SSブログ

#4537 どうやら結石は尿管を通過 May 9, 2021 [36. 健康]

 尿管に結石ができると背中の腰に近い方に重だるい嫌な感じが生じ始める。左か右かははっきりわかる。初めてなったときは左、2017年正月(#3675)だった。1/5にX線CTを撮ってもらって、1/10に岡田病院で主治医の診察を受けた(#3680)。すでに尿管に結石はなく、膀胱に宝石のように白く輝いて写っていた。
 2度目の結石は右側だった。東京へ歯科治療に行っているときに突然起きた。右側が重だるいだけでなく痛みがすぐにやってきた。近くの専門医を探して車で行ったが、駅駐車場に止めて、数分歩いたが、歩くと結石が動くのか猛烈に痛くて何度も立ち止まる。ヒア汗と動悸が激しくなる。病院についてからも座ってすらいられなかった。診察してくれた専門医は、東京医大のドクター。市立根室病院へ昔勤務していたことがあるという、何たる偶然。そのあたりは#4115に記録してある。根室の地位医療にとってもドクター側から見た当時の事情が分かって面白いのでお読みいただきたい。
 経緯は詳しく記録してあるので、青字の数字をクリックすればアップした記事へジャンプします。

 陽気がいいので、根室も桜が咲いた。昨日牧の内T字路までペットボトルの水をフレームにセットしてサイクリングに出かけた。水を飲むときは、30cc程度を口に含んで、唾液とゆっくり混ざるようにしばらく口内でくちゅくちゅしてから3段階に分けて呑み込む。胃がないのでこういう吞み方をしないとお腹を下すことになる。
 サイクリングから戻り、自分で1日おきに作っているプレーンのヨーグルトをリンゴジュースで割って飲んだ。毎日、果物を混ぜてヨーグルトを500cc程何度かに分けて食べている。青汁も唾液と混ぜながら200ccほどゆっくり飲んだ。お茶は急須で入れて飲む。昨日はゆっくり5-6杯飲んでいる。熱いお茶が一番楽だ、なぜかって?熱いお茶はゆっくりしか飲めないからだ。うっかり、100ccをごくんと呑み込んだら、お腹がアウト。
 下痢しなかったのでいつもに比べてずっと大量に水分が摂れた。今朝の体重は61.5kg、元に戻っていた。4月1日から2週間東京へ行って生活リズムが崩れるので体重が1.5kg減っていた。それがようやく戻った。オシッコもたくさん出た。朝起きてベッドの上でいつものストレッチをやってみたら、背中の違和感が消えている。結石はもう尿管にはない。膀胱へ落ちたか、オシッコと一緒に体外へ出たようだ。
 よかった。あの痛みは尋常じゃないから。


*胃の構造
胃の構造とはたらき - からだと病気のしくみ図鑑 - goo辞書

*空腸

空腸とは - Bing images


<余談:午前中の体調の悪い原因>
 胃には食堂の方に「噴門」があり、食べたものが気道に逆流して食道炎や肺炎を起こさぬように、「逆止弁」の役割をしている。胃の下部末端は十二指腸とつながっており、ここには「幽門」という弁がある。食べた物は胃で消化されてからゆっくり少しずつ「幽門」を通過する。
 2006年に主治医の岡田優二先生に内視鏡で癌の診断をつけてもらい、その後、紹介していただいた釧路医師会病院でスキルス胃癌と巨大胃癌を併発を確認、当時30代半ばくらいの若い外科医だった後藤幹弘先生に手術をしてもらった。胃と十二指腸と胆嚢の全摘と癌が浸潤していた横行結腸(大腸)の一部切除をした。空腸を食道まで引っ張り上げてつなぐのである。6時間の手術だった。よく助けてくれたなあと今でも思います。主治医も助からないと思っていたようです。あのとき手遅れだったら、手遅れだったのですが、助けていただきました。
(お陰で、息子さんの勉強を7年と2か月見ることができました。根室高校から現役で国立旭川医大に合格、ほっとしています。太志君高校に入ってからの3年間はよく勉強してました。教育には長期戦略が大切なのです。彼はよくわかってました。地域医療の未来についても授業の合間の雑談の話題になっていました。しっかり、根室の地域医療を支えてくれるでしょう。でも、根室に縛られる必要もないと思います。根室の地域医療への貢献はべつの方法もありますから。そんなことも具体的に議論してました。最大手の民間検査センターであるSRLに16年間勤務していたので、受験勉強を教えるだけではもったいない。)

 朝食事をすると、「幽門」がないので食べた物はそのまま小腸へ直行し、そこがびっしり詰まると大腸へ圧力がかかる。昨日食べた物が消化されて大腸に便として残っているから、食べたとたんに便に圧力がかかるので下痢となるのだ。
 50回は咀嚼しないといけない。唾液と混ぜて小腸へ送り込まないと消化不良となるからだ。食事が美味しいと、ついうっかり20回程度で呑み込んでしまう。だから、しょっちゅう消化不良を起こしている。50-100回咀嚼するというのは言うや安いが行うは難しだ。(笑)
 朝食事をした後は、大腸に圧力がかかっており、歩くとそれが下方向へさらに強くなる、急に便意を催す。だから、午前中は押された便がほとんど出てしまうまで、外出できないのである。
 体の仕組みと手術による影響を理解しておけば、ある程度の対処は可能だ。ある程度だが…無理はいけない。家にいても、午前中はトイレに駆け込むことがあるのだ。
 午前中はちびちびでも水分補給はできない。朝食で圧力がかかって便が出たあと、咀嚼した朝食が半分くらいは出てしまうからだ。だから、水分補給は午後3時以降にしている。下痢をすると食事と一緒に吸収されるはずの水分が消化吸収できずに体外へ出てしまう。水分を適度にゆっくり取らないと逆効果になるとはそういうことなのです。
 いまは健康でも胃癌の手術をすることになったら、わたしのブログの関連記事を読んでもらいたい。術後の体調管理に関して患者自身がこうして記録を残してネット上に積み上げておくのがいいように思う。胃癌を患う人たちの参考になるはずだから。そのために書いています。



にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。