#3110 過疎地で運転していると知らず知らずに癖がつく Aug. 20, 2015

　数日前に根室駅前で交通事故があった。後方確認を十分にせずにバック、結果は死亡事故である。
　（今年、清隆町でも死亡事故があったが、あれもバック時の事故ではなかったか？ネットで検索したが見つけられなかった。知っている人がいたら書き込んでもらいたい。）

　根室は道路がすいているから、歩道から車道に出るときに、ルームミラーかサイドミラーのみの確認で飛び出すケースをみかける。死角が多くて危険であることは言うまでもない。歩く人が滅多にいないからほとんどが事故にならないが、人が歩いて来れば事故になりかねない。基本は体をひねって自分の目で直接後方確認しながらバックする。
　車道に面した駐車スペースに停めるときは面倒でもバックして停めることを心がけたい、そうすれば車道に出るときは前進だから人がいれば視界に入る。前から突っ込んで駐車するのが癖になっている人は直そう。やむをえず前から突っ込んで停めた時には、体をひねって後方確認しながらバックしよう。
　まだ十年はたたないが、有磯町の郵便局に駐車していた車が車道へバックして人を轢いてしまった事故があった。これも車道に面した駐車スペースでの事故で、後方確認をしない急発進、死亡事故になった。

　2011年の8月のことだが、わたしは光洋町のセブンイレブンの広い駐車場へ入っていったら、駐車していた車が突然40km/時くらいの速度でバックしてきた。大きくバックして切り替えして車道に入ろうとしたのだろう。そのままではこちらの運転席付近に激突するので、アクセルを踏んでかわそうとしたが、後輪に当たった。幸いホイールに傷がついただけですんだ。あわてて降りてきた若いお父さんは小学生の子どもを乗せていた。「後方確認せずに急発進バックしてきましたね」というと「すみません」と平謝り。わたしには車を運転している人が後ろを見ずに突っ込んでくるのがはっきり見えていたから、あわてた。降りて確認したら古い車のホイールに傷がついただけだから、「気をつけてください、子どもも乗せているのだから」と注意しただけですませた。お袋が亡くなって葬儀で忙しい中を東京から来た娘を迎えにいく途中、お茶を買うために寄った。広い駐車場だから、急発進バックしても大丈夫だと見込み運転、あのお父さんはあれに懲りてバックするときはきちんと後方確認しているのだろう。

　駐車場が広いわりに車が少ないケースや、歩道から車道へバックで出るケースでは、後方確認をしないでアクセルをガツンと踏んでバックする癖がついている人が少なくないようだ。バックするときは、しっかり後方確認しながらアクセルをゆっくり踏込みたい。

　もうひとつ気になるのは、上り坂やカーブで見通しが悪いところでの追越が多いことだ。車が少ないから見込み運転をする人が多いのだろう、これもやめよう。
　釧路へ行くときにときどき無謀な追越を目撃する。そういう時はアクセルを戻して危険を回避している。巻き添え事故をもらいたくないからだ。
　見通しの悪いところでも無謀な追い越しをしょっちゅうやっていると癖になっている。そういう人は都会へ行ったときにも癖が出るから、高い確率で事故を起こす。

　交通量の少ない根室では、バック時の後方確認や追い越し時の前方確認という基本的なことを忘れてもめったに事故にならないから、確認を怠ることが知らず知らずのうちに癖になってしまう。普段から基本に忠実な運転を心がけたい。


　
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