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#1219 新旧交代と選択の自由 Sep.25, 2010 [15. ポジティヴ&ゆめ]

 めっきり寒くなり、根室はすっかり秋めいてきた。十五夜の晩はうろこ雲が出ていたが、翌日は月が煌々と輝いていた。夜9時の気温は二晩続いて12度、さすがに寒い。朝晩は床暖房をつけるようになった。利尻富士だったか初冠雪のニュース映像をちらりとみた。北の山にはすでに冬が訪れている。

【新旧交代】
 ヤマコ小林商店が8月末日で店を閉め、その後に青年会議所の縁で美幌町の業者が野菜直売をしている。ヤマコ小林商店は50年以上続いた店だ。緑町大通りに面した店で50年を超えた歴史をもつのは2丁目の角の酒屋さんだけだろう。パソコン講習会や試験会場のP-winが9月1日に緑町2丁目に引っ越してきた。
 花咲街道沿いのセイコーマート跡地にはカレーハウス、なんていったかな「香辛館」ができた(名前が違っていたらコメントください)。
 それから郵便局本局から漁業組合へ向かって100mほどの左手にお蕎麦屋さんが先月開店している。魚住工務店のデザインだ。
 光洋町の阿部薬局跡にはラーメン店が先週開店した。その隣は船越内装が店舗改装中で、さて、何屋さんになるのか楽しみである。
 花咲街道沿いに或る酒泉館の隣にもラーメン店が最近開店したそうだ。
 ”魚信”は細胞分裂し、駅前の「海鮮市場」だったかな、かなり広い店が開店した。魚屋の専門店は4店になった。及川商店、魚信、茂勝、海鮮市場(歴史の古い順)。漁港町にしては少ないのかもしれないが、市民には十分だろう。

 その昔、毎日夕方になると買い物客でごった返していた緑町商店街から歴史のある店が次々閉店あるいは移転し、シャッター通りとなり寂れつつあったが、すこしではあるが元気にある新しいお店が増えた。根室の町は活力をなくしたわけではない。健全な新陳代謝が進んでいるようだから、活性化の芽がまだある。

 寂れる一方ではない、うれしい限りだ。新しく商売を始めた人はまず3年がんばってもらいたい。真摯に3年努力を続けられたらたいしたものだ。応援する人の輪が広がっていくのを体験できるだろう。

【選択の自由】
 さて、教育、医療、産業振興を三つの柱に掲げて勇ましく登場したはずの「根室まちとくらしネットワークフォーラム」は14日の発足会見後、音沙汰がない。
 わたしのブログでは根室の地域医療についての内部告発や応援メッセージが相次いだ。市立根室謬緒院はいま崩壊の危機にある。だまってみていたら、内部崩壊が表面化してしまう。
 33人もいるのだから私のブログを見ている人はいるだろう。中には正義感の強い熱い男もいるに違いない。若いんだからもっとスピーディに意見表明ができないものだろうか?もうすぐ2週間になる。若い経営者の集まりという看板が泣いているぞ。
 釧路の同様の組織はホームページを開いてメンバー紹介と活動報告をネット上でやっている。どうした、まさか市政翼賛だけを目的としていたので事態の推移に驚いて声も出ないのではあるまい。勇気のある者がいるなら早急にネット上で発言されたい。根室の地域医療を守るために一緒に戦えるかもしれない。

「市立根室病院小児科を守る会」を一緒に立ち上げよう。立ち上げ時のバックアップだけすればあとは幼い子どもをお持ちのお母さんたちがやればいい。
 一緒に戦うのか、市政翼賛装置と化し旧弊の一部となるのかどちらだろう?選択は自由だ。君らがどういう具体的な意見表明をするのか市民みんなが注目している。さあ、期待に応えてもらいたい。

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*根室活性化へ一丸 若手経済人がフォーラム結成へ(09/09 13:58)⇒道新ニュース
 
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/250263.html


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コメント 2

サリー

街を活性化するには、自己防衛型の「守り」に入ってしまわない勇気と行動力が必要なのでしょうね。
シャッターが閉まって、かつての活気がまったくなくなった緑町に一戸でも灯りがつくのは とても頼もしいことだと思います。

シャッターが閉まったら、良い条件で次の事業者にチャンスをあげられるような環境ならいいのですが、根室は、なんだか不動産がめんどくさい街みたいですよね。(--;)

日本最東端の根室初のワインバーも、来月でちょうど3歳の誕生日を迎えます。
「すぐつぶれるに決まってるさ。」と、面と向かってイヤミを言われながらも、あちこちで意地悪な陰口をたたかれながらも、石の上にも3年。 それを励みに、真摯に努力してるつもりです。(笑)

「街づくり」は、旧体制の行政や地元民の意識レベルとの闘いなのかな?とも思います。

例のMKNFとかいうグループのメンバーさんたちも、街づくりは真剣に考えていると思います。 でも、新聞記事では、座長の具体的な活動趣旨は、たしかに見えてきませんよね。 取材ミスなでしょうか?
おまけに、33人の中に女性メンバーが、一人もいないのはメンズクラブかな?と思ったりして。(笑)
どうでもいいですが、公費目当ての部落的狭範囲の仲良しクラブかどうかの判断は、長い目で今後の活動を見ればいいのではと思います。

なんせ65年間も北方領土返還運動やってきてる街ですから、気長に気長に・・・
せっかちな私は、イライラしっぱなしですが。(笑)


by サリー (2010-09-26 02:32) 

ebisu

サリーさんへ:
来月で3歳ですか、よく頑張りましたね。ワインの種類を変えてオーダーするとその都度グラスを変えますね。それもよく磨いてある。新しいボトルを空けるごとに香りをかいで味を確かめ、それからでないと注がない。
仕事中には飲んでいるのを見たことがありません。プロ意識を感じますね。
ソムリエとはなんであるのか、いや、プロの仕事とはどういうものか、高校生にもインターシップで体験させたいくらいです。
一月早いですが、石の上にも3年の三周年お祝い申し上げます。

緑町に移転したp-winさんも先日数名の方が講習を受けているのが大きな窓から見えていました。なかなかいい雰囲気です。
新しく開店した美幌の野菜の直売店さん、店主の方がわざわざ美幌からいらしていたようです。お顔を拝見しましたが、人相はよし、ですね。40すぎたら自分の顔に責任をもて、合格ですね。三年後にしっかり営業して根室に定着して欲しいと願っています。

根室を取り去るとMKNFというのですか。横文字に弱くて知りませんでした。じゃあ何で英語を教えていると叱られそうです。じつは生徒と一緒に勉強してるんです、ハハハ。
いくつもある公費目当ての仲良しクラブなのかどうかは、いずれ活動でわかります。でも、三つのテーマを掲げながら意見表明が遅れているだけで、限界が見えてきました。若手のはずなのに老人のように動きが遅い。
メンバーの数が多いから、なかには本気でまちづくりに取り組む正義漢もいらっしゃるはず。そういうメンバーには期待しています。どこかで共闘できれば根室の旧弊を打破する大きな力となりえるかもしれない。歓迎します。

根室にあたらしいさわやかな風を吹かせたい。正直で誠実な風が吹いているのを肌でたしかめてみたい。
今日これからアップするブログ本文はそういう試みの第一歩かな。
コメントの嵐が吹き、みなさんがやれと背中を押してくれた。ようやく踏み込む勇気がもてました。やりたくもない批判を徹底することは、どうやら天がわたしに課した仕事なのでしょう。いろいろ悩みながらの試行錯誤でしたが、いまは素直に受け入れることができます。
by ebisu (2010-09-26 09:33) 

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