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#4841 Lesson 4 : 文頭の副詞句(節):リテンションの楽しさ Oct. 5, 2022 [49.2 PROMINENCE Ⅲ]

<最終更新情報>10/7午前10時 「モクロ―君」のコメント追記 
 10/7午後11時15分

 10/5水曜日は高校1年生対象の英語音読トレーニング、時間は2時間です。今日は3年生の教科書4回目、PROMINENCEⅢのLesson4です。p.40、41の3行目まで。
(PROMINENCEⅢは東京書籍で出している英語教科書では一番難易度が高く、ワード数もVIVIDⅢの2.5倍もあります。この教科書を選んだ先生の話では、3年生は英語は選択科目ですから、120人中30人くらいしか履修してませんので、こういう教科書が使えるということです。好い変化ですね。
 1年生や2年生では無理ですが、3年生なら大丈夫ということ。いま9章をやっているそうです、全部で16章ありますから、冬休み前には13章までやれそうですね、がんばってください。これ以上速度アップすると、ついてこられるのは10人以下になります。それぐらいやってもいいかも。
 1年生と2年生は遅すぎです。やる気のない生徒は落第させていいから、教科書全部をちゃんと追われるような速度を守ってもらいたい。まじめに勉強したい3割の生徒たちが迷惑しています。進級に関して厳しい基準を示せば大半の生徒は勉強しますよ。赤点とっても追試ナシ、そのまま次の年次へ進級では、もともと勉強したくない生徒がするわきゃありません。西高校へ進学した生徒達だって、中3のときには半数以上が勉強しだしていました。根室高校の先生たちは低学力の生徒たちの扱い方がわからないのではないかと心配になります。校長や教頭のマネジメントの問題でもありますね。)

 さて本題に入りましょう。
 今日は何度もリテンションをやってみました。音読を6回ほどして、チャンクごとに和訳してからリテンションしてます。長い文は、助け舟をだします。チャンクごとに日本語訳を言ってサポート。だから、英作文トレーニングにもなります。

(1)  Derreck Kayongo, /a native Ugandan, /arrived in the U.S. /for the first time /in the early 1990s /and stayed at a hotel /in Philadelphia, Pennsylvania.
 生粋のウガンダ人のデレック・カヤンゴさんは1990年代の前半に米国を始めた訪れ、ペンシルバニア州のフィラデルフィアにあるホテルに宿泊しました。ウガンダと米国では文化も異なるし、ホテルのサービスもまるで違ってました。バスルームに置かれた石鹸の意味がウガンダと米国ではまるっきり違いました。そこが面白い!

(2)  What caught his eye /was three different kinds of soap /in the batheroom.
 eyeは「どうして複数になっていないのか生徒に質問してみました。「彼の眼をとらえたものはバスルームの三種類の石鹸でした」となっています。どちらかの眼の視界に石鹸が入ったということです。
 「モクロ―君」から、emailでこの文のeyeは無冠詞で眼の機能を現しているというメッセージがありましたので紹介します。
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私は、eyeの役割、機能を意識しているためだと読みました。無冠詞単数の意味合いです。ただそれが誰の?をはっきりさせる(というかはっきりさせるのが英語の作法)ために his  をくっつけている。
訳すなら、彼の目にとまったのは、くらいでしょうか。
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 なるほど、よくわかります。
 この文にはagentがないので、agentを意識して、無冠詞に限定詞のhisをつけるという発想がわたしにはありませんでした。そういう表現があるのですね、勉強になります、英語表現は奥が深い。
 「モクロ―君」は多分野の英文をたくさん読んでいます。わたしが手薄な小説の分野もです。わたしは主に、経済学や管理会計学、システム開発、言語学、医療関係の専門雑誌などの分野を仕事で読み漁ってきただけ。モクロ―君は読んだ英文のデータベースの量が大きいのです。「his+無冠詞名詞」というのはわたしのデータベースにはなかった、いや、そもそもそういう発想がありませんでしたね。

 ついでですから、高校生用に、無冠詞と不定冠詞、限定詞付のものとを対比してざっと見ておきます。
  I go to school by bike.(自転車通学しています)
 schoolとbikeは無冠詞ですから、具体的な学校や具体的な自転車をイメージしていません。抽象的なもの言いなのです。その抽象的なもの言いを「機能を現している」とか「概念を表す」、「役割を表す」と言います。無冠詞は外と内側が区別できません。たとえば、waterです。液体のwaterには決まった形がないので境がありません。細胞のように細胞膜で外側と内側が区別できれば、a waterあるいはwatersと言えます。「水域」という意味です。EEZ(排他的経済水域)がそうですね。
 文例を少し並べます。
 「I go to my school.」と書いたら、自分の所有している学校へ通勤している、つまり学校のオーナーが毎日学校へ行っているという意味になりそうですね。わたしが所有している具体的な学校建物がイメージされています。
 「I go to school by my bike.」 と書けば自分の自転車という具体的なものがイメージされます。「(父さんのロードバイクではなくて)僕の自転車で通学しています」という意味合いになりそうですね。主語がIですから、この文例では無冠詞のbikeに限定詞のmyがついたという解釈は無理があります。ことさらmy bikeと書いたのは他にもバイクがあり、そのなかで「自分のバイク」で通学していると書き手は言いたいのです。
 お母さんが授業参観で学校へ行ったのなら、行くべき学校は決っていますから、
 My mother went to the school last week. 
 schoolに定冠詞がつくことになります。書き手は子どもですから、その子どもの通っている学校に決まっていますから。
 無冠詞、不定冠詞、限定詞、定冠詞、そして単数や複数は注意して読みましょう。書き手が伝えたいイメージがこれらの語に込められています。何通りかの解釈が成り立ったら、文脈からどれが妥当か判断しましょう。文脈上も複数通りの解釈が成り立つ場合もあります。高校生になったら、そろそろそういうことに慣れたほうがいい。
 さて、わたしの理解は、his eyeは「デレックさんの眼(のいずれか片方)をとらえたのは、バスルームの石鹸でした」というもの。モクロ―君の読みは、具体的な目ではなくて、その作用や役割、つまり見るということ、そこから、「彼の目にとまったのは...」という訳文が提起されました。無冠詞と取ろうが「限定詞+名詞」と取ろうが、訳文に反映するのは至難の業です。日本語の名詞にはそういう機能はまとわりついてはいないのですから。英語特有の冠詞類に関する名詞句の解釈の違いがあるだけ。
 高校生のみなさんは、こういう二通りの解釈について、議論していいのです。一番大事なのはそこです。

 テクストの読み方について少し書いておきます。
 日本語音読指導を十数年やりましたが、そういう複数の視点からの読み方を随時取り入れて、著者の考え、自分の考え、それらとは違った考えという風に、ひとつの事象、ひとつの文に異なる解釈や意見のあることに慣れてもらうようにしていました。こういう思考様式に慣れると、国語の偏差値が70手前で頭打ちになります。解釈が複数見えてしまうからです。でも、それでいいのです。国語の受験問題をやりすぎると、出題者のレベルの読みしかできなくなります。一通りの読みしかできず、答えが一つなんてことは、ほとんどありえません。そうした思い込みに慣れてしまうと、大学生や社会人になったときに、副作用が出ます。別の立場からの読みができなくなってしまっているからです。さまざまな読みのあること、意見のあることが理解できずに、自分の意見に固執するような頑迷さが現れます。
 哲学や理論経済学のゼミでは原文を読みながら、どういう理解がありうるのか、そういうことを読み進む都度やります。ゼミのメンバーでさまざまな角度から議論します。自分はこう読みたいが、そうではない読み方も自分でやりうる、そしてそれらを比較衡量できるようになっていきます。柔軟な思考ができ、コミュニケーション能力が大きくアップします。
 旭川医大へ根室高校から現役合格した生徒は小6から高2まで6年間、17冊の本を取り上げ日本語音読指導をしました。著者の意見の書いてあるところでは、別の意見があり得ないか議論していました。そしていくつかの「異見」を比較して対話してました。「面授」ということ。二次試験の小論文で300点満点で295点という得点はそういう背景があります。進学校の生徒がそんなトレーニングを何年にもわたってしているはずがありませんから、大差がついてあたりまえでした。彼らがそういうシーンに遭遇するのは大学へ進学して、専門のゼミに入ってからです。大きな差は、アドバンテージになっているでしょう。社会人になったときにそのほんとうの威力が現れます。
 3人くらいで同じテクストを輪読して、著者の意見のところに赤い線を引いて、その都度議論してみたら、高校生同士でも、ある程度はやれます。複数の専門分野をもつ大人が一緒なら、効果はずっと大きい。良質の大学のゼミと同じ効果があります。
 「モクロ―君」のコメントを見ただけで、どういうレベルのゼミで修行したか想像がつきます。もちろんわたしは彼とコメント欄で何度も議論しているので承知しています。道内の大学でそういうレベルの文系ゼミは望むべくもありません、理由は簡単、指導できるその分野で一流と言える教官がいません。文系分野のトップレベルの教授は首都圏からでたがりません。わたしが大きな影響を受けた三人の先生、哲学の市倉宏祐先生、経済学史の内田義彦先生、西洋経済史の増田四郎先生、それぞれの分野でトップレベルの先生ですが、首都圏以外の大学では教えていません。
 モクロ―君は早稲田政経のゼミででマックスウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』をしっかり読んでます。
 モクロ―君もわたしも、英語の専門家ではないのです、「めくら蛇に怖じず」で議論しているだけですよ、お互いにぞれ外交史と経済学という専門分野があります。
 根室高校の先輩には、柳瀬尚紀さんという翻訳の専門家がいます。引っ越し準備で資料を整理していたら、2016年8月3日の新聞記事が出てきました。「ジョイス作品翻訳 柳瀬尚紀さん死去 根室出身73歳」という見出しになっています。一度弊ブログにコメントいただきました。おや、いま気がつきましたが、柳瀬さんのお亡くなりになった年齢になりました。根室高校の6つ先輩です、常盤が丘=大正町に校舎があったころ。名翻訳家ですから、興味があったら柳瀬さんの手になる翻訳書をお読みください。SRL元社長の近藤さんが、棋士の羽生善治氏と柳瀬尚紀氏の対談の本を「面白い本が出てる」と送ってくれたことがありました。
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(3)  A little confused /about what to do with them, he used one /and put the rest /into his bag.

 スラッシュを入れて音読、三つともリテンションしました。(1)の文は長いのですが、二人ともやれましたね。それで、チャンクごとに日本語訳を伝え、それを英文にして声に出したもらいました。for the first timeの前置詞forがinになっていたり、stayed at a hotelの前置詞atがinになったり、不定冠詞のaが抜けたりしました。どこのホテルかわからないので、「とあるホテル」ですから、「a hotel」ですね。こういう細かいところが、英作文上でも細心の注意をしなければいけません。atだと、地図を広げて指さしてここって感じがします。inだと建物内部という感じがしてきます。

 (3)の文は「副詞句(Adv.)+S+V+O」の文です。副詞句は主節の動詞にかかります。文脈から「添加、時、場所、理由・原因、譲歩、付帯状況」などどれがふさわしいか判断してください。2通りの解釈ができる場合もあります。Adv.=Adverbials副詞相当語句の略です。「Adv.+S+V+O」、頻出するタイプですので、覚えておいてください。
「少し混乱させられた/どうしたらいいのかについて/カヤンゴは一つを使い、残り二つをカバンの中に入れた」
「どうしたらいいのか少し混乱して(混乱したので)、...」、添加でも理由でもどちらでもよさそうです。
 石鹸は3種類あったのですから、ひとつを使ったら、残りは二つですよ(だから定冠詞がついてthe restとなっています)、二つバッグにしまったということ。読みながら引き算して具体的に理解しましょう。

 わたしの脳は数字を見ると勝手に計算始めます。若いころ女房殿と買い物に行くと、籠に商品を掘り込むときにわたしに価格の打ちこまれたラベルを見せるんです。レジのそばまで行くと「それでいくら?」って聞かれます。30代になったら、自然にそういうことがなくなりました。第一回の根室市民珠算大会で、暗算部門だけ出場しました。高校生でしたが、他の種目は主催者側でしたので、出場できませんでした。選手宣誓と暗算部門のみ「選手」をやらせてもらいました。読み上げ算は、高橋珠算塾の高橋尚美先生と別の珠算塾(富士珠算塾っていったかな?)の板野邦夫さんと高校生のわたしの三人で交代で読み上げました。10ケタの見取り算を高速で正確に読まないといけないので、スキルのある大人が足りなかったからでした。全珠連の全道の集まりには、高2のときに高橋先生に誘われて一緒に行きました。頼まれて半年だけ塾長代行をしたことがあったので、ご褒美だったのでしょう。会場は帯広だったかな、十勝川温泉で宿泊しました、混浴でした。(笑)


(4)  The next day, when he came back to his hotel room, he was so surprised to find a completely new set of soap.
 これも先頭に副詞句が置かれた「Adv,S+V+Adv.」の文です。文頭の方のAdv.は「指定ルール:指定は前に置く」ですよ、後ろに続く文全体を「米国へ到着した翌日のこと」と指定しています。to find以下は驚きの理由の説明です。「説明ルール:説明は後ろに置く」ということ。
 二日目、ホテルの自分の部屋に戻ってきたカヤンゴはまた新しい石鹸が3個あるのを見つけて驚きます。
 なぜ驚いたのでしょうね、そこが面白いところです。

(5)  On the third night, he got upset when he ralized that his bathroom was supplied with new soap bars every day even though they were only slightly used.
 これも「Adv.+S+V+Adv.」の文です。「指定ルール:指定は前に置く」、三日目の夜のことだと、文頭であらかじめ指定しています。
 ウガンダから米国のホテルに着いて三日目の夜のことです、バスルームにまた新しい石鹸が置かれています。ほんのわずか使っただけなのに、全部新しいものになっていました。
 they=the soap barsです。
 (3)でconfuseを使ったので、今度はgot upsetと言い換えています。

(6)  He rushed to the concierge with the soap bars he had kept for himself.
 慌ててコンシェルジュ(フロントの接客係)のところへ、自分用にととっておいた石鹸をもって行きました。
 he had kept となっています、過去完了ですね。慌ててフロントへ行く前に、石鹸をカバンにしまったのですから、過去完了となります。英作文問題として眺めたら楽しい。和訳から、英作文したらいいのです。
 さて、コヤンゴさんは何個の石鹸をコンシェルジュへもっていったのでしょう?
 初日の2個、二日目の2個で合わせて4個を返却するためにもって行ったのです。

(7)  He tried to return the bars to the staff, asking, "Please do not chrge me extra for these."
 カヤンゴさんはフロントの人にとっておいた石鹸を戻そうとしました。返すので石鹸の追加料金を課さないでくださいとお願いしたのです。

 ここまでが第1段落で、次の文から第2段落となります。
(8)  He was surprised to know the soap was free for guests and that even barely used bars usually ended up in landfills.
 カヤンゴさんはその石鹸が宿泊客にはタダであると知ってびっくりします。ほとんど使われない石鹸ですら、結局ゴミとなって埋めてしまわれます。ウガンダではそんなもったいないことはしないのです。
 barlyは「ほどんど~しない」ですが、同じ意味の単語にhardlyがあります。頻度の副詞にはseldom「まったに~しない」というのもあります、どれも否定の意味ですので注意しましょう。
 surpriseは「驚かす」ですから、was surprisedで「驚かされる⇒驚く」ですよ。

(9)  Dicarding millions of soap bars on a daily basis is something /any Ugandan could hardly imagine.
 主語が長い!
 「毎日数百万個の石鹸を棄てることは何かだ/ウガンダ人ならだれも想像できない」 
 説明ルール「説明は後ろに置く」に従って、somethingの後ろにその説明が置かれています。somethingの後ろに「that is」が省略されており、関係節修飾だと考えていい。簡単でしょ?
「毎日数百万個の石鹸を棄てるなんてことは、ウガンダ人には想像もできないことなのです」

(10)  It was then that he hit upon an idea: "What if we recycled the discarded bars of soap into new bars for those who couldn't afford them."
 強調構文ですね。分裂文とも言います。
「そのときだった/デレックがあるアイデアを思い付いた:棄てられた石鹸をリサイクルして新しい石鹸にしたらどうなる?/石鹸を買う余裕のない人たちのために」
 この文を読んで、売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしという日本の伝統的な商道徳を思い出しました。

 これで第2段落が終わりです。次から第3段落です。

(11)  Derrec, a Ugandan war refugee, is familiar with the harsh realities that arise from poverty.
 ウガンダで生まれ育ったデレックさんは、貧困が引き起こす厳しい現実を知っています。

(12)  For him, collecting soap is "a first line of defense" mission in reducing child mortality around the  world.
 これも文頭の副詞句、「Adv.+S+v+C+Adv.」というタイプの文ですね。大西泰斗先生流にいうと「指定ルール:指定は前に置く」ということ。
 デレックさんにとっては、石鹸を集めることは世界中の子どもの死者数(あるいは死亡率)を減らす「最初の防衛ライン」なのです。
 GINIUS第5版を引くと、motalityは②に「死亡率」という訳語が書いてありますから、「死亡率を減らす」でもいいかもしれません。英英辞典CALDを引くと、mortalityは「死亡者数」となっており、死亡率は「mortality rate」です。

 mortality /mɔːˈtæl.ə.ti/ /mɔːrˈtæl.ə.t ̬i/ noun [ U ] formal
1. the way that people do not live forever
Her death made him more aware of his own mortality.
Compare immortality
2. the number of deaths within a particular society and within a particular period of time
the mortality rate
Infant mortality is much higher in the poorest areas of the city. 

(13)  Sicknesses related to the lack of access to basic sanitation /often spred in poor regions,/ and in fact, more than two million children die /each year.
 主語の長い文ですね。主語と動詞だけを抜くと、「病気はしばしば貧乏な地域で広がります」、spreadが現在形であることに注意しましょう。この文は一般的な真理を述べているのです。
「基礎的公衆衛生が整備されていないことによる病気は、しばしば貧困な地域で広がります。実際に(そうした地域で)200万人以上の子どもが毎年亡くなっています。」
 「基礎的公衆衛生」とは上下水道のことです。戦後のことですが、厚岸では赤痢が蔓延しました。井戸水が汚染されたからです。汲み取り式のトイレが、井戸のそばにあると、赤痢菌が地下水を汚染し、赤痢が蔓延してしまいます。ある医師がそこに気がつき、公衆衛生の整備を提言します。水道が整備されて赤痢の蔓延は収まりました。上下水道の整備は感染症を防ぐ有力な武器なのです。

(14)  These deaths occor almost exclusively among small children living in low-income countries.
 「これらの死は低所得の国で生活する小さな子どもたちの間でもっぱら生じています。」
 exclusiveという単語は「排他的」ということです。排他的経済水域のEEZはExclusive Economic Zoneの略です。
 総代理店契約にも使われますね。the exclusive agency contractといいます。海外メーカーと契約するときに、日本国内ではその代理店を通してしか販売ない場合には、総代理店契約を締結します。わたしが6年間仕事した産業用エレクトロニクス専門輸入商社は欧米50社と総代理店契約を結んでいました。管理部にいてシステム開発や経営分析、経営改善をしていたときに、全部の取引先の代理店契約書を閲覧できました。あれは社長の関周さんに「全部目を通しておいてください」って言われたんだったかな。社長秘書と私以外には見れなかった。重要機密書類でしたから。オシロクォーツ、WJ、Wiltronなど。元々はHP社の日本総代理店として起業した会社です。創業者がスタンフォード大出身で、HP社の創業者の二人、ヒューレットとパッカードとは同じ授業を受けた友人でしたから。



 これくらいにしておきます。今日はリテンションを何度もやってみたので、予定したところまで進めませんでした。二人でやるリテンションのトレーニングの仕方を伝えたので、この二人、半年後には英作文能力がグーンと上がりますよ。文の組み立てが頭の中で次々とできるようになります。
 音読トレーニングで、もう1年と2年生の教科書は終わりました、3年生の教科書も半分終わっています。いままで読んだ教科書で、北大現役合格目指す同級生数人でリテンショントレーニングしてください。きっと楽しいはず



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