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#1483 福島第1原発内の作業実態:「4日働いて2日休み」 Apr. 23, 2011 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 4月22日NHK総合テレビ14時43分ころのニュースで福島第一原発の作業実態を報道していた。「4日働いて2日休み」だというのである。ネット情報によれば作業員は200人ほどしかいないという。「工程表」どおりに作業を進めるつもりなら、これから9ヶ月間で作業員が1万人は必要になるのだが、最初からつまづいているのではないか?

 1号建屋の40メートル手前で250mSv/h、建屋内部でロボットが計測した値はそれぞれ50mSv/h前後と空間放射線量が報告されている。
 たとえば、1号建屋手前で1時間作業したらその作業員は2度と福島第1原発敷地内で作業はできないはずだ。建屋内部に入ったら4~5時間が限度で、それ以降は原発敷地から退去しなければならない。2度と作業はできないはずだ。だから「工程表」はほとんど現実性がないと小出裕章氏はラジオ番組で語っている。放射能汚染濃度が高すぎるのである。

 4日連続で働いて2日休みということは、同一作業員が翌週も作業しているということだ。とんでもない話だ。原発敷地内の作業区域でそんなに線量の低いところがあるのだろうか?
 原子力安全保安院は現場へ行って作業員のチェックをすべきだ。東京電力から上がってくる報告書を見ているだけでは現場で何が行われているかわかるわけがない。下請けの作業員に過酷な作業を強いているのではないか?いままでそうしてたくさんの人が原発作業の被曝が原因で死に、補償金で事の真相が闇から闇に葬られてきた。
 繰り返すが、原子力安全保安院は現場へ行っていまこそ職責(チェック機能)を果たすべきだ。

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