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生きザマ 鳩山邦夫総務大臣辞任 [57. 塾長の教育論]

生きザマ 鳩山邦夫総務大臣辞任

 NHKの正午のニュースでは、午前中に麻生総理大臣が鳩山総務大臣を官邸に呼んで話しをし、鳩山総務大臣が記者会見をしているところが映っていた。「罷免、辞任もありうる」「ここで曲げたら男ではない」と一貫した主張を繰り返した。午後にもう一度会談があることが報じられていた。

 1時55分のニュースで辞任が伝えられた。午前中の会談で西川再任を認めないなら「辞任届けを提出してくれ」と言われたのだろう。「いろいろ」「いまはこれ以上言えない」と鳩山氏は口を濁した。午後の会談とは辞任提出だったのだろう。

 大臣ポストに連綿としない潔さは近頃例を見ない。麻生総理大臣が総理大臣ポストにしがみついて、解散総選挙を逃げているのと好対照である。
 大臣になると、専用車での送迎があり、大臣交際費は使え、事務次官はじめ官僚たちがかしずき、SPが数名周りをガードする。一度そういう待遇を受けると、なかなかポストを自ら手放すことはできないのが人間の弱さというものだろう。

 以下は辞任会見の弁(午後2時10分)
 「いずれ1年以内に私の正しさが証明される」
 「「私も失敗はたくさんしてきましたが、汚れたことを許すことはできない」
 「潔く去ります」
 「悲しいですね」
 「今回の総理の判断は間違っていると思います」
 「妥協案は呑めませんか?(麻生)」「呑めません(鳩山」
 「西川さんが私に謝るというのは違う、国民に謝るべき」
 「信念は曲げられない」
 「正しいと思うことが通らなければ辞任でいいと思っている」
 「厳しいときの選対本部長を務めていただいて、そういう関係もあるから悲しく思う・・・(麻生)」
 「正しいことが通用しないと思ったら、こういうことは潔さが大事だから」

 真似はできないけれど、共感できる自民党議員は若手を中心に少なからずいるだろう。

 2009年6月12日 ebisu-blog#611
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