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#1393 ニュージーランド、クライスト・チャーチ地震:備えあれば憂いなし Feb. 23, 2011 [B2. トピックス]

 昨日起きたクライスト・チャーチ地震はM6.3で規模としては小さい地震だったが、震源地が5kmと浅かったために被害が大きくなった。震度6~7に相当する揺れがあったという。70名以上が既に死亡し、一つの建物で約100名が下敷きになっていると思われている箇所もあるようだ。被害が大きい地区は軍隊が出て立ち入りを禁止しし始めた。重機が不足し救助がままならぬようだ。
 日本政府は70名の緊急援助隊を組織し派遣することを決定した。3日=72時間という時間との戦いだが、すでに36時間たっている。
 (もし、70名の緊急援助隊が千名だったら国際的なインパクトは大きかっただろう。国民も拍手大喝采しただろう。元気はこんなところから出る。他人のために惜しみない努力をすることから・・・30人に一人ぐらい「棟梁」のような実務を知り尽くした現場指揮官がいるとさらに心強い。)
 
 日本には浅いところに活断層がたくさんあるが、大半はわかっていないという。たとえば東京及び東京周辺は火山灰の関東ローム層が堆積して、浅部断層が確認できない。浅いところが震源になった場合に、ニュージーランドの地震は他人事ではないのである。1923年9月1日の関東大震災も直下型の地震で被害を大きくした。震源地は小田原付近であったという。横浜中華街は地震の瓦礫で海を埋め立ててできた場所である。私は根室で高校を卒業した後、35年間東京で暮らしたから彼の地は第二のふるさとと言ってよい。災害に強い町であってほしいと願っている。
 根室も地震の多い土地だ。昨日も震度2の地震があったらしい。1994年10月22時22分に起きた北海道東方沖地震はM8.2の巨大地震だった。あんな大きな地震は数百年に一度だからもうない。しかし、直下型の地震はありうる。

 東海大地震や首都圏の直下型地震に備えて機材を揃え、数千人単位でトレーニングをしておく必要があるようだ。今回は70名ほどの派遣だが、国内で機材を揃え数千人単位でトレーニングを繰り返す必要がある。東海大地震か直下型の関東大震災か、いずれ大きな地震が日本を襲うから、それらに備えて組織的になにかやっているなら広報活動をして国民へ知らせてほしい。地震が起きてしまってからでは72時間しか時間がない。どうしようかと迷っているうちに時間切れとなるから、事前の対策がすべてだ。
 備えあれば憂いなし。


*北海道東方沖地震
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9D%B1%E6%96%B9%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87

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