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#4895 三本ブリッジ破損:ワンピースの仮歯 Dec. 20, 2022 [39. インプラント治療]

 昨日3時ころ、3本ブリッジが破損した。固めのブドウパンを食べていた。ドイツパン風の重量のあるブドウパンが好きなのだが、胃がないのでよく噛み唾液と混ぜてから飲み下す。嚙んだら粘りが出てきてそれにくっついてブリッジが外れた。翌日(20日)にインプラントの歯のチェックのための予約をしてあったので、ラッキーだった。
 外れたものを見たら、奥歯が4本の歯根に神経を抜いた後の充填剤が3本歯折れて、一本だけとがっていた。反対の端の歯はネジ状の金属2本で止められていたが、引っ張りには弱い。かみ砕く力には強いが、ねばりっけの強い餅のようなものの引っ張りには構造的に弱いことが見て初めてわかった。そういうことにもう少し気を配ってたらよかった。画面に表示されている歯のレントゲン写真のインプラント器具が太くてずいぶん頑丈そうに見えた。

 こういうときは林先生が仮歯を造ってくれる。左下奥歯がインプラント治療中だから、右側で噛めないと食事が流動食主体になるので、仮歯を制作してくれる。5本ブリッジだから、強度を確保するためにワンピースで造る。型を取るときの粘土を柔らかくしたような材料を押し当てて、剝がした。すぐに硬化する樹脂でできており、それを削って仮歯を造って入れてくれた。これで1時間後には食事ができる。神経を抜く治療の時にもかならず仮歯を造ってくれるが、胃のない私にはとっても重要なことなのです。

 正月明けに、ブリッジの両端の歯を抜くことになっている。2月初旬にはインプラントの方(左下)は歯を取り付けられる。そのあと、今回の右側の上の歯の治療をする予定だ。仮歯は6月ごろまで使うことになるらしい。
 根室ではその日に仮歯をつくって、入れてくれるところはないだろう。左奥歯のインプラント治療中で左では噛めないので、右側のブリッジを外したままでは、まともな食事がとれない。だから、すぐに仮歯を造って入れてくれる。

 ところで、12年前にやってインプラント2本はスウェーデンの会社の製品だったが、今回のものはスイスのストローマン社製品である。形状が違う。埋め込む部分が10mmと短いのと、表面にざらつきがあって骨への固着が速いのが特徴だそうだ。標準的にはインプラント埋め込み手術をして、3週間後に歯の取り付けをする。スイスではそれでやっているそうだ。下顎の骨の状態は人によって異なるので、林先生は安全をとって2か月して、ガッチリ固着してから歯の取り付けをしていると説明があった。
 たしかに、骨への固着が速いことは、患者のわたしも実感している。2本目をやったときに、一週間後にぐらつき、抜けて再手術したことがあったので、違いがよくわかる。
 スウェーデンの会社のときには10日間、10人のグループで研修にツアーで言ったという。講義は英語で行われている。スイスのストローマン社へも導入前に研修に行っている。銀座で歯科医の勉強会もしていたようだ。新しい技術を貪欲に取り入れ、よく勉強している。スイスの歯科医は社会的評価がとっても高いそうだ。スイスはドイツ文化圏で、ドイツにはマイスター制度があって、マイスターは大学教授と同等かそれ以上の社会的な評価を得ている。スイスはいまでも手造りの時計では世界のトップレベルの製品を造れるほど職人文化が根付いている。歯科医や外科医の社会的評価が高いのは当然だろう。
 ところで、インプラント手術は、手術室で行われている。腕もいいが設備もしっかりしている。

 来月抜歯する歯は、表面に出ている部分がないから、口腔外科手術ということになる。あとでインプラントをする可能性もあるから、抜歯後には何も残っていないようにきれいにやってくれる。
 根室の歯科医の福井先生のところは、月に一度、北大から口腔外科医が来て、奥歯の抜歯をしてくれる。2度、お世話になった。安全安心な治療が福井先生の方針。

 今日、要件があって、根室の消化器内科医の岡田優二先生に電話した。来月掛かりつけ医を探すことになるが、東京へ引っ越して、岡田先生のありがたさが身に染みた。2016年にスキルス胃癌と巨大胃癌を併発して、手術、その後の16年間は、岡田優二先生の診療がいなければ乗り切れなかっただろう。
 近くにお一人、心当たりがあるので、年が明けてからお願いに行くつもりだ。

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