#4532 こんなご時世だから:悪態俳句のススメ April 28,2021 [5. こころの洗濯]
NHKラジオの朝7時半ころから10分程度の番組を毎朝聞いている。聴いているではなくて聞こえてくるのだ。
夏井いつきさんという歌人の悪態俳句をNHKのアナウンサーが紹介していた。負の感情を短くちぎって投げることでストレス発散になるという。句を読んでなるほどと思った。言葉を短く五七五にちぎって投げつけたら、ストレスが飛んでいく感じがする。夏井さんの読んだ句を四つ紹介する。
六十の 春こそよけれ 絶交す
やまびこや 案山子に耳は ありますか
タンポポを さんざんぶって やりました
理屈たれる 春のマスクを あごにかけ
還暦になった春に、気に入らない人と絶交したと、強い毒を吐いてます。
何を言っても馬の耳に念仏の人は居るもので、あなたに耳はあるのですかと皮肉っている。季語は案山子(かかし)で秋です。軽い毒を散らしています。
ストレスが溜まって、それをタンポポにぶつけているのが見えるようです。還暦過ぎたおばちゃんが蹴とばしている姿を想像してください。笑えますね。毒だけじゃなく、面白みもあるんですね。
屁理屈いう人はどこにでもいます。そんな人が理屈をまたたれているけど、あなたのマスクは用をなしていませんよ、鼻と口が出てます。言行不一致をチクリと一刺し。
夏井さんはユーチューブで俳句の作り方を解説しています。
わたしもひねってみます。
春となり コロナの山が 惨(三)連なり
みぎひだり コロナ重苦(19)に 春二度目
コロナの山はすでに三つ連なり、第4波の山を迎えつつあります。変異株が急速に広がり死亡者数は激増し、1万人を超えました。まさしく「惨」です。「娘十八番茶も出花」といいますから、19歳は2度目の春。そういう青春真っ盛りのときに彼氏ができたら、土日は一日中くっついていたい、とっても明るく楽しい春が連想できます。外食や飲み会さえ控えなければならないコロナの暗い春と対比してみました。
政府も国民もコロナに右往左往で、なす術ナシ。政府のコロナ担当2大臣(田村厚労大臣、西村コロナ担当大臣)も東京都知事も、口を開けば「自粛、自粛」です。河野ワクチン担当大臣はもう賞味期限切れとなって変異株にはほとんど効かぬワクチンを「5月末になれば...」なんて言ってます。ファイザー社のおひざ元の米国はすでに2億回もワクチン接種済み、日本はまだ国民の1.2%に接種しただけ。数字はごまかしがききません。そのファイザー社もモデルナ社も変異株に現行ワクチンが効かぬことを承知しているので、変異株用にデザインしたワクチンを開発中であり、まもなく臨床治験段階に入ります。南アフリカ政府は効かないことを確認したのでワクチンを打つのを中止、転売先を探しているのです。日本のワクチン担当大臣、南アフリカ政府以下の能力、気はたしかか?
河野氏は行革担当大臣でもあったはずですが、ワクチン接種でさらに別のシステムを作って全国の市町村や国民に利用を強要しています。行革担当大臣としては一本化するんじゃなかったの?テレビでピントを外した話をするだけで、実際にはまるで仕事ができない。コロナ予防接種で三つもシステムがあり、現場は大迷惑で右往左往してます。
そういうわけで被害と苦しみは国民へ。COVID-19の19と「重苦」は掛詞。
口直しに、『芭蕉全句集』No.73からの格調の高い名句を一つ
春なれや 名もなき山の 薄霞
夏井いつきさんという歌人の悪態俳句をNHKのアナウンサーが紹介していた。負の感情を短くちぎって投げることでストレス発散になるという。句を読んでなるほどと思った。言葉を短く五七五にちぎって投げつけたら、ストレスが飛んでいく感じがする。夏井さんの読んだ句を四つ紹介する。
六十の 春こそよけれ 絶交す
やまびこや 案山子に耳は ありますか
タンポポを さんざんぶって やりました
理屈たれる 春のマスクを あごにかけ
還暦になった春に、気に入らない人と絶交したと、強い毒を吐いてます。
何を言っても馬の耳に念仏の人は居るもので、あなたに耳はあるのですかと皮肉っている。季語は案山子(かかし)で秋です。軽い毒を散らしています。
ストレスが溜まって、それをタンポポにぶつけているのが見えるようです。還暦過ぎたおばちゃんが蹴とばしている姿を想像してください。笑えますね。毒だけじゃなく、面白みもあるんですね。
屁理屈いう人はどこにでもいます。そんな人が理屈をまたたれているけど、あなたのマスクは用をなしていませんよ、鼻と口が出てます。言行不一致をチクリと一刺し。
夏井さんはユーチューブで俳句の作り方を解説しています。
わたしもひねってみます。
春となり コロナの山が 惨(三)連なり
みぎひだり コロナ重苦(19)に 春二度目
コロナの山はすでに三つ連なり、第4波の山を迎えつつあります。変異株が急速に広がり死亡者数は激増し、1万人を超えました。まさしく「惨」です。「娘十八番茶も出花」といいますから、19歳は2度目の春。そういう青春真っ盛りのときに彼氏ができたら、土日は一日中くっついていたい、とっても明るく楽しい春が連想できます。外食や飲み会さえ控えなければならないコロナの暗い春と対比してみました。
政府も国民もコロナに右往左往で、なす術ナシ。政府のコロナ担当2大臣(田村厚労大臣、西村コロナ担当大臣)も東京都知事も、口を開けば「自粛、自粛」です。河野ワクチン担当大臣はもう賞味期限切れとなって変異株にはほとんど効かぬワクチンを「5月末になれば...」なんて言ってます。ファイザー社のおひざ元の米国はすでに2億回もワクチン接種済み、日本はまだ国民の1.2%に接種しただけ。数字はごまかしがききません。そのファイザー社もモデルナ社も変異株に現行ワクチンが効かぬことを承知しているので、変異株用にデザインしたワクチンを開発中であり、まもなく臨床治験段階に入ります。南アフリカ政府は効かないことを確認したのでワクチンを打つのを中止、転売先を探しているのです。日本のワクチン担当大臣、南アフリカ政府以下の能力、気はたしかか?
河野氏は行革担当大臣でもあったはずですが、ワクチン接種でさらに別のシステムを作って全国の市町村や国民に利用を強要しています。行革担当大臣としては一本化するんじゃなかったの?テレビでピントを外した話をするだけで、実際にはまるで仕事ができない。コロナ予防接種で三つもシステムがあり、現場は大迷惑で右往左往してます。
そういうわけで被害と苦しみは国民へ。COVID-19の19と「重苦」は掛詞。
口直しに、『芭蕉全句集』No.73からの格調の高い名句を一つ
春なれや 名もなき山の 薄霞
2021-04-28 08:56
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