです。

いい加減な専門家がたくさんいますので、「名医としか付き合いません」というのは名言ですね。

免疫はじつに精緻な仕組みで出来上がっていますから、わかっていることはほんの一部です。これからも、新しい測定器が開発されたら、免疫のベールが1枚ずつはがされていくのでしょう。分子細胞学や分子免疫学の最先端で学者たちが何にチャレンジしているのか、もう数回、記事をアップしたいと思っています。
好奇心です。(笑)

確率論で、重篤な副作用の当たる確率は低いのです。マウス20匹を使って実験では7~8回の接種で全部が死亡していますが、マウスと人間は違います。実験してみたらわかります。壮大な、そしてGLP違反の臨床実験がいま日本でなされているのでしょう。他の先進諸国ではすでにワクチン接種をやっていません。

無事に5度目のワクチン接種が終わりますように。

by ebisu (2023-06-12 11:48) 

tsuguo-kodera

 面白いので続けます。
 私は酷い帯状疱疹を野球部を辞めた時に発症。20歳でした。かなり免疫ができ、まだ再発症しません。人の診断もできるほどになり、すぐ治せます。
 精巣は働いていません。残念です。友人はばたばた習慣病で死んでいます。元気だった人ほどダメでした。
 免疫異常で一番悪いのはストレス。実例多数あります。病気を恐れるから癌や病気になる。だから若い時から副反応を恐れません。会社のお陰でアホになれたから。
 バカは風邪をひきません。流感にもならず、コロナも掛かっても熱の出ません。若い日本人は皆さん罹ったと思います。
 なお、私は免疫系が老化しました。アデノウイルスは多彩です。凄く流行し易い。年寄りは異常反応も正常反応も活性化したいくらいです。多分今度も無反応です。(笑)
by tsuguo-kodera (2023-06-12 14:00) 

ebisu

治験検査と臨床治験データ管理システムを事業の核とするSRLと帝人の臨床治験検査合弁会社を経営した経験(1996-99)から、ファイザー社の新型コロナmRNAワクチンは従来のルール(GLP)に違反していると結論せざるを得ません。

コロナパンディミックへ対応するために、国内での臨床治験を省いて特例承認したのは理解できますが、あれから2年もたつのに、安全面での追跡調査を一切しないことに憤りを感じています。
決めているのは、国立感染研を中心とする政府寄りの感染症学者やその専門家会議です。小さな閉鎖的な村で、mRNAワクチンの製造や安全面に関しては素人同然の「感染症の専門家たち」です。

Koderaさんやわたしは70歳を過ぎた老人ですから、超過死亡でおおよそ20万人以上が亡くなったとしても、それは予定より1年早かったのか20年早かったのかはわかりませんが、まあ、良しとしましょう。

問題は若い人たちです。mRNAワクチンが数日で体内で分解されるという、感染症の専門家の無知を鵜呑みにして、ワクチン接種を今日もするかもしれない人たちです。

確率の問題はありますが、多かれ少なかれ、免疫システムが壊れます。回復に半年以上かかっている人たちもいます。
深刻な副作用を知らされずに打って、運悪く数日から140日で亡くなった人たち、悪性リンパ腫、白血病、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、多臓器血栓、多臓器に生じる炎症、静脈の炎症や血栓、自己免疫疾患類似症状、ブレインフォグ症状を発症している人たち、生殖器への異常が出ている人たち、そして免疫力の低下でさまざまな感染症を将来発症してしまう若い人たちが心配です。若い人たちで新型コロナで亡くなる確率はほとんどゼロです。だから、リスクの高い新型コロナワクチンを接種するメリットがないのです。

査読にまだ1年ほどかかるとされている、SV40というウィルスが、何らかの理由で製造工程で使われた疑いが出ています。ファイザー社製のワクチンには0.003%~30%の範囲の濃度でこのウィルスが含まれています。どの濃度のものが自分に打たれるのかはコントロールできません。製造のロットで濃度が異なるからです。
ファイザー社の資料をみてもSV40を製造工程で使ったという記述はありません。なぜこんな危ないウィルスのDNAがコンタミしたのか、理由がわかりません。ファイザー社でワクチン製造工程に関わっている社員は知っているでしょう。しかし、内部告発はほとんどできません。守秘義務が雇用契約書に謳われているからです。

SV40はp51癌抑制遺伝子を抑制する働きがあります。

このワクチン派安全面に関して不明なことが多すぎます。
従来のGLP基準では許可されないワクチンです。

PEGコーティングすればナノ粒子のmRNAが血液脳関門を軽々と通過してしまうことだけでもペケですし、シュードウリジンで分解酵素が切断できないように加工しているのも、動物試験で慎重なテストを経なければ、臨床治験には進めないのが従来のGCP基準です。こういう重要な手続きを一切しておりません。

治験検査と臨床治験データ管理システムを事業の核にしていた会社を経営していたので、ファイザー社のmRNAワクチンが現行の治験実施基準GCP違反であるということ、事が重大なので警鐘を鳴らしておくのが、わたしの社会的な責任と考えています。

入管法の改正(改悪?)やマイナンバー法案の審議や可決をみていても、与党のやり方はひどく強引になっています。
mRNAワクチンについても同様です。科学的な議論、ワクチン製造技術の面からの議論をちゃんとして、国民の疑問に答えてもらいたい。まるで問答無用の対応です。

by ebisu (2023-06-12 14:39) 

tsuguo-kodera

 私は5回。息子は3回。海外出張するために必要です。行けないなら飛行機に乗れません。死んだ方が良いと考えているでしょう。娘も3回。校長になり他校に行くために、文科省に説明するために必須。孫は2回。最低で登校していまます。でも海外短期留学はできません。
 私はもう10年持ちません。今コロナと診断され入院させられたらベッドから降りられなくなります。それぞれが人生一杯一杯で生きていると思います。人生は賭けの錬三です。ついている人は付を信じて生きれば良いのです。
by tsuguo-kodera (2023-06-12 19:01) 

ebisu

そうですね、仕事でワクチン接種をしなくっちゃいけない人がいます。
海外渡航も一時期は、ワクチン接種が条件でした。

人生かけの連続だというのはその通りです。
「それぞれが人生一杯一杯で生きていると思います」
これもその通りです。
それぞれ、自分の都合を交えて、接種するかしないか判断する。
副作用がでないほうが圧倒的に多いのですから。

従来の臨床治験の実施基準、GCPでは許可にはならないワクチンだというだけのことです。
80,000,000人が接種したとして、副作用で死んだのではないかと疑われる人は2,000人ですから、1/40,000の確率にすぎません。
免疫異常によって自己免疫疾患類似の病態に罹る人、免疫力が低下して、感染症にかかりやすくなったり、さまざまな癌を発症する人ががどれくらいになるのかは、まったくわかりませんし、予想もつきません。

そうした新しい病態の患者さんを前にして臨床医が診断をつけられないケースが増えるのでしょう。

別の感染症が大流行する前に、mRNAワクチンの安全性を公的な研究機関で確認し、公表してもらいたい。
by ebisu (2023-06-12 19:25) 

ebisu

インフルエンザワクチン接種を1度だけしたことがあります。
病院勤務の時、2000年でした。インフルが流行って、入院患者への家族のお見舞いもしばらくご遠慮願いました。職員へはワクチン接種を奨励しました。費用は病院持ちで。
ある朝、病棟婦長が来て、インフルワクチン打ちますというので、奨励している手前、否やはありません。
「お願いします」
インフルワクチン接種はこの一度だけ。

仕事上、打たざるを得ない場合がありますね。

インフルのワクチンは卵を原料とする、不活化ワクチンでした。これは数十年の使用実績のある安全性の高いものです。

ファイザーの新型コロナmRNAワクチン、それぞれ、固有の事情を抱えて、接種しているんですね、切ない話です。
by ebisu (2023-06-12 22:44) 

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