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#4736 数Ⅰと数Aの五段階評価が5だったと喜ぶ生徒 April 8、2020 [52. 数学]

<最終更新情報>4/10午前1時半 余談追記

 昨日来た生徒が、数Ⅰと数Aの評価が5だったと笑顔で報告してくれた。授業中や放課後に数学が苦手な生徒によく教えてあげていたし、授業中も先生に協力していたから、認めてくれたのだろう。得点だけの評価ではありません。特設コースのAクラス以外で数学の評定が5は珍しいはず。
 部活に一生懸命な生徒でボールを毎日追いかけている。自宅にゴールポストまであるくらい大好きなのだ。中学時代は数学の成績はあまり振るわなかった。本人は自信があるのだが、テストが戻ってくるとチョンボだらけで、本人の自己採点とは数十点の開きがいつもあった。勉強の仕方がわからなかったのだろう。ようやくしっかり点数が採れるようになって半年、点数以上の評価だと思う。性格の良いところが幸いしたのだろう、数学担当の先生に歓迎されているようだ、それはそれでうれしいね。社会人となったときは、人にかわいがられるというのも大事な要素だからだ。
 成績が真ん中くらいの生徒が全員こうなってほしいが、なかなかそうはいかぬのが現実です。でも、5人に一人ぐらいはそういう生徒が出現します。もちろん本人が家でも予習方式でしっかり勉強するからです。成長著しい1年間でした。

 数ⅠAのなだらかな坂比べると、数ⅡBは勾配のきつい急坂にたとえられます。しっかり勉強を続けてもらいたい。急坂は気を抜くと転げ落ちることがあるよ、そして毎年そういう人が多い。予習方式でしっかり勉強してください。

 3月に卒業した生徒は模試の得点が高くていつも全国偏差値が60前後でしたが、学校の定期テストの点数がなぜか取れずに悩んでいました。模試の方が点数が高い生徒なんて他にはいませんからね。でも、最後の半年は、学校の定期テストの点数が大幅にアップして5になったと喜んでいました英検2級にチャレンジするためにメールでの英作文配信の継続を頼まれてます。I・Mさん、同じ大学を受けた3人の受験生の内一人だけ学校推薦で合格できたと言ってましたが、大学の入学式は済んだかな?4年間の勉強修行のスタートですね。技術職だから、正社員で就職できるようにしっかり学んでください。四年間が過ぎるのは速いのです。

<余談:成績は生徒が自らあげる、わたしはちょっとお手伝い>
 最後に紹介した生徒は、高校1年生の8月下旬に入塾した生徒です。3歳から幼児英語教室へ通っていました。発音のきれいな生徒でした。一時期、発音矯正指導がとってもきつくて、涙目になりながらやっていたと言ってましたね。しかし、効果は大きかった。高校生になって、その塾の高1数学の授業がなくなりました。模試の成績が学年50番台となって、「Aクラスから落ちてしまう」と慌てて8月24日にきたのです。生徒たちが初めて受ける全国模試である7月のベネッセ模試の結果は8月に生徒に通知されています。全国平均が35点、根室高校普通科の平均点は21-23点くらいです。あいにくと高校数学と英語の両方を教える塾は根室市内には他にはありません。特設コースに居続けるためには選択の余地はなかったわけです。よく来てくれました。(笑)
 模試の点数とその順位も特設コースのA組メンバー入れ替えの判断基準でした。11月模試で20番くらいまでアップして、そのままずっと特設コースのクラスでしたね。数学の模試の順位は、いい時は学年5番くらいでした。全国偏差値が60前後で安定してました。
 最初の内は共通テストレベルの問題になると、解説を読んでもわからないことだらけ。よく質問してました。模試の過去問を2年分しっかりやるようにしていたので、模試の点数がよかった。それなのに学校の定期テストはサッパリ点数が上がらず、数学担当の先生も首をかしげていました。難易度の高い模試の問題はできるのですが、学校の定期テストの易しい問題ができない。
 テストの後で確認すると、基礎的な知識がときどきしっちゃかめっちゃかになっているんです。わけのわからないことをしてしまう。じつは小中の算数や数学の基礎部分に穴がいっぱい開いていました。以前通っていた塾の集団授業が彼女の学力レベルには難易度が高すぎて合わなかったのだろうと思います。理解できない授業を聞いていた。成績上位の生徒に合わせた授業をしてしまうと、中位の生徒には理解できない授業になります。これは学校の授業とは反対です。学校の授業は学力中位の生徒にチューニングした授業になっているので、一部の高学力の生徒はスポイルされてしまっています。自分で難易度の高い問題集を解いていた方が、時間のロスにならなくていい。
 個別指導が彼女には合っていました。過去問やってわからない箇所を塾で毎回質問してました。共通テストレベルの難易度の宿題を数学担当の先生がよく出していましたが、ビデオ解説をアップしていて、先生が発行したQRコードをスマホで読み込むとそれを視聴できるのですが、その解説も途中からわからなくなり、塾へもってきて毎回質問して、納得する、そんなことを繰り返していました。個別指導なら共通テストレベルの問題の解説をしながら、小学校算数や中学校の数学で取りこぼした基礎的な知識も整理しながら教えることができます。小学校の算数からやり直す必要はないわけです。生徒の質問に答えながら、こちらから要所要所で質問を生徒に投げたら、どこに穴が開いているのかわかります。それが個別指導のキモなのです。
 彼女は質問を繰り返しながら、自分に合ったやり方を見つけてよく勉強したのです。
 試行錯誤しながらなんとかやってみる、そして自分に合ったやり方を見つけてしまう。そうやって生徒は成長してしまいます。
 塾先生はサポートに回るだけですよ、しっかり成長する生徒自身が偉いのです。毎年こういう生徒が出現するので、塾稼業は愉しい。


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