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#1228 地域改革の烽火(3): 外科医招請と外科医退職周辺の事情Oct. 6, 2010 [33. 地域医療改革の烽火]

 シリーズ三回目は最近寄せられたコメントを紹介して、その行間を読んでみたいと思います。

Tさんへ
私の情報は正しかったようで安堵しています。
ebisiさんの
<黒部市民病院からいらっしゃる先生は、外科医が2名いると思ってくるのか、それともいないことを前提に来られるのか、どちらなんでしょうね?>について。

事務長と院長が他に相談なく富山まで出張に行ったみたいですので、このことはまだ外科のM先生やO先生ですら知らない情報だと思います。富山で根室の病院の現状についてどのように虚偽説明をしてきたんでしょうか?仮に黒部の先生が来たところでまたすぐにいなくなることは簡単に想像できます。その時は既に札幌医大の外科とも縁が切れているわけですか?もう絶望的ですね。
by J (2010-10-04 07:28)

 数日前のコメントですが、投稿者のハンドル名をイニシャルにし、読みやすくするために改行を入れさせていただいたほかは手を加えていません。

 N医師がお辞めになって、外科にはM医師とO医師がいらっしゃいます。外科は小さな手術はお一人でもやられるでしょうが、大きな手術は複数の医師によって行われます。大学が違えば、細かいところでやり方も違うでしょう。だから、現在いる医師とのコミュニケーションや連携は不可欠です。
 外科医招請に当たって、これら2名に先生に事前に相談してから、富山へいくのが筋です。これは仕事の基本です。そこで湧いたのが、次の疑問でした。
<黒部市民病院からいらっしゃる先生は、外科医が2名いると思ってくるのか、それともいないことを前提に来られるのか、どちらなんでしょうね?>

 外科医が3名とも急に退職するなんて話しを聞いて、普通の医師なら理由を尋ねるでしょう。そして腰が引ける。たぶん、話していないでしょうね。そういう話しを聞いてもなおかつ赴任を承知してくれたのなら、よほどの度量の医師です。
 2名いらっしゃると思ってくる決意をしたら、外科医は一人もいなかったなんて事態になったら、普通は「話が違うじゃないか」となります。仕事は信頼関係がなければ長続きしません。おいでになっても、院長と事務長の仕事の仕方が基本を外し、信頼関係をないがしろにするのをご自分の目や耳で見聞きしたら、長居は無用ということにはならないでしょうか。そのような疑問がJさんへの上記の問いかけになりました。
 何も現在の市長や院長そして事務長だけのことに限りません、長年にわたってこのようなことを累代の責任者が繰り返してきたから、市立根室病院の評判と根室の医療行政の医師の間での評判は地に落ちたと思う市民は少なくありません。
 これはそういう大きな流れとの戦いだと思っています。一朝一夕には行かない、根の深い問題です。それらを一括してわたしは「根室の旧弊」と呼んでいます

 さて、問題はここからです。なぜ、院長と事務長は外科の2名の先生に内緒で富山へ行ったのでしょう?
 ここからは様々な情報を総合してたどり着いたebisuの勝手な分析です。
 ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は仕事の基本です。新入社員はうるさく言われます。報・連・相を怠って、何か問題が起きるとこっぴどく叱られます。民間企業の社員はそうして基本を叩き込まれます。これができない人は、仕事の基本に問題があるトラブルメーカーですから、管理職にはしません。そういう人を管理職にしたら部下はとんでもない育ち方をして、会社と仕事に大きな穴をあけることになります。
 残念なことに、そういう仕事の常識すら疑われるのが院長と事務長だということ。

 もうひとつ理由が考えられます。外科に報・連・相できないほど関係がこじれ、修復できない状況にあるということです。ここからは院長と事務長が外科医を切り捨てたという見方がでてきます。内科と外科の対立は、市長の強力なバックアップを受けている院長と事務長の勝利に終わったということでしょう。院長は内科がご専門です。内科と外科の修復しがたい対立が院内にあるということです。N医師が退職することでバランスが崩れたと見ることができます。
 医師確保に懸命になっているはずの根室市が、まったく逆のことをしている。医師招聘に関しては、ほかにも市民が知らない事実があります。追々書いていくでしょう。誰と誰が根室の医療を崩壊へと導いているのかが、ハッキリしてくると思います。

 仕事は人の好き嫌いを入れてはいけません。どんなに気に食わない人でも、一緒に仕事をするときはきちんとした仕事をすべきです。わたしもサラリーマン生活が長かったから、そういう場面は何度もありましたが、平然と仕事をしていました。そして、プロジェクト仕事を通じて、「ああ、この分野ならこいつに安心して任せて大丈夫だ」と実感することもありました。お互いにそう思うんです。以心伝心です。だから仕事は面白い。

 院長と事務長は外科と内科の対立があったら、調整すべき立場の人間です。そういう機能を果たすための権限が彼ら両名に与えられています。権限のあるところに責任は生じます。ところが、お二人は一緒になって争いの当事者になってしまっている。
 内部の人から「N外科医に退職を迫った」というコメントがあったのは、何らかのシーンを目撃してそのように解釈したのだと推測されます。どういう理由で退職されたのかについては憶測を避けます。真実は当事者しかわからないことです。
 こういう事情で病院組織に調整機能や統治機能がなくなっているといえるでしょう。

 病院で職種のヒエラルキーのトップである医師が内部対立してしまったら、他のスタッフにも影響します。仕事の士気が低下するのは避けられないでしょうね。術場や入院病棟の看護師さんたちもきっと悩んでいるでしょう。
 医療機関でなければ単なる内部対立、よくあることで、勝手に対立していればいい。ところが、患者の命を扱っているところですから、被害は患者に出ざるをえません。深刻な事態が起きていることは想像に難くありません。稿を改めて書くつもりです。

 Jさんが最後ところで語っているように、とにかくこれで院長や市長があてにしていた「札医大への丸投げ」の一角が早くも崩れてしまったようです。残る外科医が退職されたら、外科は札医大との縁が切れてしまいます。
 なお、コメント欄には二人の外科医が退職する旨の書き込みがありましたが、どうなるかは静かに推移を見守りましょう。コメントを寄せてくれたお二人の方がなんらかの根拠をおもちで発言しているように感じます。

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 私の目的は内部情報の暴露ではありません。根室の医療を安心と信頼のおける医療へと変えるためのものです。
 今回は経営ではなく、医療の面から採り上げましたが、コメントに寄せられる情報や匿名で寄せられるメールの情報を適宜選択して、わたしの意見を述べていくつもりです。小さくとも根室にしっかりした医療機関と医療機能を残すための戦いです。
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*#1220 「ブログ炎上?:地域医療改革の烽火(1)」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-09-25

 #1224 『「輪=和」の広がり:市議3名が市民説明会開催要望書提出』
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-01

 #1226 「地域医療改革の烽火(2):総論」
 
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コメント 15

お願いです

みなさんにお願いです。

院長先生や事務長と外科の先生達の間にどんないざこざがあったかは詳しくは分かりません。でもその点を煽ったりむしかえすようなコメントは控えてもらえないでしょうか?これ以上院内の分裂を増幅して欲しくないんです。市長さんの悪口も聞きたくありません。
n先生とm先生はとっても仲良しで毎日のように一緒に晩御飯に出かけていました。n先生はとても穏やかな性格で手術の技術も抜群でした。毎日みんなに笑顔でした。m先生は気性が荒く声が大きい先生ですが本当はとっても神経質で繊細な性格です。仕事も一生懸命です。n先生が辞めたからもうすぐm先生もいなくなると思います。若いo先生だけが残されて可哀想です。
お願いします。そっとしておいてあげて下さい。
by お願いです (2010-10-06 18:11) 

ebisu

お願いですさんへ

困りましたね。
仕事の仕方が問題なのですよ。
仕事の仕方を変えない限り、問題は繰り返されませんか?
それがお望みなんでしょうか?
そうではないと思います。
基本に忠実に仕事をしないと、被害は患者にまで及びます。院内だけの問題ではすまないのです。
なにより病院の信用にますます瑕がついてしまいます。

>市長さんの悪口も聞きたくありません

このままでは病院が崩壊し、実質赤字が年間13~15億円に拡大し、夕張化してしまいます。病院建設後は20億円もの年間赤字がでるでしょう。病院事務局の予算は毎年赤字額が4~5億円も小さく見積もられています。こんな好い加減な予算はありませんよ。「改善プラン」もそうです。
そして市民になぜ62億円の巨費を投じて病院を建設するのか市長は説明していませんよ。市長が呼んだコンサルタントは25~30億円で建て替えるべきだと提案しているのです。
それでも黙っていたほうがいいのですか?
つい2週間前に55億と発表していたのが数日後には62億円という通告を受けて市議3人が市民説明会の開催を要求しました。
あなたは、それも「聞きたくない」のですか?
7年前の市民説明会席上での助役の「虚偽説明」のとき、お年寄り4~5名の方が涙を流しておられました。「ニホロに移転したらもう通院できない」と。噂では畜産振興事業団の案件がつぶれたので、道庁への言い訳に病院のニホロ移転案が出されたと聞いています。市民のことなど当時からちっとも考えていないのです。あれ以来、現市長のH氏は病院建て替えについては都合の悪い情報を隠し続けています。それを白日にさらすことは「悪口」なのですか?

仕事の仕方を変えてくれれば、私はブログ上で物をいう必要がなくなります。信頼関係を醸成するような基本に忠実な仕事の仕方をすれば大学医局とも、地元の医院とも、地元の医者ともうまくやっていけるんです。
今病院はこれらの機関、人との信頼関係を根こそぎ破壊しているのです。外部に対してそういうことをやっていると、影響は内部にまで至ります。内部に信頼関係がないのは、仕事のやり方が、内外問わず信頼関係の醸成を基礎においていないからだと私は考えています。

でも、内科と外科の対立の続編はすこしペンディングしておきましょう。またすこし角度を変えて論じます。

あれがダメ、これもダメと云わずに、問題があるのですからあなたも対案をお出しください。いいえ、一緒に考えていただけませんか?
by ebisu (2010-10-06 23:11) 

根室市民2

初歩的な質問ですが、現在の根室市の年間収支から考えると、病院事業費がどのくらいになるとデフォルトとなるのでしょうか。62億円という数字は完全にアウトなのでしょうか?
by 根室市民2 (2010-10-06 23:51) 

katu

ebisuさん
おひさしぶりです!
Blogの熱がUPしてますね~~

外科のお医者さんについては
先生の将来に影響する出来事でないならば
まだまだ、根室にいてほしいですね。

ebisuさんのBlogがもう少し
短くて読みやすいといいのにと思うのですが・・・
200字以内で毎日書くともっとピシッと伝わるように思います。
生意気いってすみません・・

根室Blogランキング♪

やっち情報は
自分の都合の悪いコメントは表示させません。

ebisuさんのBlogはきっちり全コメント出していて
潔いわね~
by katu (2010-10-07 00:07) 

ebisu

根室市民2さんへ

デフォルトですか?
質問の意味がわかりかねます。
予算よりも4~5億円毎年多く実質赤字が出ますから、一般会計で補填できなければ、積み残しで「不良債務」として残るようです。それが11億円の赤字特例債に化けています。昨年から償却が始まってのではないでしょうか。
意味が理解できていないまま書きますが、改善プラン実施中に決算で補填できないほど赤字が膨らんだら、以後の起債は認められないでしょう。備荒資金の積み立て残高はいくらあったかな?それほどなかったはずです。
財務課へ問い合わせれば教えてくれます。
とても親切です。
答えになっているでしょうか?
すみませんこんな半端なお答えしかできませんでした。
by ebisu (2010-10-07 00:17) 

ebisu

katuさんへ

外科医に限らず皆さん長くいて欲しいものです。できたら骨を埋めてほしい。
それには市立病院は信頼を基礎として仕事をしてほしいものです。嘘偽りのない正直な仕事をすれば、大学医局とも、地元の民間医療機関ともうまくやれるのです。信頼関係を損なうような仕事のやり方をすれば、院内までぐちゃぐちゃになります。

ところで200字ですか。無理ですよ。
半分くらいにでもなればいいですね。三回に一度くらいは努力してみましょうか?
ストレスで倒れそう。じつは東京の読者からも同じようなことを再三云われています。「へただねぇ」って、「くどいよ」とも、「何とかできないの」と、これがメールに書いてくる文がなんとも簡潔であっさりしてるんです。負けてますね。

>ebisuさんのBlogはきっちり全コメント出していて
潔いわね~

かっちゃんにほめられた。いろいろコメントしてくれるのがうれしい。反対論も結構、市民が関心をもってくれて、根室の夕張化を阻止してくれればなお結構・・・おっとっと、また長くなりました。
by ebisu (2010-10-07 00:29) 

ebisu

根室市民2さんへ

こういう意味でしょうか。

62億円のうち23億円が補助金、残り39億円が根室市の負担とすると、起債許可がされる限り、ディフォルトはありません。
しかし、この起債39億円は償却しなければなりませんから、病院経営の負担となります。

もし起債許可が下りなければ、根室市に39億円のお金はありませんから、デフォルトになりますね。備荒資金が数億円規模だったと記憶します。
だから、業者と契約して、建設を始めてしまってから来年分の起債が許可にならないような事態になったら、デフォルトは避けられないとわたしは判断します。

たぶん、これでお答えになりましたね。
ありうる事態ですね。ebisuが気がついていないので、誘導質問でしたでしょうか?ハハハ、ありがとう。
by ebisu (2010-10-07 00:49) 

根室市民2

早々のご回答ありがとうございました。62億円で着工された際に財政破綻が本当に起こりうるのかという疑問から質問させて頂きました。会計知識があまりないもので大変勉強になります。
by 根室市民2 (2010-10-07 00:57) 

根室の現実を告知

>病院が新しくなれば、出張ドクターでなく、本当に、優秀な医者が常勤にやってきてくれて、この町で骨を埋める覚悟で仕事してくれるでしょうか?

>外科のお医者さんについては
先生の将来に影響する出来事でないならば
まだまだ、根室にいてほしいですね。

>外科医に限らず皆さん長くいて欲しいものです。できたら骨を埋めてほしい。


みなさんは出張ドクターではなく、常勤でしかもまともなドクターをお望みでしょ?
無理!絶対に無理!少なくとも現状では・・・

過去も現在もそして将来も根室のドクターは以下に二分される。
①大学などで正規の研修過程を終了し標準以上の医療技術水準と見識を備えている者。彼らは根室の実態に憤慨絶望し早々に新たな勤務先を求めて去って行く。
②そうでない、いわゆる流れ者。時として悪名も高い。彼らには他に行く病院が無い。あるいは限られている。むしろ報酬面で条件の良い根室が心地よい。だからいつまでも居る。

現院長は①のタイプのドクターを切り捨て、②のタイプを招聘する。
彼の評価。
札幌医科大学内、医療関係の業者の間では、どうしてまたH先生が院長に???やはり根室はそういう病院ですか・・・

これが現実。ドクターの間での常識。
だから無理!絶対に無理!
by 根室の現実を告知 (2010-10-07 04:45) 

根室市民

根室市民2さんへ
破綻の危険性は大。
それは大方が懸念している。
医師、看護師を確保できる保証はない。
つまり、立派なハードができても、機能するソフトがないという状況にもなりかねない。
このままでは、建設中に中断になるという最悪の事態も考えられる。
そうなると、市はまた莫大な金を浪費することになる。
市長及び関係者は「破綻はありえない」という根拠を示すべきだが。
by 根室市民 (2010-10-07 08:08) 

ebisu

根室の現実を告知さんへ

相変わらずの明快な解説ありがとうございます。
あなたの解説は具体的で分かりやすい。

現院長だけではないでしょう。見事なトライアングルができあがっていますね。院長・事務長・市長のトライアングルが。
三人に共通するのは、仕事の基本を外していること。
仕事は信頼関係を最重要視すべきなのに、平気でそれを壊す。
大学医局の信頼を失っているだけではありませんよ。どこを切っても金太郎飴のごとく同じ顔が得てきますから。
院内も地元医師会とも軋轢を起こしています。あなたがおそらくご存じない。「マネジメントの崩壊」といっていいでしょう。
すべてに共通するのは、信頼関係を平気で壊す仕事のやり方です。それは一部の職員にも感染しています。放置すればどんどん広がります。ご本人たちは自分が発症していることに気がついていないようにみえます。
いまコメントを書きながら、「類は友を呼ぶ」ということわざが頭に浮かんでいます。

わたしは人を憎んでいるのではありません。その行いを憎みます。恣意的なマネジメントと不都合な情報を隠蔽し、嘘を言い続けるその低劣な仕事ぶりに腹を立てています。そして、根室市を財政破綻へと誘うその無責任さにもあきれています。根室を夕張にしたくはない。警鐘を鳴らし続けます。

業者と契約して建設開始後に来年度の起債が認められなくなったときにデフォルトが発生するリスクのあることに、いただいたお一人のコメントから気がつきました。好い加減な改善プランで病院建て替えに踏み切れば来年度中にリスクは現実のものとなります。まだ起債が認められたのは総事業費の10%強です。市の負担分の39億円の17%にすぎません。

論点はカツヨさんと私のコメントに対する反論でしたね。残念ながら仰ることは2点とも納得がいきます。再反論はありません。全面降伏ですよ。ははは、楽しくやりましょう。

遠慮なくどんどん書いてください。私はトーンを落とせますので助かります。
by ebisu (2010-10-07 08:29) 

ブログ読者

ebisuさん、
いつも感慨深く読ませていただいてます。
ebisuさんの文章は確かに長いですが長くなる気持ちがわかります。数百文字では表現できない内容なのですから。
ブログの域を超えた大切な根室情報です。
やっちさんとやらには申し訳ないけど内容や質のレベルが、まったくちがう。
No.1おめでとうございます。

さて、コメント一番目のお願いですさんですが、
「そっとしておいてください」というのは、あまりにも自分勝手ですね。
ebisuさんは「小さくとも根室にしっかりした医療機関と医療機能を残すため」問題提議しているし、また、市長の悪口ではなく、市長の役割と仕事への批判です。

そっとしておいた結果、根室市の医療も教育も崩壊寸前です。
何もせずに改善への道は開けません。

事実、あなたの職場は現実としてそっとしておけない状況なんです。よくおわかりでしょう。

市の病院スタッフがこんな考えでは困ります。
あなたのような考えがこのまちを堕落に追い込んでいるのに早く気がついてください。




by ブログ読者 (2010-10-07 08:45) 

ebisu

根室市民さんへ

「根室市民対話」ですね。
珈琲は出ませんが、どうぞ当ブログでゆっくりくつろぎ、市民同士、胸襟を開いてご歓談ください。

リスクは二つの点に集約できるようですね。
一つは、業者へ発注し建設途上での病院経営悪化による来年度起債不許可のリスク。即、ディフォルトです。市には莫大な借金が残ります。建設途中でやめたら最悪です。雨ざらしになるうちに廃材化してしまいます。廃墟ですね。
建設債務を支払うために市職員の給与は30%カットですむでしょうか?市民説明会で財務課の見解をお聞きしてみたい。ぜひ財務課職員の出席を願いたいものです。

もう一つは、医師と看護師の確保ができずに一部の入院病棟閉鎖に追い込まれ、経営がさらに悪化することです。一般会計で補填できなくなります。「不良債務」がさらに積みあがります。2~3年で20億円を超えてしまうでしょう。

監査委員は、病院事業が悪化することで、例の4基準以外に別の規制があり、市が財政破綻を起こす可能性を指摘していました。
現在のマネジメントの状態ではどちらのリスクも回避できないとebisuは判断いたします。

・・・おっとっと、せっかくの根室市民対話の邪魔になってはいけません、退場します。どうぞ、お続けください。
by ebisu (2010-10-07 09:39) 

ebisu

ブログ読者さんへ

いつも読んでいてくれているのですか。ありがとうございます。
とってもうれしいですね。

後半部分がとってもよくまとまっていました。内容に同感です。わたしもあなたぐらいコンパクトに思いを伝えられる文章力があればいいのですが、めげずに頑張りますヨ。
後半部分の該当箇所の最初と最後だけ抜粋させてください。

>さて、コメント一番目のお願いですさんですが、
・・・
>あなたのような考えがこのまちを堕落に追い込んでいるのに早く気がついてください。

根室の医療のありようは最後は市民が決めることになるでしょう。何も言わず、何も行動しなければ、夕張市が先例を示してくれています。根室市民に旧弊と戦う気力ありやを問いたい。

ある有る在る・・・わっはは。信じていますよ、ebisuは根室市民の良識を信じています。

高校を卒業して以来35年間ふるさとを留守にしてきたら、町は様変わり。浦島太郎でした。地元に残っている旧友たちは白髪が混じりお腹が出てしまっている。そういうわたしも似たようなもの。かわいがってくれた何人かの人々はもういない。政治的影響力のあったインテリのお仲人さんは40代で市長選挙に立候補し破れてからは一切政治から手を引き「根室は変わらないよ、どんな努力も無駄」と経験を語る。すでに齢90を数えた。
したがって、私はふるさとでありながら、まったくのニューカマーでした。
7年前の市民説明会で「ニホロに移転されたらもう通院できない」と4~5人のお年寄りの涙に受け止めたときから、戦う決意を固めました。
「ブログで何ができる」そういう声が聞こえます。ならやってみようじゃないか。結果を出せるかどうかはわからない。分からないならやってみようというのが私のやり方です。
ようやく、事態が動き始めた気がしています。

愛読と応援コメントありがとう。
自立した市民の連帯があれば根室は変えられます。夕張にしないために変えましょう、いつか一緒に戦ってください。
by ebisu (2010-10-07 10:01) 

ebisu

うっかり数字を一桁間違えてしまいましたので訂正させてください。

「根室の現実を告知」さんへの応答の中の次の文章中の17%は1.7%の誤りです。補助金を除いた市側の負担分39億円の1.7%しか起債は認められておりません。

98.3%はペンディングで、今年度の決算を見て来年度検討されます。麻酔科医と外科医がいなくなったことで入院病棟の稼働率がかなり落ちるでしょう。病院収益は悪化し「改善プラン」通りには行きません。
13億円の実質赤字を財政課は一般会計から補填する手があるのでしょうか?備荒資金が今年度末に底をつきそうです。その時点で来年度の見通しがつかなくなるでしょうね。

>業者と契約して建設開始後に来年度の起債が認められなくなったときにデフォルトが発生するリスクのあることに、いただいたお一人のコメントから気がつきました。好い加減な改善プランで病院建て替えに踏み切れば来年度中にリスクは現実のものとなります。まだ起債が認められたのは総事業費の10%強です。市の負担分の39億円の17%にすぎません。

by ebisu (2010-10-07 10:16) 

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