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#1360 日本チーム サッカーアジアカップ優勝:ブカツを考える Jan.30, 2011 [64. 教育問題]

 オーストラリアも強い。90分どちらも点が入らず、延長戦に。
 ロングトス⇒空中ダイレクトシュート(サッカー用語ではボレーシュートというらしい)とまるでお手本のようなプレーがあり、午前2時16分始めて日本チームの得点だ。試合時間あと10分、またもいい試合だ。2時30分、試合終了のホイッスル。日本、4度目のアジア制覇。
 こういういい試合を見せられたらサッカー人気も高まる。

【ブカツについて考えた】
 このところブカツに関する意見や具体例をコメント欄にたくさんお寄せ戴いている。
 多少時間が長くてもブカツは生徒を鍛えるし、ブカツに熱心だった先生は授業も巧かった、ブカツを熱心にやる生徒のほうが成績がよいという意見があるかと思うと、まったく反対の意見もある。
 過度のブカツで疲労骨折、心身がぼろぼろになる例も書き込まれていた。ブカツを指導する先生にバランス感覚を欠いた人も少なからずいるようだ。
 わたしも生徒を教えていて、運動神経のよい数人の生徒が肘の故障や膝の故障で好きなスポーツを諦めている例を見ている。指導者が少し配慮すれば避けられたはず。才能があり優秀な選手ほどブカツを指導する先生のいうことをよく聞いてのめりこむから、身体に故障を抱える率も上がって好きなスポーツを諦めざるを得ないほど深刻な故障を抱えてしまうように見える。
 全道最低水準の学力という現状を変えようと思うと、放課後補習が有力な施策であるが、ブカツを週に2日ほど制限しないかぎり実施できない。ブカツと学力水準と秤にかけてどういうバランスをとるのかも考えて欲しい問題である。放課後補習をすれば先生たちは自分の授業のどこがまずいのかを理解できるし、授業スキルが必ず上がる。
 逆に、放課後補習をしなければ、教員全体の授業スキルの向上は望みがたいのではないだろうか?

*「それより補習をやんなって!」
 教師の授業力を上げるには放課後補習をやるべきだと釧路のZAPPER先生も書いている。
http://blog.livedoor.jp/meiko_aikoku_blog/archives/51707820.html


 さて、中3サッカー部員のうち何%が高校サッカー部に入部するのだろう?
  進学に学校推薦制度を利用しない生徒にはブカツのメリットはない。本当に好きなものだけが集まるのが高校のブカツだ。ブカツ本来の姿に戻るのだろう。
 結論から言うと、中学のブカツは高校進学のための点数稼ぎとして半ば強制的にやらされている。だが、やっているうちにブカツの楽しさを経験する生徒も多い。そして高校へ進学すると、今度はある程度の覚悟を要求される。たじろぐもの、損得を計算し割り切ってブカツから手を引く者、好きでのめりこむ者、大きく分けて三様の対応があるように思える。

 施設に余裕があれば、週3回程度の「文武両道」の楽しいブカツが成立してもよさそうなものだが、そういうブカツを許さない雰囲気がある。ブカツは「仕事」で「遊び」ではないという雰囲気だ。だが遊びのブカツもあってもいいのではないか。
 たとえば、軟式野球部。団体競技の体育系クラブは週に2回の練習を標榜する「第2クラブ」を併設してはどうだろう。こうすれば2チームに分かれて練習試合をすることも可能になる。

 ブカツをやりたいと思っても、毎日の練習では勉強との両立に不安を感じている生徒が少なからずいる。共存できないものだろうか?
 少子化の時代に生徒数の減少は避けられないであり、ブカツも変わるべき時期を迎えているとは言えないだろうか。「寛容」の心があれば高校のブカツは根底から変わるだろう。誰かやればいい。

 高校時代に自分で問題を見つけ変革にチャレンジするような若者を社会は求めているとしたら君はどうする?みずみずしい感覚で世の常識を疑い、現状を変革し、自分を鍛えて大空に羽ばたいてみないか。
 くすぐったいが60歳の爺さんだからこそ言えることがある、偉そうだろう?だが、ちっともえらくはない(笑い)




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