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#1436 放射能汚染ほうれん草を食べても本当に安全か?  Mar. 20, 2011 [13. 東日本大震災&福島原発事故]

 農産物が放射能汚染されているから原発周辺で収穫されたものの出荷停止措置をとり補償すべきことを13日のブログ#1417に書いた。

*「#1417 東日本大震災 (2)  Mar.13, 2011」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-03-13

*「東日本大震災:牛乳などから暫定基準値超える放射線量」毎日新聞ニュース 
http://mainichi.jp/select/science/news/20110319k0000e010077000c.html


 福島県の原乳と茨城県のほうれん草(4箇所)から食品衛生法の暫定規制値の7.5倍の(半減期が8.1日の)ヨウ素を検出したとあるが、半減期が30年のセシウムだって含まれているだろう?なぜ検査しない。原発事故が起きて以来ずっと不都合な事実を伏せて、まるで被害がないような発表ばかりしている。専門家も「健康被害は直ちにはない、安心していただきたい」と言っている。専門家だから内部被曝を知らないわけはないが、それには決して言及しない。「内部被曝しても安全」とは口が裂けてもいえないだろう。
 枝野官房長官は弁護士だが、チェルノブイリの人体内部被曝を知らないわけがあるまい。8日間放射能汚染されたほうれん草を食べても健康に被害がない?ならば自分も食べ、家族にも食べさせてみよ。
 10年20年たったときに癌患者が若年層に続出したらどう責任をとる?30キロ圏、50キロ圏ではそういうレベルの汚染が起きているではないか?枝野官房長官の一連の発表は国民を愚弄するものだ。
 民主党はこんどの原発事故への対応で嘘をつき続けると言う致命的な失敗をした。このままでは次の選挙は民主党を大津波が襲うだろう。嘘はやめて正直に対応したほうがいいよ。

 東京消防庁のハイパーレスキュー富岡総括部長は記者会見で「(隊員の)家族に申し訳ない、お詫びする」と涙ぐんでいた。正直な人だ。仕事をきちんとする人は正直なものだ。

 トラブル処理は誠実にやるのが一番いい。ごまかしは問題を複雑にし最低の結果を生むだけである。
  例を挙げよう。茨城県のほうれん草出荷高は全国の30%だ。原発から半径50キロ圏内の農産物の出荷停止措置をとらなければ、消費者はほうれん草を食べなくなる。風評被害はこうして残りの70%の地域を巻き込んでしまうことになるだろう。風評被害を食い止めるために放射能汚染に関するデータ収集及び公開を迅速に行い、半径50キロ程度の地域の農産物の出荷停止措置をとることだろう。もちろん、補償措置も同時に公表すべきだ。とりあえず、補償措置を検討していることをアナウンスし、具体的な方法については数日内にまとめて発表すれば、放射能汚染地域内の農家も安心できる。

 トラブル処理は正直に誠実にやるのが一番よい。だが、なかなかそうはできないのが、人間の弱さだ。大局が見えず、目先の損得勘定を考えてしまう人は判断を誤る。こういうときには、不人気、どん底の菅政権で政権維持のことなど考えたら大災害への対処を誤ってしまう。
 不正直、不誠実な者は仕事も好い加減なものだ。枝野官房長官、福山官房副長官、海江田経済産業大臣、一人ぐらい誠実で正直な者はいないのか?
 いまからでいい、悔い改めて、正直・誠実を旨として大災害に対処せよ。そうすれば、道は自ずと開けるだろう。


*武田邦彦ブログ「原発 緊急情報(18) ほうれん草は食べられるか?
http://takedanet.com/2011/03/18_ba59.html

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