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#4860 Lesson 15 : Bring New Light on Traditional Assumption Oct. 30, 2022 [49.2 PROMINENCE Ⅲ]

<更新情報> 10月30日20時別宮貞則『裏返し文章講座』追記

Lesson 15:
* Bring New Light on Traditional Assumption *
     既成概念に新たな光を注いでみよう

1. We often face great challenges/ in our daily lives.  Do you tackle them/ head on, or do you run away?  What should we do to overcome/ such challenges?  Tina Seelig, a professor at Stanford University, gives her students difficult assignments/ in her class.  Let's us have a look at/ one of them. 

「日常生活でわたしたちはよく大きなチャレンジに直面する。 あなたは真正面から困難に立ち向かうのか、それとも逃げ出すのか? そのような困難に打つ勝つためにわたしたちはないをなすべきか? ティナ・シーリッグ、スタンフォード大学の教授は自分の授業を履修している生徒に困難な課題を与えます。 その中の一つを見てみましょう。」

2. What would you do/ if you had two hours/ to invest five dallors?  In an experiment, teams received an envelope/ with five dallors/ and were told they should spend/ as much as they wanted planning.  However, they could spend/ as much time as they wanted planning.  However, once/ they opened the envelope, they had two hours/ to generate/ as much as money as possible.  She gave them/ from Wednesday afternoon until Sunday evening/ to complete the assingnment.  Then, on Monday afternoon/each team had three minutes/ to present their plan/ to the class.  They were encouraged to be entrepreneurial/ ①by identifying oppotunities, challenging assumptions, leveraging the imited resorces they has,/ and by being creative.

● want+~ing:~を必要とする This CD player wants repairing.「このCDプレーヤーは修理の必要がある」
●① identifying opptunitiesとは「事業機会を識別する」ということだろう。洗車、レモネードスタンド、レストランの席を予約して、ポケベルを利用してそれを売る。3分間の説明時間をこの授業を受講している学生を雇いたい企業に売るというのもopptunitiesでそれを厳しくidentifyingしないと事業はうまくいかない。どれが一番収益が大きいのかを見極め(identify)ないといけない。洗車とレモネードスタンド事業はその見極めを間違えたために失敗し、ポケベル利用の予約席販売と授業中の3分間の説明枠をその授業に参加している学生をリクルートしたい会社に売ったビジネス機会は大成功をおさめた。
 "challenging assumptions"とは既成のビジネスモデルを疑うということ。"[by]leveraging the limited resources they has"は「学生たちがもっている制限された資源を梃にして」ということ。使える資源のないことを梃にして、"[by] being creative" 「クリエイティブであることによって」、まったく新しいビジネスモデルを創り出せということ。ここまで解説したら、後の文がずっと読みやすくなります。

「5ドルを投資するために2時間あるとしたらあなたは何をしますか? 一つの実験がなされたのです。チームは各々5ドル入った封筒を受け取りました、そして計画を立てるのに必要なだけ時間を費やしていいと言われました。 しかし、一度、お金の入った封筒を開けたら、できるだけたくさんお金を稼ぐために持ち時間が2時間。 ティナは各チームにその課題を完遂するために水曜日の午後から日曜日の夕方までと期限を切りました。 その後、月曜日の午後に、各チームはその授業で、各々の計画を説明するための時間が3分間ありました。 事業機会を見極め、既成概念に疑念を持ち、手にしている限られた資金を梃にし、創造的であることによって、企業家になるように勧められました。」

my comment : 接続詞に注意してロジックを読もう>
 "However, once ~ "のhoweverは「計画には好きなだけ時間を使っていい、だけど、いったん封筒を開けたら2時間かけて儲けるだけ儲けて見せろ」ということなのです。論理を追うときに接続詞は重要なキーです。

3. What would you do if you were faced with this challenge? Would you go to Las Vegas, or would you buy a lottery ticket?  There may be signeficant risk with a small chanse of winning.  Another idea is to set up a car wash or lemonade stand, using the five dollars to purchase the start-up materials.  But most of her students eventually found a way to go far beyond the standard responses.  They seriously challenged traditional assumptions --- ①exposing a wealth of possibilities --- in order to create as much value as possible.  

●significant:重大な、意義のある
●set up : 商売を始める
●materials:モノ ⇒マドンナにmaterialという曲がありました。物欲・金銭欲の強いという意味でした。
●① ofは同格のofだと理解しました。a wealthの単なる補足説明です。「ひとつのまとまりのある富」をexposeするとはどういうことでしょう。いままで現実のものではない、可能性にしか過ぎなかった「ある富」を露にするということですから、誰の目にも見えるわけです。つまり「現実化する」ということ。過去にはなかったビジネスモデルを創り出すことを言っています。その直前にある"challenges traditional assumptions"「既成のビジネスモデルを疑う」ことの説明になっています。

「このようなチャレンジに直面したら、あなたはどうしますか? ラスベガスに行きますか?それとも宝くじを買いますか? チャンスが小さい割にはリスクが大きいかもしれませんね。 もう一つのアイデアは、カー・ウォッシュあるいはレモネードスタンドです、事業を始めるために必要なものを買うのに5ドル遣います。 しかし、彼女のクラスの生徒のほとんどが、平均的な答えをはるかに超える方法を見つけたのです。 生徒たちは可能な限り多くの価値を創造するために、既成概念をぶっ壊し---いままで現実にはあり得なかった富の可能性を実現すること---に本気で挑戦しました。」

<my comment>
 "traditional assumption"がそのままでは日本語にならないんだよね、「伝統的な前提」なんて意味不明な日本語語彙はありません。具体的には何を指しているのかそのままでは意味不明。assumptionは前提条件、数学なら「公理・公準」だから、疑い得ないものという意味があります。誰もが信じて疑わないものを疑うのがチャレンジですよ。「伝統的な前提=常識、既成概念」と言い換えたっていい。後から出てくる、街中の行列のできる有名レストランの予約席の販売はそれまでのビジネスの常識や既成概念を超えてます。
 辞書に載っている訳語を貼り付けたのでは訳文が日本語にならない場合がよく起きます。そういう時にはイメージをつかんだら、同じイメージの日本語語彙のリストを頭に思い浮かべて、そこから選びます。高校時代に良質の本を数十冊読んでおけば、英文を訳すときに日本語語彙がひねり出せるでしょう。語彙が貧弱なら、英文が少し難解になると手も足も出ないということになりかねません。不幸にして読んでいない人はこれから読んでください。英語は日本語語彙が豊かだと、高校生になってからも、大学生になってからも、社会人になってからも、大きく伸ばすことができます。
 もう一つ、ofですが、wealthに説明語句をくっつけるためのものです。とっても軽い接着剤です。「wealth、なんの?可能性だよ」ってな具合、絵に描いた餅のような富のことだよということ。それをexposeする。眼に見えるように露にするということ。訳語は「実現すること」としておきました。

4. How did they do this?  The teams that made the most money did not use the five dollars at all.  They realized that focusing on the money acctually created boundaries to their imagination.  They understood that five dallors is essntially nothing and decided to reinterpret the problem.  They asked thmselves, "What can we do to make money if we start with absolutely nothing?"  They ramped up teir observation skills, tapped into their talents, and unlocked ther creativity or notice others experiencing --- problems they might have been before but had never thought to solve.  These problems were annoying but ①not neessarily at the forefront of anyone's mind.  By unearthing these problems and then working to solve them, the winning teams brought in over 600 dallars, and the average return on the five-dollar investment was 4,000 percent!  If you take into account that many of the teams didnot use the fuds at all, then their financial returns were infinite.

●"The teams that made the most money ~" the mostと最上級になっているのに、teamsと複数になっているのはなぜ?少なくとも2チームあったということ。the five dollarsと定冠詞のtheがついているのはその5ドルは支給されたものだということを示しています。

●ramp up : ~を増やす、<株価などを>高く見せる
 to increase something such as a rate or level, especially the rate at which goods are produced.(効率やレベルのようなものを増大させること、とくに商品生産の効率をいう。
例文: We've had to ramp up production to meet demand.(わたしたちは需要に見合うように生産効率をアップしなければならなかった)
●tap into O : <他者の考え・経験・資源など>を(自分のために)利用する

●intheir midst : 彼らの中に
●not necessarily:必ずしも~ではない、⇒部分否定
●forefront:(関心の)中心、最先端、第一線
●① [These problems were] not necessarily at the forefront of anyone's mind. 
  同じ主語と動詞である[........]部分が省略されたのが本文です。
●unearth:堀だすdig up

「それをどのようにやるのか? 一番お金を稼いだチームは支給された5ドルをまったく使いませんでした。お金に焦点を当てることが創造力に対する限界をつくったことに生徒たちは気がつきました。 生徒たちは5ドル重大な問題ではないことを理解しました、そして問題を再度整理してみようと決めたのです。生徒たちは自分自身に問いかけました、”からっけつでスタートするなら、お金を稼ぐために何ができるのか?”。自分たちが抱えている問題にを特定するために、ものごとをよく観察するようにし、自分たちの才能を存分に発揮し、想像力を解き放った。 どんな問題かというと、自分たちが経験したかもしれないことや、他の人たちが経験したことに気づくこと言うことかもしれない。 以前見たことはあるかもしれぬが、決して問題解決のために考えたことのなかったもの。 これらの問題にはイライラさせられるが、必ずしも誰のこころにも決して浮かんだことのないものでした。 これらの問題を掘り起こし、次いで、問題解決のために行動することによって、勝利チームは600ドル稼いだのです、5ドルの投資に対して収益平均値に比べて4,000%でした! チームの多くが5ドルを使わなかったことを考慮すると、収益率は無限大でした。」


5. So what did they do? All of the teams were remarkably inventive.  One group identified a problem common in a lot of towns --- the frustratingly long lines at popular restaurants on Saturday night.  The team decided to help those people who did not want to wait in line.  They paired off and booked reservations, and they sold each reservation for up to twenty dollars to customers who were happy to avoid a long wait.

●inventive:発明の才のある、独創的な
 ⇒invent「発明する」の形容詞。形容詞語尾tiveがついてます。名詞はinvention。
●frastratingly:(adv)「いらだたせるほど」
 ⇒frastrate(v)「いらだたせる」「欲求不満にさせる」、frastration(n)「イライラ・欲求不満」、frastrated(adj)「ストレスのたまった、イライラしている」
●paire off: カップルになる、つがいになる
●reservationと booked reservationの違いは?口頭での予約に対して、予約台帳へ記入された予約くらいの違いはあるのでしょうね。口頭の予約では販売できませんから、予約台帳にあらかじめ記載されている予約枠を販売したのでしょう。日付と管理番号とテーブルナンバーなどが記載された予約台帳が頭に浮かびます。EXCELでも予約台帳つくれますね。ACCESS7がよさそうです。
 ところで、予約することをbookingと言います。book keepingとは簿記のことです。決算まで記帳を続けるのでそういうのかもしれません。世の中の株式会社は例外なく、複式簿記で帳簿を記帳しています。99%がコンピュータシステムです。

「それで、生徒たちは何をしたのか? 全部のチームがメチャ独創的でした。 あるグループはたくさんある町の問題に共通点を見つけたのです---土曜日の夜の人気のあるレストランの長い行列。 そのチームは行列するのが嫌な人たちのお役に立ってやろうと決意しました。 生徒たちはペアになって、予約を取り、そして長く待たされたくない顧客へ20ドル以下で、予約を一つずつ販売しました。」

6. As the evening passed, they made several interesting observations.  First, they realized that the female students were better at seiling the reservations, probbly because customers were more comfortable being approached by young women.  They adjusted their plan so that the male students ran around town making reservations at different restaurants while the female students sold these places in line.  They also learned that the entire operation worked best at reataurants that use vibrating papers to alert customers when their table is ready.  Physically swapping pagers to alert customers feel as though they were receiving something tangible for their money.  They were more comfortable handing over their money and pager in exchange for the new pager.  This had an additional bonus --- teams could then sell the newly acquired pager as the later reservation time grew nearer.

●pager:ポケットベル⇒ 1990年代前半に流行した「ポケベル」なんて言っても若い人たちにはわかりませんよね。青字をクリックしてください。説明ページが開きます。
●physically:身体的に、物理的に ⇒ここでは、ポケベルを交換するという句を修飾しているので、「ポケベルを手渡す」と訳しておきました。それで「身体的に」という意味が伝わります。
●in exchange for ~ : ~と引き替えに
●bonus:特別手当、ボーナス ②(思いがけない)贈り物、オマケ、特典
 ここでのbonusは「思いがけない贈り物」です。安心してお金を渡してくれる顧客の行為そのものが仕事に関わって与えられた思いがけない贈り物でした。

「夜になり時間が過ぎていくうちに、生徒達はいくつか興味ある観察をしました。一つ目は、女学生が予約席を販売するのに向いているということ、たぶんお客様たちは若い女性がアプローチするのが心地いいのでしょうね。 学生たちは観察結果に基づいて、計画を調整してます。その結果、男子学生は町中のレストランを駆け巡って予約席を確保し、女学生は予約席を片っ端から販売しました(男子と女子で役割分担したのです)。テーブルの用意が整ったとき、お客様へ知らせるために振動するポケベルを利用しているレストランで、オペレーション全体が最善の状態で機能することを学びました。 ポケベルを手渡すことで、お客様は支払うお金に対して、何か有形なものを受け取ったように感じていました。 (実際に)お客様は安心して気持ちよく、あたらしいポケベルと交換にお金を手渡してくれました。そのことは思いがけない贈り物でした。 そのあとで、チームは手に入れた(返却された)新しいポケベルを最新の予約時間が近づくと販売できました。

 なんだか仕組みというか、オペレーション(事業あるいは運営)全体が見えませんね、どうなっているのだろう?整理すると...
 ①お客にポケベルAを手渡します。お客は最大20ドルのお金を支払います。お金とポケベルが交換されます。
 ②お客様はお金とポケベルAを新しいポケベルBと引き替えに渡します。
 席が空き、テーブルの用意が整ったら、ポケベルAが振動します、そのためにお客様へポケベルAを渡しました。席についたらポケベルAは用なしですよね。???
 どうもオペレーションの全体がわからない。ビジネスモデルがわからない。元々お店は、店の外に行列しているお客にポケベル渡していたようです。だから、それまで、買い物でもしていたらよかった。席の用意ができたら、ポケベルが鳴り、めでたくレストランへご入店ですが、用事がなくなったポケベルはお店のものですから返却するでしょう。
 ここに学生チームの事業が割り込んできます。仕組みがどうなっているのか、そこへ焦点を当てて再度読んでみます。
 予約料(最大20ドル)の支払いと引き替えにポケベルAが渡されます。席が空くとポケベルが振動し、席の空いたことを告げます。お客様は買い物をやめてレストランへと向かい、入店します。そこでポケベルは学生のチームへ返却されますが、「お金とポケベルを新しいポケベルと交換に手渡しする」と書いてあります。主語のtheyは誰?もちろん、They were comfortable handing over their money and pager in exchange for the new pager. と書いてあるので、お客様です。だとすると、新しいポケベルを渡すのは学生チームとなります。おかしいですね、学生チームは新しいポケベルを最新の予約時間が近づいたら販売するのですから。
 ボールドタイプのpagerは冠詞がありません、そこもおかしいですね。具体的なものならa pagerか the pagerと書かなければいけません、どうしたことでしょう。予約席が空いたときにお知らせを振動で伝えるポケベルを渡していますが、それを返却するなら、「the pager」と定冠詞付きで書かなければなりません。ところがそちらは無冠詞で、新しいポケベルは新出のはずなのに"in exchange for the new pager"と定冠詞がついてます。わたしにはこの箇所も意味が解りません。筆者はこのポケベル利用の席予約に関するビジネスをちゃんと理解して書いているのでしょうか?疑念がわきましたので、ペンディングします。読者で、どなたか説明できる方がいらっしゃったら、投稿欄へ書き込んでくれたらありがたい。

 朝になって読み返してみました。次のような解釈ができそうです。
 ”Physically swapping pagers made customers feel as though they were receiving something tangible for their maney”「ポケベルをお客様へ手渡すことが(お客様が)あたかも何か有形のものを受け取ったという気分にさせた」と一般論を述べています。だからpagersと複数形になっています。客様はたくさんいますからね。そして次に続く文はその具体的な説明のように読めます。"They were more comfortable handing over their money and pager in exchange for the new pager"「顧客はよりいっそう安心してお金を渡します、そしてポケベル、新しいポケベルと交換に」、つまりpagerと述べてから、その具体的な説明を追っかけてしているようなのです。冠詞ナシのpagerと書いて、漠然とポケベルを想像させて、そのあとに「お金と交換に」と具体的な補足説明をしたと考えると、冠詞の使い方に納得がいきます。
 more comfortableに比較級がついているのは、何も渡さずに予約席の確保にお金を支払うよりは、ポケベルを渡されるので、インチキではないといっそう安心できるのでしょう。比較級が出てきたら、何と比較しているのかということを、具体的に考えましょう。

<参考データ:95-97年のポケベルの価格>
 95-97年頃が流行のピーク?そのころは会社支給の携帯持たされてましたので、私用のものと2台持ち歩いてました。だから、ポケベルはすぐに廃(すた)れたのです。安いもので2000円、高いと10000円したそうです。ポケベル同士では通信できません。家電や会社の固定電話から掛けます。振動して着信を知らせます。折り返し電話することになります。月額使用料は2000円から10000円くらいのようです。

7. Each team brought in a few hundreds dollars.  However, the team that generated the greatest profit looked at the resources through a completely different lens and made 650 dollars.  These students determined that the most valuable asset was neither the five dollars nor the two hours.  Instead, thier insight was that their most precious resource was ther three-minute "commercial" for that company and showed it to the students during the class.  This was brilliant.  They recognized that they had a fabulously valuable asset --- that others did not even notice --- just waiting to be uncovered.
 
●determine:発見する、決定する
●assetは「資産」と訳しますが、「2時間」と「5ドル」とイコールですから、「もの」くらいに訳したほうがよさそうですね。念のために辞書引いたら、①有用なもの、②資産となってました。
●fabulously:途方もなく、並外れて (adj)fabulous:すばらしい、わくわくする

「各チームは数百ドル儲けました。 しかしながら、最大の利益をあげたチームはまったく違ったレンズを通して資源を見て、650ドル儲けたのです。 学生たちはもっとも価値があるものは5ドルでも2時間でもないと判断しました。 その代わりに、学生たちの洞察力によれば、最も貴重なリソースは月曜日の3分間のプレゼンテーション時間であるということでした。 その学生たちはクラスの学生を雇いたい企業にその3分間の時間を売ったのです。 そのチームはその企業のために3分間のコマーシャルをつくりました、そして授業中にみんなに見せたのです。 とっても優秀でした。 」

8. Were all teams successful?  Unfortunately, no. One team actually lost money when the students puchased unbrellas to sell in San Francisco on a rainy day, only to have the weather clear up shortly after launched their effort.  And yes, one team ran a car wash, and another started a lemonade stand, but their returnes were much lower than average.

●only to : 結局は...する羽目になる
●shortly:すこし、ちょっと、②間もなく、すぐに
●And yes:このandは後ろの文から判断すると「添加」の意味で使われています。yesは肯定のキモチを表しています。「さらに、...だよね」


「全部のチームが成功したのか? 残念ながら、ノーです。 学生たちがサンフランシスコで雨の日に売るために傘を購入したときに一つのチームが実際にお金を失いました。動き始めた後すぐに天気が晴れ上がる羽目に見舞われました。 もっとあるよ、あるチームは洗車事業を運営、別のチームはレモネードスタンドを始めたが、どちらもリターンは平均よりもかなり低かった。」

9. Tina counts the "Five-Dollar Challenge" as a success in teaching students about having an entprepreneurial mindset.  But it left her feeling a bit uncomfatable.  She did not want to communicate that value is always mesured in terms of financial rewards.  So, over the years, she has added a twist every time she assigns the project.  For example, ①she gives groups similar assignments but changes the starting material from paper clips to sticky notes, or rubber bands, or water bottles.  The overarching goal is to demonstrate that all problems can ve viewes as opptunities for creative solutions.

●①後続の文の主語が同じだから、消去されただけだが、それを見抜かないとわけがわからなくなる。
a1:She gives groups similar assighments.
a2:[But she] dhanges the starting material from paper clips to sticky notes, or rubber band, or water bottles.
●overarching:何よりも大切な、すべてを含む、包括的な⇒弓状に覆っていることから出てくるイメージだ。

「ティナは起業家のマインドセットをもたせることについては学生の指導に成功したとみなしている。 だが、ちょっと気持ちに居心地の悪さを感じていました。 価値というものは常に金銭的な報酬で測定されるものだとは伝えたくなかったのです。 だから、数年にわたって、彼女はそのプロジェクトを課題として割り当てるときにはいつでも、ヒネリを加えました。 」たとえば、彼女は各グループに類似の課題を与えたが、スタート時の支給品を紙クリップから、付箋紙、ゴムバンド、あるいは水筒へと変更している。 何よりも大切な目標は、困難な問題のすべてが創造的解決の機会とみなしうることを証明することです。」

10. We can challenge ourselves every single day.  That is, we can chose to view the world with a different lens --- a lens that allows us to see problems in a new light.  The more we take on problems, the more confident and proficient we become at solving them.  And the better able we are to see them as oppotunities.

●challenge:妥当性を疑う ②挑む ③能力を試す
●proficient:熟達した proficiency:熟達、熟練、技量
 
「どの一日も自分自身の能力を試すことができる。 違うレンズで世界を見ることを選べる---レンズというものはわたしたちに新しい光の中で問題を見させてくれる。 問題を引き受ければ引き受けるほど、ますます問題解決に自信がわき、慣れてきます。 そして、既成概念に疑いを持つ機会や事業を見極めるに機会に恵まれれば、ますますよく問題を見ることができるようになります。 」

●We become more confident and proficient at solving them.
(問題を解決する点でより一層自信と技量が増します)
●We are able to see them better as oppotunities 
機会として、わたしたちが問題をよく見ることができます)

  as oppotunitiesの意味について補足しておきます。
 oppotunitiesと複数形になっています、機会がいくつもイメージされています。何度も何度もtraditional assumptionsに疑念をもつ(challange)機会に恵まれればわたしたちは問題をもっとよく考察できるということか。具体的には「事業機会に疑念を持つ」ということ。レモネードスタンドや洗車事業はダメでした。飛びついた人はその事業機会に疑念をもたなかった。企業に授業中の3分間の説明時間を売った事業は機会はしっかり見極めがついていました。そういうことなのです。

<余談:別の翻訳サイト>
 「和訳するぞう」という翻訳サイトがあり、リンクを張っておきますので青字の部分をクリックしてください。こちらのサイトは訳文をのみをアップしてますので、参考にしてください。このサイトを見ている高校生は多いようです。わたしも参考にさせてもらっていますよ。
 辞書を調べて、要領よく辞書記載の訳語を貼り付け、その訳文を読み返さない。大学生がよくやる意味不明の日本語を並べた「和訳」、さっさとそこを通り抜けてください。悪い癖をつけたらとるのがたいへんですから。
 経済学の翻訳でもそういう類のものがあります。著名な先生でも見かけます。A.Smith著・水田洋訳『道徳感情論』を挙げておきます。20代の時に買った高価な本ですが、数ページ読んでそのまま本棚の肥やしになり果てました。日本語になっていないのです。できの良い大学生の方がマシ。おぞましい翻訳です。講談社文庫から、2013年に高哲夫訳が出てます。経済学専攻の学生は、読むときはぜひそちらの方か原書をお選びください。
 ああ、別宮貞則さんが『裏返し文章講座』(2009年初版)の中でひどい悪訳だと水田洋訳の『道徳感情論』(1973年初版)から訳文を引用しながら、いくつか文例を採りあげてました。その通りでしす。水田氏の翻訳は悪訳が頻出しているので別宮氏は俎板に上げたのでしょう。少々ならだれにでもありますから、目くじら立てる必要はありません。

 柳瀬さんも『翻訳は以下にすべきか』という本を出しています。柳瀬さんは根室高校6学年先輩でした。数年前にお亡くなりになりました。このブログで最上級の修飾語に言及したときにミスをしましたが、そのときにはやんわりとお叱りの投稿がありました。ありがたかった、やさしい指摘の仕方でした。「根室出身の英語の専門家」というハンドルネームでの投稿、そのときにはわたしはまだ柳瀬さんのことを知りませんでした。敬意を表して、その後数冊彼の著書を読んでます。とくに『日本語は天才である』という著書に惹かれました。翻訳家として40年の実績を踏まえて日本語のすばらしさを具体的に称えた本です。
 棋士の羽生善治さんと柳瀬さんが対談している本を元SRL社長の近藤さんが送ってくれたことがあります。これも面白かった。一流の棋士と一流の翻訳家の対談でした。ブログで柳瀬さんとの経緯ご存じだったので、読み終わって私に送ってくれました。会社を辞めて十数年たってからです、近藤さん、そういう人です。元上司、わたしは特命係でした。(笑)


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