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日本語の語彙力の重要性 #990 Apr.7,2010 [47. 語彙力と「読み・書き・そろばん」]

【なんでかな?】
 小学生のときに英語を習っていた生徒が中学になって入塾してくる場合があるが、日本語の語彙が極端に少ない場合や日本語の音読に問題がある場合が多いので、ずーっと気になっていた。
 読みながら、他の地域にはない根室に固有な教育問題について一緒に考えてもらいたい。違う考えがあればコメント欄へ書き込んでくれれば、採り上げたい。根室の子供たちの学力を上げるためにいろんな意見や試行錯誤があってよい。

【「読み・書き・そろばん(計算)」の重要性】
 6時半まで3時間もの部活で健全な家庭学習習慣を育めない中学生が多いことと合わせて、小学生に英語を勉強させる比率が高いので、「相乗効果」が働き、学力が相対的に低下してしまうのではないかとわたしは疑っている。根室管内の子どもたちの学力が全道14支庁管内で最低なのは原因がいくつか重なっているからだろう。家庭のシツケ、学校教育のあり方、地域の特殊な学習傾向(小学生の英語学習が盛ん)などが複合要因として挙げられるだろう。
 東京の子どもたちと比較すると根室の際立った特徴が明らかになる。東京の小学生はおおよそ三人に一人は中学受験をするから、有名市立中学を受験する小学生に英語の勉強をしている暇はない。学力の高い子どもたちは国語と算数に全力を投入して、さらに学力を高めている。
 教育の基本は今も昔も「読み・書き・そろばん(計算)」である。小学生から英語を取り入れることで、日本語の語彙力と算数能力が東京と根室の小学生では雲泥の開きができてしまっているのではないだろうか。
 小学生の学校外での勉強時間は限られている。その大半を英語に費やしたら日本語の語彙力や計算能力がどうなるかは明白だろう。未成熟に終わることになる。

【小学生は日本語の語彙力を伸ばすことを優先せよ】
 結論から言えば、小学校で英語をやる必要はまったくないとわたしは思っている。小学生の時期は母語である日本語の仕込みの時期だから、日本語の本をたくさん読み、理解でき使える語彙を飛躍的に増やすべきだ。この時期を逃すと語彙の飛躍的な増大はむずかしくなる。
  身長にたとえればいいのだろうか?身長は伸びる時期があり、その時期を過ぎたら伸びない。母語の語彙も飛躍的に伸びるのは3歳までと、小学生高学年から中学、高校までではないだろうか。その期間に蓄えた語彙を武器に社会人として戦っていくことになる。

【根室の子どもたちの語彙力が貧弱なのはなぜか】
 小学校で英語を習っていた成績中程度の生徒の中に、日本語の語彙が極端に少ない者をみかける。たとえば、中1年の2学期に「ケイヨウシはメイシをシュウショク」すると言ったとしよう。「ケイヨウシって何?」「メイシって何?」「シュウショクって何?」である。斉藤孝『読書力』を読ませると1ページに10から多いときには20も読めない漢字がある。もちろん、小学校で英語を習わなくても、本をほとんど読まない子どもは、中学1年生ではこのような「日本人離れ」した貧弱な語彙力しかない。こういう生徒は国語が50点もいかないし、数学も文章題がほとんどできない。できる生徒だって、限られた勉強時間を相当程度英語に取られて、本を読む時間が少なくなる。社会人になってから、語彙力不足は決定的な副作用を現すことになるが、それは後述する。
 では、小学生が英語を学ぶメリットは何か?適確にトレーニングすれば発音がよくなることと、早く英検2級程度まで合格できることだろう。しかし、高卒程度といわれる英検2級を合格できるのは10%いるだろうか?

【語彙力のある子どもは後になるほど学力が伸びる】
 これに対して成績トップクラスの生徒は、小学校で本をよく読み、語彙力を豊かにするから、数学の文章題も、理科も社会も国語も英語もバランスよくできる。そして中学から英語をはじめても高校2年で英検2級に合格できる。英語が苦手の生徒でも高2で準2級は合格しているから、データを見る限り小学校から英語をやる意味はほとんどないといっていいだろう。国語も社会も理科も数学も教科書は日本語で書かれている。日本語能力がすべての教科の基礎である。この基礎能力の高い者ほど後になっても学力が伸びる。

【専門分野のない語学力は仕事につながらない】
 わたしの周りで仕事で英語が堪能だった者はほとんどが理系出身者である。特定の専門分野がなければタダの英会話ができても何か専門分野の仕事ができるわけではない。特定の専門分野に秀でることができなければ英語を使った高度な仕事などないのが社会の現実である。
(昔はスチワーデス、いまはキャビンアテンダントというらしいが、いまやCAは不安定な派遣労働でしかない。お勧めできる職業ではなくなった。)

【仕事のできる男(女)は文書能力が高い】
 他方、社会人となって必要になるのはわかりやすい文書作成技術だ。会社の規模が大きくなるほど重要案件は稟議書等の社内協議がなされるので、自分の考えを言葉で、しかも文書で表現しなければならない。語彙力の貧弱な、論旨の明瞭でない文書は冒頭を読んだだけでボツである。
 規模の大きい会社なでは課長職はそこそこの文書が書けなければ仕事にならないし、役員にいたっては適確な論点でわかりやすい文書を書けなければ仕事の指示やプロジェクト管理もできない。大事な仕事は稟議で動き、「稟議書」は文書である。いかにわかりやすい稟議書を書けるかは仕事の成否に直結する。こういうときに小中高生時代に培った語彙力が物を言う。

【語彙の仕込みは小・中・高の時代にやれ】
 文書は豊かな語彙がなければ書けないものだ。女子高生の携帯メールを想像してもらえばいい。普段、読んだり書いたりしていない言葉は使えない。第2言語はけっして母語以上にはならない。母語の能力の低い者は結局外国語もものにならない。わたしの経験では仕事で使う語彙の80%以上は高校卒業までに蓄積したものだ。

【語彙力は社会人の武器】
 成績がトップクラスなら、小学生から英語をはじめても、日本語の本も並行してたくさん読める子どもが稀にいる。だが、多くは英語に時間を取られて本を読む時間をなくしたり、算数の勉強時間が減る。副作用が中高生になってから出てしまう。ほんとうは社会人になってからの副作用が大きいのだが、親たちは気がついていない。日本語の語彙が少なければ社会人として有力な武器の一つがないに等しい。

【高校卒業までを考えると早期に英語を学習する効果はほとんどない】
 英語を小学校からやっても、高校で英検2級がせいぜいである。準1級はほとんどいない。100人習って1人の割合もないだろう。周りを見てみればいい。
 その一方で、中学生になってから英語をはじめても、トップクラスの生徒は高校2年で英検2級に合格している。それで十分である。それ以上は何か専門分野に興味が出たときに、原書を読み漁れば、語学力は飛躍的に伸びる。切実なニーズが生まれたときが勉強のチャンスだ。時間を忘れてしばらくの間は毎日10時間前後ものめりこむ。集中力が高まり時間の感覚はなくなる。

【日本語の語彙力を育てるためのメルクマール】
 日本は欧米の植民地になったことがないから、日常生活で英語を使う必然性がない。英語は単なる道具であるが、必然性のないものをやるのはほとんど意味がない。
1.小学生のうちは良書をたくさん読め。中学生になったら文庫百冊を読め。
2.高校生になったら新書版の本を読み漁れ、そして興味のある分野の古典といわれる書籍を数冊読んでみろ。
3.大学生や大人になってもレベルの高い本を読み続け、興味のある分野の本は大学時代にぜひ原書に挑戦してもらいたい。問題意識が先鋭になるにつれて、原書でなければ確認し得ないことが出てくるものだ。

【私の場合は・・・】
 私の場合はマルクス、リカード、スミスだった。とくにマルクスは日本語と英語とドイツ語と時にフランス語原文を比較検討する必要があった。そして、時代の最先端で仕事をすれば、必然的に専門分野の最新情報を英語などの外国語で確認する必要がでてくる。強いニーズや高い目標に支えられてこそ必要な語学力は伸びる。人によりざまざまな動機がありうるだろう。
 英語は母語である日本語の次に有力な武器となる。1980年代前半に二つの統合システム開発にタッチしたが、あのころは半分は英語の専門書で学ぶ必要があった。会計とコンピュータの複合分野を担いうる学者が日本にはいなかったから、この分野の翻訳書はなかった。その事情は今でもほとんど変わっていない。会計情報システムに関する優良な本があるが、翻訳が出ない。この分野の翻訳は10年前にわたしがやるべき仕事であったのかもしれない。NTサーバーに関する本も翻訳が遅かったので、待ちきれずに出る都度、片っ端から読んだ。人工知能に関する本やチョムスキーの著作もこの時期に読んだ。生成文法のオリジナルを知りたかったからか、自動翻訳への興味からだったかわからない。好奇心の赴くままに読む本と分野は自然に広がっていくものだ。
 2年間ほど試薬の開発に係る仕事もしたので、これも関連情報を得たり勉強のためにNatureやScience、Oncologyなど会社の図書室にそろっている30種類前後の雑誌に目を通す時期があった。医学事典のステッドマンにも載っていない専門用語については、"Molecular Biology of The Cell”で確認して仕事していた。1990年前後のことである。
 仕事をすれば必然的にインプットは増える。仕事の関係がないことでもインプットを増やせばそれに関連する仕事が舞い込む。現実社会はさまざまな分野がクロスオーバーしたところで仕事が発生しているが、人間のほうがそういう現実に対応できていない。だから、複数の分野に専門知識や技術を有する者にはおいしい仕事がいくらでもまっている。担える者が他に見つからないからだ。話しが脱線した。

 読書はすぐれた著者との対話でもある。斉藤孝が『読書力』(岩波新書)の中で語っているように、著者と正座して対面して教えを受けている自分をイメージして読むのもいい。

 次は英米2カ国へ留学経験のある藤原雅彦の英語教育論を『日本人の矜持』から紹介したい。以前のブログで『国家の品格』から彼の英語教育論を紹介したことがあるので、そのアドレスを下に書いておく。クリックすれば当該記事にジャンプする。

Meiko Aikoku Blog 「語彙力の差」
 
http://blog.livedoor.jp/meiko_aikoku_blog/archives/51535139.html

*英語教育論:数学者藤原正彦『国家の品格より抜粋 #753 Oct. 8, 2009
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-10-08


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mami

私は書店に勤めるまで、新書というジャンルがあったのを初めて知りました。根室の本屋さんじゃ新書のコーナーとして、置いているところはなかったのも原因の一つかと思います。ただ。新書は売れないので、講談社ブルーバックスや現代教養新書などは地方に行かないと買えなくなってしまいました。

今の・・・というか、根室の絵本の売れ筋はアンパンマンやきかんしゃトーマスなどのいわゆるキャラクター本です。開いてみると分かりますが、文章は殆ど載っていません。絵とそのキャラクターの名称などだけで、構成されています。勿論、親も読み聞かせはやらないので、渡して終わりです。

その親世代ももうケータイ世代のため、文章力はありません。文は繋がらないし、遣い方も間違っています。本はケータイで読むものと思っているのか、ケータイ小説が本になった物をあげてみましたが、それすら読めないのです。「ケータイの時は読めたんでしょう?」って聞くと、ケータイでは、小節ごとの短い単元なので読めるそうですが、長く続くと思うと気後れしてしまうそうです。そのくせ、週1配信などなら待ち遠しくて眠れないそうです。ケータイ小説には起承転結もないですから、長い文章を読解する力はありません。

もう悪循環が始まっています。私はキャラクター絵本は極力読ませたくないので、図書館へ行って絵本を読んでいます。自分で読んでみて、買う価値のある絵本は購入しようと思っています。月1冊買っても2000円ですよ。キャラクターの絵本に比べ、上製本の絵本は倍の価格がしますからそこも売れない原因かもしれません。それに親が本を読むことに慣れてないので、もしくは読みたくないのかもしれません。

私の親がテレビより絵本、幼稚園で絵本の絵を見せない読み聞かせを行っていました。絵を見せない読み聞かせは子供に想像力を持たせます。高校の家庭科の授業でも読み聞かせをしてくれる先生でした。読み聞かせはいくつになっても楽しくて嬉しくて、それから大人でも絵本を買っていいんだと思うようになりました。

そういう教育は受けて育った子供しか分かりません。残念ながら、私の主人は本も読まないし、絵本にも興味がありません。週に1回は男親の読み聞かせをやってほしいので、今から説得中です。

私のはとこは今高校2年生になりましたが、英語だけは出来ると豪語していました。しかし。高校に入った途端、塾に行っているのに全く伸びなくなりました。原因は何か?それは国語のテストが毎回赤点なのです。高校に入り、長文やグラマーに全く付いていけなくなりました。文章の構成が出来ないため、一つ一つの単語の意味は分かっているのですが、文章にまとめると途端におかしくなります。それに応用力がないため、文章にまとめた時にスムーズな日本語に訳せません。直訳の文章の出来上がりです。彼は英語の仕事がしたいと思っているらしく(留学して海外で就職など)、日本語が出来なくても問題ないと開き直っています。日本語が出来ないから、英語が出来なくなったなどと毛頭思っていません。親の言うことが利かないので、説得してみましたが現代の子供は自分の意見を押し通すくせに、他人の意見は聞きません。本を読むなら、ネットをしてアニメを見ていたいそうです。高校2年生で!!大学進学さえ、危ういところです。


by mami (2010-04-08 09:09) 

ebisu

機関車トーマス、懐かしいですね。姪の子供が嵌っていました。もちろん本をほとんど読まない子どもに「立派に」育ち、ゲームやケイタイに明け暮れています。
親が深く考えずに子どもにレベルの低い本を与え続けると、長文の本を読めない子どもに育ちます。「育てたように子は育つといいます」からね。
アンパンマンや機関車トーマスがメインに売れるというのは根室の親たちの知的レベルを如実に現しています。大人がしっかりしないで、子どもが勝手に育つ確率はとても低い。こどもはやはり親が躾けて「育てる」ものです。根室の子供たちの学力が北海道14支庁管内最低なのも絵本の売れ方からも無理からぬところがあるようです。

絵を見せない読み聞かせはいいアイデアですね。子どもの想像力を刺激します。アニメや絵本は子どもの想像力を抑制してしまう。
テレビを消して、夏の静かな夜に怪談話、たとえば牡丹灯篭や耳なし芳一を読み聞かせたら、怖いでしょうね。

英語の絵本を子どもが幼稚園の頃に1年間毎月買い与えたことがあるのですが、ぺらぺらとめくっただけで、いつのまにか全部処分していました。結構高かったのにと親は思っても子どもは子ども。興味のないものはタダのごみです。

英語を小学生から習っていると、中学時代はおおむね英語の成績がよい。でも何割かは中1の2学期から成績がおかしくなる。「文法」のせいでしょう。
母語の語彙がしっかりしていない者は英語も伸びが止まるのはむしろ当然です。お子さんの場合は典型的な例ですね。英語の点数が高く国語の点数が低い。これは日本語の本を読む時間を英語に当ててしまい、日本語能力が育たなかった典型的な例のようにみえます。
英語を訳しても、日本語になっていない。英語の単語を日本語に置き換えているだけです。意味がわかっていない。なのに本人は英語が得意なつもりでいる。

ブログに書いたように語彙力がないと社会人になってから困ります。いまからでも、日本語のすぐれた名品を読ませるべきでしょう。
おそらく語彙力が貧弱だから、ルビを振ってある斉藤孝の音読破シリーズがいいでしょう。7冊あります。貸してあげますよ。音読教材に使っているので、教室に何冊も生徒に貸し出し用の予備がありますから。
古典は「徒然草」くらいは読ませたい。これを一冊読めばある程度の力(退屈な文を読む辛抱力?)はつきますから後は自分の興味のままに選べばいい。
「風姿花伝」世阿弥著、林望現代語訳は原文対照で上下に原文と現代語訳が載っているので読みやすい。長文を読む根気が育ってきたら読んでほしい本ですね。

本をたくさん読んでいれば著者の知的レベルと比べると謙虚にならざるを得ないのですが、めくらヘビにおじずですね。心配いりません、いずれ大きな壁にぶつかります。それを超えてこそ男の子。

英語は母語以上にはなりませんから、母語の能力が低いままだと、海外の仕事はツアーのコンダクターくらいですね。給料は安いし、厚生年金もつかない。海外へ行ってみればわかります。コックになるとか、ソムリエになるとか、なにか現実的な目標をみつけますよ。そこからやり直せばいい。
母語の語彙力がないと大会社への就職は無理です。「海外で英語の仕事をする」はそういう自分を自覚しているからこそ、「逃げ」の発言でしょう。お子さんはすでに自分で自分の弱点に気づいていますよ。願わくば素直に自分の弱点と向き合い、戦ってほしいものです。でも、どうしても人の言うことが聞けない時期はあります。そんなときは何を言っても無駄(言い方もありますよ)。
男の子は挫折をすることで強くなる。我を張れるだけ張って、一度は木っ端微塵になる、人生にはそういう時期が必要です。人より何倍も苦労することになりますが、若いうちのの苦労は人を磨くと言いますから、苦労させましょう。30代で苦労のわかるいい男になれればいい。

ところで、いつもmamiさんのコメントは楽しいし、重要なメッセージを含んでいるように感じます。
コメントを本文にアップするとき、コラボレーションの楽しさを味わっています。
適宜えらんでどんどんアップしちゃいますヨ。張り切って書いてください。
コメントありがとう。
by ebisu (2010-04-08 10:13) 

ZAPPER

英語が重要視されるのは、1.世界標準(最大公約数)と言えるものだから。2.世界の最先端の知識・技術はまず英語圏に集中してから伝播するものだから。私はそれ以上でもそれ以下でもないと思っています。

ところが親も子もそういったことを考えもせず、「英語は日本語よりも優れた言語だから…」などと思い込んでいる者が多いのが残念な限りです。仰る通り、日本語の語彙力こそが要であり、そこを疎かにした子はやがて行き詰まるのは明らかなのですが。

小学校英語教育に反対する、伊吹さんのような文科大臣の再登場を願います。

それにしてもebisuさんの文章は、素晴らしいったらありゃしない!お世辞なんかじゃなく、「国家の品格」を読んでいるような気になるんです!
by ZAPPER (2010-04-08 11:34) 

ebisu

英語は事実上の世界標準ですね。その裏には18世紀イギリスの産業革命と植民地政策があります。それを受け継いだ米国の自動車産業の興隆と世界支配が。経済に政治や言語がひっぱられる。中国が台頭しても、同じ人口のインドが旧宗主国の関係で公用語が英語ですから、英語は今後も世界標準であり続けるでしょう。

文はほめすぎです。
内緒の話ですが、わたしはいつも冷や汗かきかき、アップしてからも何度も手直ししています。
くれぐれも内緒ですから・・・

ZAPPERさんこそ、短い切れのあるブログで、もう十年もしたら永井荷風の『断腸亭日乗』現代版のような風格がにじみ出るかもしれません。

あなたに刺激されて、わたしのほうも言っているだけでなく小さな行動を起こしそうです。
今日のメールは読みました。課題が大きいから、一朝一夕にはいかない、ゆっくり歩きましょう。あなたのほうはきっとそのうちに駆け足しなければならなくなります。
by ebisu (2010-04-08 12:48) 

kohe

私は、自分の語彙が貧弱なのを自覚しています。
今、大学1回生ですが、社会人の武器としての語彙を増やすのにまだ間に合いますか?
これから良書等を辞書を引きながら読もうと思っています
by kohe (2012-11-10 15:47) 

kohe

私は、自分の語彙が貧弱なのを自覚しています。
今、大学1回生ですが、社会人の武器としての語彙を増やすのにまだ間に合いますか?
これから良書等を辞書を引きながら読もうと思っています
by kohe (2012-11-10 15:48) 

Hirosuke

mami さん、はじめまして。
元・英文テクニカルライター、現・塾講師をしている者です。

>彼は英語の仕事がしたいと思っているらしく
>(留学して海外で就職など)

「彼」に、この問題をやらせてみてください。
たった1行の和文英訳です。

工業英検1級'03 問題VII (a)【1 of 7】 
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2012-10-31

日本人である限り、
海外にいようが日本語のチカラは要求されます。

日本との連絡・折衝では、
矢面に立たされるでしょう。

そして面目丸潰れ⇒あっさりとクビです。

日本以上に厳しい事に気付かねば、
レストランの皿洗いにまで落ちますよ。

・・・と「彼」に伝えてください。

by Hirosuke (2012-11-10 17:21) 

ebisu

koheさんへ

コメントありがとうございます。
さて、語彙を増やすのに、大学1年生でまだ間に合うかとのお問い合わせにお答えします。

爆発的に語彙が伸びる時期にはブログ本文に書いたように旬がありますが、国語辞書を引きながら本を読めば還暦をすぎてすら語彙は増やせますから、安心してください。

漢和辞典も併用して漢字の構成に興味をもつと語彙はさらに強力になります。

白川静『常用字解』はいい辞典です。漢字に興味をもってください。学術用語は基本漢字の組合せでできているので、漢字の成り立ちを知っておくと便利なことがたくさんあります。

やる気のある人を天が見放すことはないでしょう。興味をもった分野の本を濫読するのがいいですね。
社会人になってからは文書能力の高い人が圧倒的に有利です。10年もたつうちにはスタートの遅れなどは問題になりませんからご安心を。
by ebisu (2012-11-10 23:17) 

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