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#1466 オーバーテクノロジー(メモ) :ホーキンスの警告  Apr. 8, 2011 [A4. 経済学ノート]

 ホーキンス博士が福島第一原発事故に関連した発言をしている。その中に標記の言葉、オーバーテクノロジーが出てくるが、これは馬場宏二氏の「過剰富裕化」概念と共にパラダイムシフトのキーワードの一つだろう。
 かれはオーバーテクノロジーを「自分たちでは使いこなせない技術」と定義し、具体例に原子力技術を挙げている。

想定外の事態が発生して放射能を漏らしているのであれば、原子力は人間が100パーセント操れる技術ではないという証拠なのだ。つまり原子力はオーバーテクノロジーであり、それでも「安全だ」「管理できる」というのであれば、それは自欺である

 "自欺"という言葉は聞きなれぬ言葉だが、自己欺瞞の意だろう。ホーキンスは原発事故がこの星から人類の生存を脅かしかねないことを指摘し、警告しているのだ。


 わたしはやってはいけないことに再生が不可能な資源の浪費も挙げたい。最終目標は再生可能な資源の範囲で人類は生活すること。

 自己破滅型の成長経済から縮小経済へはどのようにして切り替えが可能なのかをみんなで考えたい。
 人口爆発から人口縮小へと向かう社会の範を日本が示すことになるのだろう。そのきっかけが今回の東北大震災だ。そして、天は福島第一原発事故というオーバーテクノロジーの問題も突きつけてくれた。最終目標は遠大である、走っては続かぬ、ゆっくり歩こう。

*「地球を死の星にしてはならない / ホーキング博士「銀河系の知的文明は100年と持たずに絶滅してる」」
http://topics.jp.msn.com/wadai/rocketnews24/column.aspx?articleid=551938

「理論物理学者として有名なスティーヴン・ウィリアム・ホーキング博士。博士は、この銀河系に知的文明を持った惑星が200万は存在するだろうと発言している。しかし、100年と持たずに絶滅しているともコメントしている。それはどうしてか? 自分たちでは使いこなせないオーバーテクノロジーを手に入れたことで、自滅してしまうというのだ。」

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