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#3886 暖房装置のコックが破損した:さてどうする? Dec. 23, 2014 [C1. ながーくだいじに使う]

 セントラルヒーティングの端末ヒータ器具のコック(つまみ)が破損した。樹脂でできているから経年劣化して硬化し、しまいにひび割れして破損ということになる。同じ破損で困っている人がいるのではないか?

 梅ヶ枝町の店舗兼住居を店舗専用にして、郊外に住居を建てたのが平成元年だからセントラルヒーティング・システムも30歳だ、よくもった。年少装置は昨年を含めて2回更新した。
 トイレのヒータ部のコックが破損したときに、ガス屋さんに訊いてみたが、ナショナルは暖房器具をもう作っていないのだという、部品はない。ヒータ部分ごと別の会社のものに交換できるか相談したら、できないという返事だった。写真を見てもらえばわかるが、流入量調整コックは右側のパイプについている。目盛り付きの大きなダイヤルだ。だから左側の流出量調整用の白い小さなコックが破損しても実用上問題はないのだ。小さい方のつまみのほうが半回転で一気に止められるので面倒臭くないというだけ。

 昨日のことだが、リビングのヒータ器具のコックが破損してしまった。困ったなと、トイレのほうのヒータのコックを観察した。直径5㎜ほどの金属棒の先にへこみがついている。ドライバーでは刃が薄くてダメそうだから、10円玉と五百円玉を使って回してみたら、どちらもOK。微調整も利く。500円玉のほうが幅が広いのと大きいので軽く回る。
 流出調整コックは開放にしておけばいいだけ、暖房量の調整は流入調整コックでやればいい。小さい方のコックのほうが面倒くさくなくていいやという人には五百円玉利用をお勧めする。
 同じタイプのナショナル製セントラルヒーティングシステムを30年くらい前に設置して部品が壊れた人は、試してみたらいい。

①破損したつまみ
 左側に映っている白い部品がコックになっています。右側の目盛り付きの流入量調整弁を最小にしてもゼロにはなりません
 あたらしい器具は左側の流出量調整コックがありません、そして最小に絞るとちゃんとゼロになります。
SSCN2437.JPG

②トイレのヒーター器具のパイプ部分です
 右側がイン、左側がアウトになっているようです。左側を開放にしたままにして右側を最小に絞ってもゼロにはなりません、トイレが30度付近まで上昇します。アウト側の白い調整ツマミが破損したので2年前から外れたままになっていますから、コックは「閉め」たまま。パイプは銅製です、銀色の塗装された右側(in)のパイプの上に緑青(銅の錆)が浮き出て30年の歴史をものがたっています。
 左側の管の中央部に金属棒がつきだしています。横に溝が入っていますから、そこに五百円玉を当てて回します。軽く回り、前よりいいくらい。(笑)
 パチスロのコインを金属やすりで5㎜ほど削ったら、具合がいいかもしれません。
SSCN2439.JPG

③コロナ製の端末パネルヒータです
 こちらは流出側にコックがありません。13年ほど前に2回の増築をしたときに、この端末パネルヒータ器具も設置しました。
SSCN2442.JPG

④カメラを少し後ろに引いて写しました
 パネルが波打っていますが、弱い。座って寄りかかると「ぱっきん」と音がしてへこみます。壊れる心配はありませんが、へこんだままになります。コロナのパネルヒータに比べるとナショナルのパネルヒータは比較にならぬほど頑丈な造りで、木槌で叩いたくらいではびくともしない、分厚い鋼鉄製。製品を作る設計思想が異なるメーカが存在してこそ消費者は選択肢をもてます。似たような商品が百並んでもそれは見かけだけのことで、真の選択肢の増加とはなりません。ナショナルが暖房器具事業部から撤退したのは北海道の住民にとって残念なことです。
SSCN2443.JPG



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