#2530 病院事業へ外部監査導入も選択肢の一つ Dec. 15, 2013 [31.市立根室病院経営改革メモ]
市立根室病院の赤字が前市長時代に比べて2倍以上に膨らみ、昨年度は17.2億円もの巨額になっている。市債の新規発行枠を8億円と決めていた市財政も、いつのまにか枠を外したようで24億円に拡大し、市財政は悪化しつつある。
年間売上の範囲内(25億円)に収めるべきだというコンサルタント提案を無視して、総事業費70億円もの巨費をかけて病院建て替えを行った。療養病棟がないという地域医療上の欠陥を覆い隠すために、老健施設の30ベッド増床に国基準(1ベッド当たり200万円)の15倍もの9億円の補助金を支出した。いままた、明治公園の再開発をやろうとしている。市議会の承認を得ているので全部合法的だが、市議会が市政チェック機能を果たせていないようにみえる。
わずか数年の期間にこれだけ病院事業の経営状況が悪化するのは、理由があるはずだが、市議会でも少しも明らかにならない。
たとえば、病院事業には市議の監査役がいるが、もちろん専門家ではない。本を何冊か読み専門的な知識がなければ監査業務をやれるはずがない。だからさまざまな組織に監査役あるいは監査人がいるが、決算書にメクラ判を押すだけという例が多い。そういう監査を繰り返しているとたががゆるんで不正が起きることになる。市立病院は事務長で一度経験しているはず。
病院内部には内部牽制組織もない。病院長と参事がやりたい放題という声が病院内部やお辞めになった医師たちから聞こえてくる。
だれもチェックできない現状を打開するには病院事業に外部監査を導入すればよい。公認会計士による外部監査を行えば経営のチェックはできる。
内部監査も並行して行えばよい。外部監査人と内部監査業務担当者が連携して経営を正常化していくという方法がある。
根室市の財政を市議会がチェックできないなら、これも専門家による外部監査を導入したらよい。市議会で決議し、予算をとればいい。
BS放送の放送大学で「組織運営と内部監査」という15回シリーズの講座が今日からはじまっている。日曜日13時から45分間の講座だ。監査業務に携わっている人や、監査業務に興味がある人はDVDに録画して勉強したらどうだろう。
根室市の財政にとっては市立病院の赤字拡大は最重要な問題のはずだから、監査について大学レベルの専門知識が必要だ。
自分達で町をよくしないといつまでたってもよくならない。努力なしにいい町はできぬのはあたりまえ。補助金頼みのビザなし交流を柱とする北方領土返還運動もあなた任せの根性なし、ベトナムへサンマ輸出も市役所頼みの意気地なし、市立病院建て替えも老健施設増床も補助金頼み、ビザなし交流のための埠頭整備と送迎施設建設も市財政の悪化を理由に100%国の補助金を当てにする厚かましさ。なんでも他人様を当てにし、自分達で努力しようとしない。ホイド根性がすっかり身についてしまっている。他人頼みや補助金頼みはすっかりやめてしまおう。地道な努力の尊さを知るべきだ。10年20年努力すれば町はまるでちがったものになる。
市政チェックや具体的な提案という市議の仕事をまっとうするには、専門知識がいくつも必要だから、持ち合わせがないならそれぞれ関係する本を十数冊ずつ買い求めて勉強するしかない。報酬と仕事はセットであるというのは世間の常識というものだから、ふるさとのために、ぜひ努力してもらいたい。そういう真摯な姿で仕事に取り組む市議をebisuは応援したい。副業市議だから勉強するヒマがないとか、専門書を読む基礎学力がないとかいう言い訳はしないでほしい。わたし達選挙民は、あなたたちが職責を全うすることを信じて投票したのだから。
さて、根室市議たちのなかで何人がこの放送大学講座を見るだろう?
*#2513 市立根室病院の経営状況について:財政再建特別委は機能しているか? Nov. 28, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-28
*#2505 根室市 財源不足7億3500万円 Nov.20, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-20
*#2473 市立根室病院を外部の医師はどうみているか? Nov. 1, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-01-1
2009年11月に外部監査の導入に弊ブログ#791で言及しているのでお読みいただきたい。
養老牛温泉夜話(7)番外編 <根室市大企業論> #791 Nov. 8, 2009
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-11-08-1
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年間売上の範囲内(25億円)に収めるべきだというコンサルタント提案を無視して、総事業費70億円もの巨費をかけて病院建て替えを行った。療養病棟がないという地域医療上の欠陥を覆い隠すために、老健施設の30ベッド増床に国基準(1ベッド当たり200万円)の15倍もの9億円の補助金を支出した。いままた、明治公園の再開発をやろうとしている。市議会の承認を得ているので全部合法的だが、市議会が市政チェック機能を果たせていないようにみえる。
わずか数年の期間にこれだけ病院事業の経営状況が悪化するのは、理由があるはずだが、市議会でも少しも明らかにならない。
たとえば、病院事業には市議の監査役がいるが、もちろん専門家ではない。本を何冊か読み専門的な知識がなければ監査業務をやれるはずがない。だからさまざまな組織に監査役あるいは監査人がいるが、決算書にメクラ判を押すだけという例が多い。そういう監査を繰り返しているとたががゆるんで不正が起きることになる。市立病院は事務長で一度経験しているはず。
病院内部には内部牽制組織もない。病院長と参事がやりたい放題という声が病院内部やお辞めになった医師たちから聞こえてくる。
だれもチェックできない現状を打開するには病院事業に外部監査を導入すればよい。公認会計士による外部監査を行えば経営のチェックはできる。
内部監査も並行して行えばよい。外部監査人と内部監査業務担当者が連携して経営を正常化していくという方法がある。
根室市の財政を市議会がチェックできないなら、これも専門家による外部監査を導入したらよい。市議会で決議し、予算をとればいい。
BS放送の放送大学で「組織運営と内部監査」という15回シリーズの講座が今日からはじまっている。日曜日13時から45分間の講座だ。監査業務に携わっている人や、監査業務に興味がある人はDVDに録画して勉強したらどうだろう。
根室市の財政にとっては市立病院の赤字拡大は最重要な問題のはずだから、監査について大学レベルの専門知識が必要だ。
自分達で町をよくしないといつまでたってもよくならない。努力なしにいい町はできぬのはあたりまえ。補助金頼みのビザなし交流を柱とする北方領土返還運動もあなた任せの根性なし、ベトナムへサンマ輸出も市役所頼みの意気地なし、市立病院建て替えも老健施設増床も補助金頼み、ビザなし交流のための埠頭整備と送迎施設建設も市財政の悪化を理由に100%国の補助金を当てにする厚かましさ。なんでも他人様を当てにし、自分達で努力しようとしない。ホイド根性がすっかり身についてしまっている。他人頼みや補助金頼みはすっかりやめてしまおう。地道な努力の尊さを知るべきだ。10年20年努力すれば町はまるでちがったものになる。
市政チェックや具体的な提案という市議の仕事をまっとうするには、専門知識がいくつも必要だから、持ち合わせがないならそれぞれ関係する本を十数冊ずつ買い求めて勉強するしかない。報酬と仕事はセットであるというのは世間の常識というものだから、ふるさとのために、ぜひ努力してもらいたい。そういう真摯な姿で仕事に取り組む市議をebisuは応援したい。副業市議だから勉強するヒマがないとか、専門書を読む基礎学力がないとかいう言い訳はしないでほしい。わたし達選挙民は、あなたたちが職責を全うすることを信じて投票したのだから。
さて、根室市議たちのなかで何人がこの放送大学講座を見るだろう?
*#2513 市立根室病院の経営状況について:財政再建特別委は機能しているか? Nov. 28, 2013
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*#2505 根室市 財源不足7億3500万円 Nov.20, 2013
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*#2473 市立根室病院を外部の医師はどうみているか? Nov. 1, 2013
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2009年11月に外部監査の導入に弊ブログ#791で言及しているのでお読みいただきたい。
養老牛温泉夜話(7)番外編 <根室市大企業論> #791 Nov. 8, 2009
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2013-12-15 19:53
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「先ず隗より始めよ」 その1
市立病院の乱脈経営は、このまま放置すれば根室市の致命的な癌に成るだろう。ではどこが問題なのか。
まず第一に挙げるべきは医師の給料の高さであろう。
一応各病院の医師の給料は「北海道地域医療振興財団」のHPに載っている。但しこれは表向きの数字で、実際には就職を打診して来た医師と病院側の間で接触の段階から話し合いが持たれ決められる事も有る。特に根室のように最早全国版に成ってしまった”悪い評判”の病院は、医師の雇用の際に相手から足元を見られるケースが多い。
そこでどうしても医師数を確保したい病院側は、一般的に決まっている給料に様々な形で上乗せする。これはどこの病院でも同じだ。世間の殆どが勘違いしている事だが、医師の本給は意外と少ない。私立であればやはり経営状況に左右され全体的に低い。しかし有名な看板医師など別で、その医師の集客(?)能力に応じて給料は上がるようだ。では公立病院はどうかと言えば、その病院が所属する自治体や国で決められた公務員の給料ベースで計算される。その金額は他職種に毛が生えた程度のものと考えて良い。そこで病院側は、本来の当直手当や時間外手当などの正当な追加分以外にも大抵多くの〇〇手当を付けて給料をアップさせている。図書費、研究費、僻地手当etc。
公立病院や一部の私立病院が医師を公募する場合、幾つかの方法が有る。「医事新報」などの医師の業界雑誌、「m3.com」などの医師専用サイト、北海道の場合「北海道地域医療振興財団」のHPに掲載する手段以外にも、「民間医局」と揶揄される”医師就職斡旋業者”を通す方法などが一般的だ。市立根室病院の場合、その全てを使っているようだ。それらの募集要綱は大体が共通している。その中で平均的な数字が用いられていると思われる「北海道地域医療振興財団」のHPに載っている「医師募集」の「常勤医」に目を通すと、
道東の各医療機関の「お家の事情」が垣間見えて来る。
市立根室病院:消化器科、外科、整形外科、循環器科、産婦 人 科、内科、泌尿器科、人口透析と眼科、麻酔科以外の 全科。1500~3100万。年齢不問
市立釧路総合病院:循環器科。1000~1800万。~65歳
市立釧路総合病院・阿寒病院:内科。2000~2400万。不 問
釧路刑務支所:内科。1150~1250万。~63歳
町立別海病院:小児科。2500~3000万。不問
町立中標津病院:内科、整形外科、泌尿器科、麻酔科。 1070~2660万。~60歳
町立標茶病院:内科。1750~2500万。不問
JA摩周厚生病院:内科、外科、人工透析。2100~。不問
中標津・石田病院:内科・指定なし。1600~2000万。不問
根室・江村精神科・内科病院:委細面談、厚遇。不問
根室・介護老人健康施設・セラピーこざくら:内科。1500~ 1800万。不問
ざっと道東の有名処をピックアップしてみたが、これを見るとその病院では何科の医師を幾らで求めているのかが良く分かる。既に皆さんお気付きだろうが、給料は田舎に行くほど高く、募集上限年齢も田舎に行く程”不問”が多くなる。つまりは田舎ほど売り手市場なのだ。そこまでしても医師が欲しい! 言い換えればそこまでしないと医師が来てくれない現実。そこに雇用側と就職側の間に特殊事情(裏取引)が発生しうる訳だ。そうでなくとも根室の公示価格は高い。本来ならば一般論として給料は町立>市立>国立が普通だが、実際には市立根室は道東で最高額である。もっとも上限の3100万は通常院長職に対する金額で誰にでも当て嵌まる訳では無い。しかし・・・噂に依れば副院長以下でもそれに近似した数字のようだ。上の中で「如何にも・・・」と納得出来るのが釧路刑務所の医務官のポストだ。とにかく他のジャンルの病院に比べ安い。まあ国家公務員であるから当たり前と言えば当たり前だが。~63歳とあるのは63歳で定年と言うことだろう。しかし、幾ら仕事が無く9時~5時でも、この程度の給料では医師は来ないだろう。募集年齢が”不問”ならばどこかの病院を定年退職した医師が来る可能性はあるが・・・。
同じ市立病院と言っても釧路と根室では雲泥の差が有る。また同じ市立釧路総合病院系列でありながら阿寒病院は本院よりは遥かに高い。
これまで何が言いたいかと言えば、つまり市立根室病院の公募価格は同じ地域の町立病院よりも高く、更に他病院では考えられないインセンティブが有るにも拘らず医師が集まらない。その理由については改めて考察する予定だ。
by NO NAME (2013-12-16 13:02)
「先ず隗より始めよ」 その2
その1で市立根室病院の医師の給料が他院に比して高い事を書いた。また、それにも関わらずなかなか医師が集まらないとも書いた。そして現在医師募集中の各病院の公募価格をも書いたが、いつもこの時点で大向こうからヤジが飛んで来る。「何で医者ばかりが給料が高いんだ。何様のつもりだ!」
この「医師が高級なのは是が非か?」と言う論議は難しい。資本主義の世の中では何事も需要と供給のバランスで決まって行く。よく「医者に成るには金が掛かる」と言われるが、果たしてそうだろうか。ストレートで公立大学の医学部に入り卒業すれば、他の学部より2年長いだけの違いである。勿論私学の医学部を卒業するならば、大学にも依るが、まあ入学金も含めると年間1000万程度であろう。つまり6年間で4000~6000万の経費と言う事だ。しかしだからと言ってそれだけの元手が掛かっているから医師の給料が高いわけでは全くない。要は医師には患者の生命をコントロール出来る資格が有り、その分だけ患者に対する責任が生じる。それもケースに依っては相手を選べず時間無制限である。更に医師の存在が無いと医療機関は成り立たない。勿論病院は医師だけが働いているのではない。病院には有資格者だけでも、看護師、薬剤師、X線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、管理栄養士、リハビリ関連(PT、OT、ST)などの人間が多数働いている。更にそれを裏方で支える事務系職員、出入りの美掃関係など大所帯である。だがその巨大な組織は医師の指示の下で初めて機能する。つまり病院に取って医師の存在は”better”なのではない。法律的にも”must”なのだ。そうであれば必然的に医師の立場は強くなる。だからそれに見合った給料は当然とも言える。更に言えば、道東地域の各病院の医師の給料が高いのは、やはり需要と供給のバランスの結果である。因みに札幌圏の公立病院では、医師募集の際の公募価格は精々1500万止まりだ。それは高額な給料を提示しなくても医師が便利な都会に集まって扱って来るからだ。特に最近の若い医師にはこの傾向が強い。斯様に需給のバランスの上で成り立っている医師の給料を、その仕事内容や責任の大きさを考えずに数字だけで非難すれば、給料は引き下げ患者に対する過大な責任のみ残せば、いずれは誰もそんな割の合わない仕事は請け負わなくなるだろう。全てが個人の自由に任される資本主義社会に於いて、個人の夢やボランティア精神・自己犠牲で患者を診ようなどと考える医師はそれ程居ない。勘違いされては困るが医師もただの一人の人間なのだ。皆が先ず自分の事を優先して考えるのが当たり前のように、医師も自分の事が優先なのは当然だ。ただその仕事が病気の患者を治すことなので、そこにヒポクラテスや赤ひげ、ナイチンゲールなどがしゃしゃり出て来て世間に誤解を撒き散らす。「医は仁術!」までは共感出来る部分も有るが、だからと言って「医師個人の生活まで犠牲にしろ」と来ると、「ちょっとあんた!」と文句の一つも言いたくなる。そして決まって出て来る言葉が「国民の税金を使って医者に成ったのだから、国民に奉仕するのが当たり前だ!」。ではそのような決め付けをなさる方に一言切り替えし。「教育に国の税金が使われるのは何も医学部だけではない。国立大学の他の学部も同様だ。また私立大学も一部は国の補助金でやっている。それなのに司法官や高級官僚など他の分野の高給には誰も文句を言わずに何故医師だけを目の敵にするのか?」
by NO NAME (2013-12-16 15:59)
給料だけではないでしょう。
院長、参与の出張旅費を公開請求しましょう。
恐ろしい内容が溢れ出ますよ。
by NO NAME (2013-12-16 16:43)
「先ず隗より始めよ」 その3
その2では「何故医師だけが何時も俎板に上げられるのか」について私見を書いた。それに対する反論があれば何時でも仰って戴いて結構である。
さて、その1に書いた北海道地域医療振興財団HPの医師募集要項一覧で、「これを見るとそれぞれの病院の台所が見えて来ると」書いた。それはこうである。例えば”町立別海病院”の場合、ご存じの様にあそこの町には国(防衛省)から多大の金が入って来る。勿論自衛隊や米軍の実弾射撃に対する見返りである。だから医師募集に際しての提示給料が飛びぬけて高い。上限は僅かに根室の方が高いが、加減が2500万以上である。つまりどんな経験の浅い医者でも最低年収が2500万も保障されることに成る。そこで注意深く別海病院のHPを見ていると、或る事に気が付く。内科、産婦人科は変化は無いが、外科や整形外科、小児科は結構短期間で医師が変わっている。これは給料が高いので短期間でも蓄えが出来易い。つまり急いで金が要る医師にとっては非常に便利な病院と言う事になる。年間2500万以上と言う事は2年間で5000万には成る。それだけ貰えばかなり貯蓄も出来る。そこで「ハイ、さよなら!」??も有り得る話だ。また別海は以前より産婦人科がお産を扱っている。これは病院のシンボルかも知れないが、新生児が生まれるので小児科の負担が大きい。それも複数居ればまだしも、小児科は何時も一人だけである。そうなると小児科医が居つかない。その動きが有るのかどうかは分からぬが、現在小児科医だけの募集が出ている。
では根室はどうか。現在殆どの科で医師を募集している。これはすなわち、新病院に成ったのに医師の絶対数が不足している事を現しているに他ならない。市立根室病院のHPには医師の名前が載っているが、あそこは常勤医全員に役職が付いている。つまり「医師」と書かれているのは皆非常勤医である。それを頼りに数えると常勤医は14名だが、そろそろ内科の1名が辞めることに成っているそうだ。そうなると常勤医は13名で新病院を維持出来る医師数に足りなくなる。また医師数が問題に成るのは病床数だけではない。外来患者が増えるとそれに伴って医師数が増加しなくてはならない。これは病院の医療経営の土台(保険点数上の)に関わる問題である。つまり現在の根室に必要なのは〇〇科の医師ではない。何科でも良いからとにかく常勤医が欲しいのだ。そのために全科に近い診療科の募集の形を採っている。募集されていない眼科と麻酔科は、それぞれ旭川医大眼科、北大麻酔科との繋がりで来て貰っているので、下手に違う所から医師を呼べない事情が有る。
と、これまでは医師募集から読み取れる「表の顔」について考察して来たが、問題は「裏の顔」である。これだけ派手に医師募集の広告を出すと、それなりに人の目に止まり結構あちこちから照会が来るものだ。その中には勿論真面目な就職希望者も居るだろうが、反対に”冷やかし”も居る。特に夏場など就職の可能性をちらつかせた「病院視察」旅行が出て来る。病院としては就職してくれるなら視察旅行の経費など安いものだ。往復の飛行機代や根室での宿泊費、院長同席の宴会(歓迎会)などの費用は全て病院持ちである。例えは悪いが、街に立っても全く客が付かない娼婦が、「ねえ、お客さん。安くしとくからさあ」と取りすがりの手を引っ張るようなものだ。「そこまでやるか!?」と思う人も居るだろうが、これは現実である。しかし根室の最大の問題は、そこまで遣りながらいざ話が進み始めると、病院側が”ちゃぶ台返し”をすることが有る点だ。或いは公募に打診して来ても事務レベルで勝手に断ってしまう事も実際に在った。旭川医大が根室から引き上げる際にしばらく残っていた整形外科が、根室に就職を希望している整形外科医が居るとの情報を持って来た際に事務サイドはその話を潰した。そして当時”裏”で交渉を進めていた某医大からの医師が赴任。そしてこれは噂だが、その医師が事有る毎に医局で当時の院長に文句を付け、彼の招聘に努力した外科医(やはり某医大OB)や副院長(現院長。これも某医大OB)が共同戦線を張って前院長の追い落としを開始。やがて前院長はそんな医局に失望して根室を去ったと聞いている。勿論この一連の策謀の裏で市長が糸を引いていたとの噂も有る。市長にすれば、当時どんどん出張医を送り込んで来た某医大を信用してそのカラーで染めたかったのだろうが。当然募集に応えて連絡を取ったのに袖にされた整形外科の医師は怒りその事を周りに暴露(ネガティブキャンペーン)し、そう言った話は業界内で瞬く間に広がる。。今や全国的に、「市立根室病院」=「ああ、あのろくでもない病院か」である。現体制が変わらなければ、この汚名は恐らくずっと雪げないであろう。
by NO NAME (2013-12-16 17:41)
釧路管内と根室管内の医師募集に関わる給与条件を並べて、解説してくれたので、なるほど、都市部と「僻地」でどれほど違うのかがよくわかりました。
同じ病院でも、僻地の分院は給与が高いという事実もわかりました。
医師という職業がなぜ待遇がよいのかも、投資コストや命にかかわる仕事であるがゆえに責任の重さと訴訟リスクも。
市立根室病院の常勤医は役職のついている方のみですか、「○○医師」となっているのは非常勤。
医師招聘にまつわる過去のトラブル、そして似たようなケースが現在も続いているのでしょう。
前院長追い落としを含む院内の過去のゴタゴタが、医師の間で広まり、市立根室病院の評判を落としていることはわたしも承知しています。
専門家の具体的な説明・ご意見は貴重ですから、存分にお書きください。わたしも勉強になります。
その1、その2、その3と「三部作」になっていますが、まとまりがいいので、本欄へアップすることをご諒解ください。漢字変換ミスは本欄へアップするときにわたしのほうで訂正しておきます。
by ebisu (2013-12-16 23:23)
2011年に病院長が160日も出張していたという情報がありますから、市議会は年度ごとの明細を調べるべきですね。赤字が8億円も増えて17.2億円になった原因調査を病院任せにしていてはいけませんね。
>給料だけではないでしょう。
>院長、参与の出張旅費を公開請求しましょう。
>恐ろしい内容が溢れ出ますよ。
市議会文教常任委員会は公開でやっているはずですから、どなたかそこへ出かけて、委員の方に聞いてみたらいかがでしょう。
by ebisu (2013-12-16 23:31)
「先ず隗より始めよ」 その4
今回は、その病院内の医局について考えてみる。この場合”医局”と言う意味は、現場仕事がoffの医師が戻って来る(自分のデスクが有る)場所と言う具体的な意味合いの他に、院内の医師の集まりと言う抽象的な表現でもある。通常院長や副院長は自分の個室を持っているので医局に居る時間帯はあまり多くない。しかし医局は医師が集まる広場で在るが故に各科の医師の井戸端としての情報交換が行われる病院内で極めて大事な場所である。従って良い院長や副院長は積極的に医局に顔を出し出来るだけ多くの医師と交流する。そのために都合の良いのが昼食を医局で皆で食べる事だ。人間食事をしている時には意外に素直に自分を曝け出せる。昔は大学病院を含むどこの病院でも5時に成ると医局に戻って来た医師たちは冷蔵庫からビールを取り出し麻雀卓を囲んだり将棋盤や碁盤で向かい合った。しかしそれは一部の医局の先輩たちで、大方の若手の医師は未だ病棟で自分の受け持ち患者の診察やカルテのデータ整理で悪戦苦闘中。やがて彼らが腹を空かせて三三五五医局に戻って来ると、先ず冷たいビールで喉を潤し患者さんからの差し入れのお菓子を撮んだり酒の肴を齧ったりしながら遊んでいる先輩たちの周りを囲む。すると地方のアルバイトなどで懐がリッチな先輩が「寿司でも取るか」。若い連中は歓声を上げ涎を垂らして寿司桶が届くのを首を長くして待つ。何故ならば貧乏な彼らに寿司ごときさえ贅沢なのだから。かって国立大学の医局の非常勤医は、いわゆる日当6000~7000円の”日雇い”で、大学からの給料は上司の当直を肩代わりしてさえ月額12万程度だった。(世論操作をして医師を叩きたい日本のマスゴミは、世間が少しでも医師に同情するような事実は、一切取り上げない)。当時の後輩で女房と共稼ぎしていならすき焼きすら食べられない貧乏な奴が居た。あの当時「金の事なんか気にしないで食え」と寿司を食べさせた後輩たちは、皆何処かの病院で医長や部長、また大学の教授さえ居る。先輩として後輩たちがそれぞれの病院の中核を担うようになれば、もう自分の役割は終わりである。
ここまで書けば、恐らく皆さんにも医局の雰囲気が伝わるだろう。酒や遊びを通して先輩後輩、同期の仲間との絆(結束)を深め、また医者としての在り方ら学問的知識を学べる不思議な場所(空間?)であった。
しかし昨今、何処の病院にもこんな雰囲気の医局は見当たらない。その理由の一つは、世間の医療機関に対する厳しい見方だろう。
「病院なんだから、黙って病気を治してさえいれば良い」
確かにそうだ。病院の第一義的使命は、勿論患者の病気を治すことである。しかしそのためには勉強して知識を蓄えなければならない。それも現場に即した活きた(ダイナミックな)学問で無ければならない。それは机上の教科書からは得られない。”一子相伝”ではないが、その意味で医療の現場も”徒弟制”と言えるかも知れない。かっては”医局”がそれを学ぶ場であった。
最近こうして昔の医局の事を思い出すにつけ、将来を見通さず今の表面だけを見て騒ぎ立てる日本の悪しき風潮に心が痛む。確かに”医局”は自分勝手で(教授が)地方の病院にもかなりの迷惑を掛けてはいたが、そのマイナス面を補うプラス面も多かった。少なくとも自分はそう思っている。だから普段医師が集まらない医局や誰とでも忌憚なく話し合える場ではない医局を見ると、小生の目には近い将来その病院が傾く姿が見え隠れする。
残念ながら、噂で流れて来る市立根室病院の医局は、”死んだ医局”のようだ。それは将来への発展の余地が無い事と同義だ。「それは根室は色々な出身大学の集まりだからお互いに遠慮しているから?」。いや違う。「では何故?」
答えは簡単だ。医局の”主”が何時も気を配りさえすれば、出身大学間の”壁”など容易に突き崩せる筈だ。「ではどうしてそうならない?」 これも答えは簡単だ。”主”がそんな必要は無いと思っていて、更に”主”の雇い主が医師の世界に無知だからに他ならない。
以て瞑すべし
by NO NAME (2013-12-17 14:00)
「先ず隗より始めよ」 その5
病院の医局内が何故まとまらないのか? やはり出身大学が異なる医師集団では、それぞれのプライドが邪魔して融合出来ない?お互いが自分こそと言う自惚れが邪魔をする?
確かに残念ながらこれらは或る部分でいずれも否定は出来ない。そもそも医師の集団は良きにつけ悪しきにつけプライドが邪魔をする。まあどこの大学の医学部出でもその後の医師国家試験を通れば医師としての資格は平等である。しかし、だからと言って彼らの間に何時も平等が存在するかと言えば、甚だ疑問だ。それは学会などを垣間見ても分かる程だ。そんな世界にどっぷり浸かっている医師たちは、それこそパドックで各々が好き勝手にあちこち向いている競走馬の様なものだ。同じ方向に向かせるような鞭の使い方は困難とも言える。しかし考え様に依っては、彼らを御し難いのはそれは彼らがそれぞれの学閥を引き摺った医師であるからで、単純に医師として、或いは医師と言う服を脱がせた裸の人間同士の付き合いでなら、多分意思の疎通は図れるだろう。ただその場合、医師である”主”自らが”主”の仮面を脱ぎ捨て一介の医師、一人の人間に戻らねばならない。これは狭い医療世界を医師として歩んで来た人間には至難の業である。何故なら医師は常に甘やかされて育つからだ。或いはその世界から飛び出さない限り常に守られるからだ。その分世間知らずで頭でっかちな人間が出来上がる。よく坊主や僧侶、神父、学校の教師は、若い頃に悪三昧だった人間の方が良い導き手に成ると言う。
ではこの”悪三昧”は何処に居るのだろうか。勿論何処にも居るが、強いて言えばそのようなアウトローは総合大学の医学部に多いかも知れない。それに比べ、医科大学は単科大学である。総合大学の医学部よりも更に「俺たちは医者の卵なんだ」と言う意識が強いようだ。そのプライドが良い方向に発揮されれば真面目に勉学に勤しむだろうが、悪い方に向かうと「俺は医者だ!」を旗印にそれが通用する(歓迎する)医療社会から敢て飛び出さない。皆から「先生」と呼ばれて単純に喜んでいる。先輩もまた同じ穴の貉なので後輩を矯正できない。これが総合大学の医学部となると、何処に行っても色々な他学部の学生がいる。彼らに取っては”医学部”は数多い学部の中の一つに過ぎない。(勿論、医学部は大体入試の偏差値が高いので、多少の羨望や僻みを感じることはあるだろうが)。だから人間同士、或いは同じ土俵の社会人同士の付き合いを要求する。要するに総合大学の医学部生は多少は世間の荒波に揉まれる機会があるが、医科大学の学生は”井の中の蛙”に成り易い。つまり人間としての幅が少ない。勿論医科大学卒の医師が皆そうだと言うわけでは無い。時には豪快な医者も居る。
では、もし病院の医局が色々な大学卒の医者の混成部隊ならば、そこの部隊長にはどのような人間が適任だろうか。良い上司とは、或る意味部下の才能に気付きそれを無限に伸ばす(育てる)人間の事かも知れない。そんな”主”が居てこそ組織は一丸と成って夢に向かって突き進めるのだと思う。
振り返って、現在の市立根室病院の医局は・・・「住民不在の主導権争いばかりやっている」と言う噂が聞こえて来る。
by NO NAME (2013-12-17 16:38)
「先ず隗より始めよ」 その6
最近つくづく思う事は、「日本人は、或いは日本の社会は不思議な国だ」と言う事だ。教授の独裁に近い医局運営は、今では”諸悪の根源”と見做されている。確かに自分の人生を振り返ってみると、随分医局には腹を立てさせられた事は事実だ。大学からA市の農協系病院に移り、1年経ってからO市の同じ組織の病院に移り、1年後にまたA市の病院に戻る。これなど医局人事の典型で動かされる医局員の迷惑など一顧だにされない事を証明している。結果的にA市の病院に2年間居るなら、始めからA市で2年経ってからO市に移せば受け入れる病院側も動かされるこちらも無駄が無い。このように1年刻みで移動させられると、毎年の引っ越しの手間暇、書類の書き換え(健康保険、年金書類)だけでももう嫌に成る。そしてどこの病院に行っても新人扱いで忘年会で余興をやらされる(笑)。第一仕事的にもやっと気心が知れて来た患者さんとも翌年には分かれなくてはならない。やっと患者さんの名前を憶え病歴が頭に入った頃にはもうお別れが待っている。そしてまた新しい土地で新しい患者さんの名前を覚え・・・の繰り返し。どこの医局にも最初は大学病院で紙張り(最下っ端=毎日データをカルテに張る)を1年間、翌年は比較的大きな市(旭川、帯広、釧路、函館、苫小牧辺り)のセンター病院の下っ端を1~2年毎に転々。少しは医師として現場経験を積んだ頃に大学に戻り、多少は研究者の真似事を1~2年(医局によってはここで海外留学)。そして再びドサ周りの始まり始まり。今度は遠隔地の町(室蘭、網走、北見、名寄、稚内、留萌辺り)のセンター病院の医長(下手をすると一人医長)として、全て自分で考え問題を解決する、考えてみれば医師としての人生の中で一番恐ろしくかつ一番勉強に成る環境を与えられる。この際には医師としての幅広さが試される。このような街のセンター病院は大抵その地域の救急指定病院だ。そこに勤務すると同時に勝手に月に何回かの”当直”(実は夜間救急当番)に組み入れられる。医局命令(人事)で派遣されているので嫌とは言えない。病院によっては眼科の医師すら救急当番に組み入れられる。世間には「医師は学生時代全ての科を勉強している筈だから或る程度は何でも出来る筈だ」との”美しき誤解”がある。時に田舎の病院の事務さえそう思い込んでいる(笑)。大体どこの病院の医師募集要項にも「月に2~3回の当直の義務」なんて書いてあるが、あれは嘘だ。本来の当直(病棟患者に何も無ければ寝て居られる)なら誰も文句を言わない。むしろたまに小遣い稼ぎとして歓迎される。しかし実態は”夜間診療、夜間救急”。もし個人的に病院と就職の交渉を持てるなら「ここに当直を月に2~3回と有りますが、これはただの寝当直ですよね。もし夜間診療なら明らかに労働基準法に違反するから訴えます」と病院を脅す事さえ可能だ。しかし医局人事で派遣される場合には事情はがらりと変わる。当直の内容について文句を言っても、「おたくの医局が認めている事ですから」でチョン。そこで医局に文句を言っても、「まあ、医者なんだから
たまには色々な事を経験しろ」と全くの他人事(怒)。しかし最近では、仮に眼科医が当直(夜間診療や救急)に当たり一刻を争う救急患者に手を出せなかった場合には、やはり訴えられかねない。何故なら救急指定を受けている病院の当直医は、何科の医師であろうとも救急医療を行える能力を義務付けられているからだ。しかし現実には眼科の様な超専門的分野の医師にはきつい。そこで眼科医を派遣する大学の医局によっては、「もしうちの医局員に救急当番をやらせるなら、うちの科は医師を引き揚げる!」と圧力を掛ける。水戸黄門に印籠を出されては悪代官は「ははー」である。
この件、一見冗長な世間話のように思われるかも知れないが、書いている方としては、”医局”と言う組織の影響力、”当直”の違法性、昨今の医療訴訟問題の隠し味のつもりが有る。
医師が勤務する場所は大半が病院と言う医療機関である。つまり大きな組織(或る意味、海千山千の企業)だ。そこに単身踏み込むにはそれなりの経験が必要で、病院側との間の様々な問題解決には自己責任が伴う。しかしそこに医局が介在すると、派遣される医師は従順に成らざるを得ない。それは雇う病院側も安心出来るし、また一方の医師にとっても医局の看板を背負う事で或る程度病院側と対等のテーブルに着ける。医局の看板を背負うと言う事は、もし自分の手には余る時など医局から援助を得られる事を意味している。それはまた病院側に対する医局の責任(保障)でもある。
昨今悪の代名詞のように言われる大学の医局制度にも、このような功罪がある。全てが悪いわけでは無い。勿論旧弊は改めるべきだが。
、
by NO NAME (2013-12-18 09:25)
うざい!
あんた北大出身のAだろ?
もう根室から出て行ったんだから大人しくしてろ!
うざい!
by 「先ず隗より始めよ」さんへ (2013-12-18 11:15)
>うざい!
どなたかは知らないが、子どもじゃあるまいし・・・
反論があるなら、具体的な箇所を挙げて整然と書かれよ。
by ebisu (2013-12-18 13:06)
ebisuさん。こんにちは。
コメント欄の「先ず隗より始めよその1~6」までをじっくりと読ませて頂きました。
正直、今の市立根室病院が対外的にどのように思われているかが、はっきり理解できますね。
(文面から恨み辛みが滲み出てきます)
私がこれを読んで思ったことを率直にコメントします。
聞いてはいたが、本当に医師の間では、根室は嫌われている場所なのですね。
また既に根室は、札幌医大や孝仁会の金庫に成り下がったとしか思えない。医師招聘の仕方です。
10年後、市立根室病院に医師がいない可能性があるのかもしれない。それ以上に「市立」または「病院」の看板がない医療場所になってしまうかもしれない。と感じました。
※根室孝仁会病院や市立根室診療所になるのでは?
あと医師側の傲慢な点も感じることができる。
人命を預かっているのだから仕方ないが、医師派遣を人質に圧力をかけるのは頂けない。
(昔から変わらないやり方ですけどね)
病院にいく私たちにとってみれば、長く居てくれる医師を渇望しています。せっかく1本釣りした医師に逃げられる現状をすこしでも改善するのが急務ではないだろうか?
by 相川始 (2013-12-18 14:19)
相川さん、こんばんわ
6回に分けた「先ず隗より始めよ」は、市立根室病院が過去どうだったのか、いまどうなのか、そして医局と病院の関係など、一般市民が知りがたいことを丁寧に解説してくれています。
ありがたいですね。
>聞いてはいたが、本当に医師の間では、根室は嫌われている場所なのですね。
根室が嫌われているのではなく、現市長と参事のこの数年間のやり方が根室の評判を落としたのでしょう。
きちんとしたやり方をすれば、信頼は取り戻せます。
こういう具体的な情報を市民が知って、根室の地域医療を守るために何をすべきか考え、それぞれにできることをやればいいのだろうと思います。
何もしないでいたら、早晩根室の医療は崩壊しそうです。
人的な面でも、経営面でも、止まらない赤字拡大の面をとっても状況はが瓦解寸前です。
市議会文教厚生常任委員会のメンバーはどう考えているのでしょう。仕事ですからメンバー各位が自分の考えを表明すべきですね。
二人ブログを書いています。
by ebisu (2013-12-18 22:48)
関係ありませんが、本日のハナタレナックスは
北海道の笑顔プロジェクト14順目
音尾琢真 根室市の旅
http://www.htb.co.jp/hanatare/
です。
根室の不動産事情が紹介?されるみたいです
by 相川始 (2013-12-19 10:42)
根室市の不動産事情が紹介されるようですね。
面白そう。
深夜0時45分からとなっています。
by ebisu (2013-12-19 11:44)
6月に退職した常勤医のS医師、そしてつい先日常勤医のM医師が退職しました。
お二人とも同じ理由のようです。
現在の体制にあきれて根室を去りました。
「医信伝心ネットワーク」も「オール根室」も中小企業同友会も商工会議所も、二つあるロータリークラブも市議会文教厚生常任委員会も、根室の地域医療にまったく関心が内容で、まったく声を上げませんね。不思議な国の根室住人の面々。
こんなことでは根室の地域医療は守れません。
by ebisu (2013-12-19 11:51)
ebisuさん。こんにちは。
昨日のハナタレナックスを見ました。
釧路・札幌と比較して、根室の家賃高~と感じる内容でした。
確かに私も東京時代、すこし広めの1Kを根室の家賃で住むことができていました。
この不動産事情だと、市民が離れていくしかないのかな~。
まったく医療と関係ありませんが、感想まで。
by 相川始 (2013-12-20 11:34)
根室の家賃は高いですよ。
東京新宿駅前で少しふるめのビルなら坪単価18000円で借りられました。2000年ごろに話です。土地の価格は坪単価1000万円を軽く超える場所です。
根室はそれよりもずっと安普請のビルでも坪単価9000円が相場ですから、信じられないほど高い。
アパートも家賃が釧路よりも5割ほども高いのではないでしょうか。
家賃に関する限りは住みにくいい土地柄は事実でしょう。
なんとか安い家賃で住宅を提供してもらいたいものです。
根室の移住してきたら、ほとんどの人が最初の内はアパート住まいですから。
空家件数はおそらく15%を越えていますね。十年以内に二十数%になるでしょう。
アパート代が高くて、空き家がごろごろしている、なんだかヘンですね。
by ebisu (2013-12-20 13:19)
給料だけではないでしょう。
院長、参与の出張旅費を公開請求しましょう。
恐ろしい内容が溢れ出ますよ。
by NO NAME (2013-12-16 16:43)
ANAプレミアムポイント
ANA Million Miler Program
旅費規定
出張旅費札幌(金土)+情報収集札幌(日)
by ANAプレミアムポイント (2013-12-26 00:58)
院長、参与の出張旅費を公開請求しましょう。
恐ろしい内容が溢れ出ますよ。
何でも噂では、院長に成る前にも毎月2回の札幌出張(情報収集)枠(年間約100万?)を使って、女房同伴でヨーロッパ旅行していたとか。
by 井戸端の市民 (2013-12-26 09:21)
「井戸端の市民」さんへ
おはようございます。
>院長、参与の出張旅費を公開請求しましょう。
恐ろしい内容が溢れ出ますよ。
おやおや、院長だけでなく参与の出張も問題ですか?職位は参与なのですか?それとも参事なのですか?市役所の職制はどうなっているのでしょう?
やってごらんなさい、一般市民が、そうした資料の公開請求をしても、たぶん門前払いです。ebisuは医療事故等に関する資料公開したことがあります。欲しい資料は出てきませんでしたよ。何科で起きたのか、何年何月に起きたのかすら明らかになりませんでした。それどころか死亡事故を事故扱いしないように「事故ではないよね」と権限のある方が何度も念押ししたとか。事故扱いになっていない事故があるようですね。都合の悪い情報は公開請求しても出てきません。
購入機器に関する資料請求も拒否されたと記憶しますが、こんなもの公費で購入しているのですから、財務諸表附属明細表に載せるべきものであり、それすらわからない管理部門と交渉するのはやめて、あとできちんとしたルートから手に入れました。
そういうわけで市民個人が資料公開請求してもこれほど病院側にと市側に都合の悪い資料は公開を拒否されます。やってご覧になったらいかがでしょう?
結果を投稿していただけたらありがたい。
ebisuのほかにもうるさい市民がいると思ったら、少しはブレーキがかけられます。
根室のお住まいだと、親戚・友人に市役所関係者や市役所と癒着している取引業者、公務員、病院関係者などがいるでしょうから、いろいろと不都合が生じることは覚悟の上でなければできませんね。軋轢を怖れてほとんどの市民が動きません。そういう土地柄ですから、現在の市の財政状態の悪化や町の活力がないのです。しかたありません。
こういうことは市議会に文教厚生常任委員会があるので、そちらのメンバーにお尋ねいただくのが一番いい。職務上の確認事項ですから、文教厚生常任委員会から市立病院へ直接問い合わせるのがよろしいかと思います。
でも、市議達もいろいろと関係がありますから、普通の市民と同じですよ。ふるさとのためなんて本気で動いたら総スカンを覚悟しなくてはいけません。それほど勇気のある市議が果たしているでしょうか?
(釧路にはそういう市議が小数ですがいます)
こういうことにブレーキをかけるために一番よいのは、業務監査とプロの外部監査を導入することです。放漫経営はとめなければならない。今年度の病院事業赤字は20億円を超えます。資材収入は28億円ですから、7割以上が病院事業の維持のために失われます。
by ebisu (2013-12-26 09:59)
「ANAプレミアムポイント 」さんへ
おはようございます。
具体的ですね。
>ANAプレミアムポイント
ANA Million Miler Program
旅費規定
出張旅費札幌(金土)+情報収集札幌(日)
札幌出張でマイレージをせっせとためているということですか。「出張」を繰り返せば当然そういうことになりますね。役得でしょうか?
「情報収集」という名目をつけると、手当もつく。慣行になっているようですね。それともそういう旅費規程があるのでしょうか。
いずれにしても、このあたりの確認は市議会文教厚生委員会のお仕事でしょうね。
市議の仕事をきちんとやれと市民が要求したら、市議のなり手がいなくなるかもしれません。笑えない現実です。
だれもできないなら、業務監査と公認会計士による外部監査を病院事業に導入すべきです。
根室市民の皆さん、知り合いの市議、あるいは投票した市議にお願いしてみたらどうでしょう。市民の代表として動く市議が現れるかもしれません。市議のほとんどが根室人ですから、生まれ育ったふるさとのためです、期待しましょう。
by ebisu (2013-12-26 10:04)
旅費規定
出張道内2日90000円
出張道外2日100000円
情報収集道内4万円相当
情報収集道外6万円
札幌滞在金曜日から日曜日
1 札幌金曜日出張宿泊なし
出張旅費0円+土曜日日曜日情報収集4万円相当
2 札幌金曜日土曜日出張宿泊
出張旅費90000円+日曜日情報収集4万円相当
by 旅費規定 (2013-12-26 22:37)
旅費規程の開示ありがとうございます。
情報管理課長さんへ公開請求したわけではありませんが、なるほどよくわかります。
道内出張2日で9万円ですか。
これは出張手当のみでしょうか、それとも交通費も入っているのでしょうか?
交通費は入っていませんね。
そうすると病院側の出費は、この金額に往復の飛行機代と中標津あるいは釧路へのタクシー送迎が加算されますね。合計8万円程度でしょうか。道内出張二日で病院側の出費は17万円。医師の数だけかかるということでしょうか。頻繁に出張を繰り返す医師は院長くらいなもので、他の医師のかたは月に一度くらいでしょうね。
ところで普通の民間会社では役員といえども出張手当を一日あたり4.5万円を出す会社はありません。旅費規程に定めがあり、旅費規程は社員に公開されますから、役員にそんなにだしたら、社員とのバランスが取れないので、普通の上場企業ではありえませんね。せいぜい1万円でしょう。
私が勤務していたある上場会社ではどうなっていたか、出張してそんなに儲かるようにはなっていません。外食したりしても足が出ない程度だったような気がします。
正月にでも資料がどこかにあるでしょうからみてみます。
4.5万円×160日=720万円
2011年度の実績は160日だそうです、出張したくなる金額ですね。(笑)
by ebisu (2013-12-26 23:46)
規定
日勤 8万円
日勤+待機 12万円
日勤+待機+当直 15万円
例外
外科 整形外科 週末待機
15万円×3日
産婦人科 麻酔科等
by 出張医師 (2013-12-26 23:53)
旅費規定
出張道内2日90000円
1泊追加で17000円
出張道外2日100000円
1泊追加で23000円
by 追加 (2013-12-26 23:57)
利尻出張
根室勤務医師から利尻島勤務医師
利尻島病院 根室と同じ制度
by 利尻島 (2013-12-27 00:17)
旅費規定
by 領収書なし (2013-12-27 00:28)
ebisuさん。こんにちは。
H議員のblogに「市立根室病院改革プランと経営形態見直し」に関する答弁がありました。
一読してみると、市立堺病院みたく地方独立行政法人化する方向性が明確に理解できます。
地方独立行政法人化したら、誰が経営責任者になるのだろう?なり手がいるのか?
下手をすると、孝仁会などが掌握することになる。
また確実に給与が減額になるので、職員が離れることも考えられる。現在、勤務している病院職員はこれをどのように思っているのだろうか?
※事務局員は市役所に帰れるから喜んでいるのかも?
本当に将来は「市立」の看板を下ろすことになるのかもしれない。
by 相川始 (2013-12-27 09:18)
相川さん、こんにちは。
昨日の本田市議のブログですね。かれは文教常任委員会の委員長です。市議会での質問ですから真実でしょう。
寝耳に水のようなことを書いていますが、予測外だったら、間が抜けていますね。予想されたシナリオです。
あれだけ法外なお金(総事業費70億円)をかけて建て直しをした。年間売り上げの3倍もの巨費です。コストカットは一切した形跡がありません。
そして昨年度は17.2億円の赤字。来年から繰り延べた赤字の返済が3.6億円ほどかかってきます。
今年度の赤字額は20億円超、いまも放漫経営のやりたい放題ですが、それは「地方公営企業法全部適用」あるいは「独立法人化」を前提としていたからこそ。
市長には経営建て直しのつもりはありません、赤字を膨らむだけ膨らませて処置なしの状況を演出、そして「身売り」です。
無能な市長の動きは予想どおりのようです。
病院職員に動揺が走るでしょうね。身売りされたら、事務職員は全員職がなくなる。看護師もほとんどが解雇、残った人は3割から4割の給与カットという事態が起きるでしょう。医師も全員解雇。
職員に危機感はないのでしょうか、私には不思議です。ひょっとして事態の深刻さがピンときてないのかもしれませんね。
「考仁会根室病院」・・・有力な選択肢でしょう。どこになるかはわかりません。建て替えしたばかりですが、ただ同然での引渡しとなるでしょう。
国や道からの補助金の関係があるので、何か不都合なことが起きるのかもしれません。病院建て替えの際の駐車場として鳴海公園が問題となったことがありますが、国から補助金をもらっているので、病院駐車場に転用した場合に、補助金を返済しないといけなくなるという市側の説明がありました。
診療機能や入院機能の縮小が起きなければいいのですが・・・
危ないですね。
年寄りにはますます住みにくくなります。
by ebisu (2013-12-27 12:15)
【地方公営企業法全部適用】について
調べてみました。
地方公営企業法の全部適用では市長が事業管理者を選びます。
事業管理者が職員の給与・配置等を決定できます。
経営責任が形式上市長から事業管理者に移りますが、赤字分については相変わらず市側から補填することになるので、実質的には変りがありません。
職員の身分は地方公務員のまま、赤字は市で負担ということになるので、何も変らない。
意味がないですね。
赤字学を減らすためには、独立行政法人化するか民間への身売りしかないでしょう。
国の方針も、公営企業法全部適用は一時的な措置だと受け止めているようです。行き着く先は独立行政法人化です。
巨額の赤字を抱えることになるので、結局民間病院へ身売りということになるでしょう。なしくずしにやるということです。
だから職員は地方公営企業法全部適用下では地方公務員ですが、そのご民間へ売り飛ばすことになり、地方公務員としても身分はなくなります。不採算部門はカットすることになるので、診療機能は縮小されます。
市民(患者)にとっては不便極まりない事態が起きるのでしょう。
企業会計原則が適用されるので、財務諸表は前倒しして平成24年度分も企業会計原則に基いて作成・公表すべきです。これは市議会、なかでも文教常任委員会の役割です。
by ebisu (2013-12-27 20:57)