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トヨタ新型プリウス・リコール決定 #897 Feb.8, 2010 [B2. トピックス]

 新型プリウスのリコールが決まった。ことが自動車の安全性に係るブレーキの問題なので、「サービスキャンペーン」の対象外で、選択肢は「リコール」か「改善対策」のいずれかだった。

 副社長や常務の記者会見はまるで他人事だったし、社長の記者会見も具体策が何も語られないお粗末なものだった。
 世界ナンバーワンの売上を誇る自動車メーカだが、本社の危機管理機能や取締役の能力に大きな問題があることを露呈する結果になった。
 しかし、これを機会に危機管理能力のしっかりした会社に舵を切ればいい。社長をはじめとして無能な役員数人は責任を感じて辞任するのだろうか。
 
 リコールにはなったが、感覚的な問題でブレーキングに違和感を感じていないユーザーの方が圧倒的多数のようだ。
 ブレーキングでエネルギーを回収するプログラムを書き換えるだけの対応のようだ。わたしの乗っているのは三菱車だが、プログラムの書き換えが一度あった。あれはリコールだったかどうか8年ほども前なので記憶が定かではない。

 この次はプリウスに乗ってみたいと思っている。10年ほど前は加速性能が悪かったが、新型車はずいぶん改善されているようだ。
 社長や役付き役員がバカでも、製造現場は誠実で正直な仕事を頑固に守ってもらいたい。ユーザはトヨタ車の品質を見限ったわけではないから、正直・誠実な対応如何で信頼は取り戻せる。

*リコール関連記事(毎日ニュース)
トヨタ自動車は8日、ハイブリッド車(HV)新型「プリウス」のブレーキが一時的に利きにくくなるとの苦情が相次いだ問題で、販売済みの全車両のリコール(回収・無償修理)を日米で実施する方針を固めた。国土交通省と調整したうえで10日にも発表する。同じブレーキシステムを採用しているHVの「SAI(サイ)」とレクサス「HS250h」、昨年末からリース販売したプラグインタイプのプリウスもリコールを実施する考えだ。

 日本で対象となるのは、昨年5月の発売から今年1月にブレーキシステムの制御プログラムを修正するまでに販売された約17万台。祝日の11日には販売店を通じて改修を始めたい考え。SAIやレクサスHS250hについても、2月中にもリコールを申請することになりそうだ。【鈴木泰広、宮島寛】

**blog#894『トヨタ社長記者会見に見る企業経営者の能力』
 
URL:http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-02-06
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