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#2560 ふるさとの風 Jan. 9, 2013 [A9. ゆらゆらゆ~らり]

 今夜はしばれている。午後9時半には-5.8度Cで、今冬一番の冷え込みだ。うっすら雪が降りそれが少し融けて凍りつき、道路はツルツル状態。アクセルを踏むたびにハンドルが右に左に流れるので、速度を落として帰ってきた。

 昨年9月に高校の同期会があり、東京から懐かしい友人たち何人か戻って来たが、わたしは仕事が外せず欠席、二次会には出席したものの、数人会えずじまいだった。
 そのうちのひとりが、年賀状にしみじみとさせる文を書いてきた。

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 懐かしい顔と風景と匂いに暫しセンチメンタルな気持ちになりました。実家も家族も既にそこには存在しないけれど、わたしのルーツは間違いなくここ根室なのだと実感した旅でした。

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 わたしは30代の半ばころに、都庁前(当時は都庁ビルはなかった)のNSビル22階で仕事をしていた。クリスマスになると大時計のある30階吹き抜け広場で恒例のカントリーウェスタン祭りが開かれていた。カントリーロードを聴いていると無性にふるさとに帰りたいという思いが募り、50歳になったら東京を引き揚げてふるさとでなにかふるさとのためになる仕事をしたいと決めてしまった。人生を三つに(勉学の時期・仕事の時期・社会貢献の時期)区切ったのである。期限を切って、残りの15年あまりの間に東京で何ができるか、全力で走ってみようと思った。予定よりも3年遅れてふるさとに戻って私塾を開いたのだが、たいしたことはできていないのに、あれから11年がたった。
 日本橋や銀座で仕事をしていたときには、風向きによっては潮の香りがすることがあり、無性に海が見たくなるのは、ふるさとの匂いを潮の香りに嗅ぎ取るからだ。
 根室の町をオホーツク海から太平洋へと渡っていく風が運ぶ潮の香り、冷たい空気、いまはただあたりまえになっている。
 遠くにいてこそふるさとの値打ちがわかるものかもしれぬ。


 尾藤イサオが歌っていた。

♪♪♪ < TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS >

Almost heaven, West Virginia,
Blue Ridge Mountains, Shenandoah River.
Life is old there, older than the trees,
Younger than the mountains, growin' like a breeze.
Country Roads, take me home,
To the place I belong:
West Virginia, mountain momma,
Take me home, country roads.

All my mem'ries, gather 'round her,
Miner's lady, stranger to blue water.
Dark and dusty, painted on the sky,
Misty taste of moonshine, teardrop in my eye.


Country Roads, take me home,

<a href="http://www.lovecms.com/music-john-denver/music-take-me-home-country-roads.html">Take Me Home, Country Roads 歌詞<a>-<a href="http://www.lovecms.com">Loveの歌詞<a>


To the place I belong:
West Virginia, mountain momma,
Take me home, country roads.

I hear her voice, in the mornin' hours she calls me,
The radio reminds me of my home far away.
And drivin' down the road,
I get a feelin' that I should have been home yesterday,
Yesterday.

Country Roads, take me home,
To the place I belong:
West Virginia, mountain momma,
Take me home, country roads.

Take me home, country roads.
Take me home, down country roads.


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Hirosuke

中3の 夏から初冬の 【道】の恋歌

[中3時代 1980]

ヤマト高校♪合唱部◆わがマイルストーン 2.014

by Hirosuke (2014-01-11 00:42) 

ebisu

中3から高校生、女の生徒達は成熟した女のオーラに変っていきます。
恋をして傷ついて、たくましくなっていきます。
微笑ましかったり、危なっかしかったり、さまざまですが、みんなが通る道。
昨年は熱病のような五月の連休の一週間を過ごした生徒が、連休明けにまるでインフルエンザの熱からさめたように、もとにもどっていました。
「先生、あれなんだったんだろう?」
訊かれてもね、笑うだけ。

進学して札幌へいき、恋に翻弄された男子学生もいます、いまも翻弄されているのかな。
その一方で、高校時代は成熟した大人の恋ができずに、悩んでいた女生徒はいまはみたされているようす。

それぞれ青春を謳歌しています。
千年前もいまも人の恋はかわらない。

年賀状をいただいた女性は、わたしの恋の相手ではありません。でもとっても品よくふけて素敵な女性であることはまちがいありません。高校生活の後半、そばにいて笑顔を振りまいていました。話ながらよく笑う人でした。
by ebisu (2014-01-11 11:52) 

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