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もの作りの原点:ダッシュ村 [A8. つれづれなるままに…]

もの作りの原点:ダッシュ村

 雨が降る前に町の中を軽くサイクリング。一回りして戻りしばらくすると雨が降り始めた。暇なのでダッシュ村を見る。
 もう若いとはいえないTOKIOのメンバーがそれなりにがんばって磁器を作っていた。土作りからはじめ、錆びた鉄を焼いて酸化銅を回収し、絵の具までつくる。登り窯まで轆轤を回してつくった「作品」を運び上げ、一晩薪をくべる。火加減を観察しながら窯の中の炎と焼き物の様子が映し出される。翌朝、窯を冷やしてから「作品」を取り出すと、割れているものもある。それもそのまま映し出される。
 ひとつひとつの工程を手作りしてそれを坦々とカメラに収めているが、日本の伝統的な物作りの解説になっている。たとえば、素焼きでヒビができると、欠けた素焼きを砕いて粉状にして篩いにかけ、米で作った糊で溶いてヒビの部分に塗って補修する。その上から釉薬をかけると水が洩れない。なるほどな…焼きあがったものは裏面はヒビが治らなかったが、内側は釉薬のせいもあり、ヒビはしっかり補修できていた。
 いろいろ失敗がある都度、それを補う伝統的な技が披露される。「作品」のできはよくなくても、つくったものへの愛着は百倍だ。
 縁側で、できあがったばかりの磁器の急須で玄米茶を淹れ、各自手作りの茶碗に注ぐ。おいしそうだった。満足そうないい顔で飲んでいた。
 物を大事にする心は物作りから生まれる、そんなことがそのまま納得できる。いい番組だ。
 
 2009年5月17日 ebisu-blog#583
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/539 days(5月17日16時45分
 


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Hirosuke

ダッシュ村・・・僕も好きな番組です。

ところで、「オバマblog」ですが、ようやく最終文に到達し、一通りの作業が完了しました。

何度もブログ本文で取り上げて頂き、励まされました。
感謝です。
ありがとうございました。
by Hirosuke (2009-05-17 21:33) 

ebisu

オバマ大統領就任演説を題材にした、英語トレーニングブログ「オバマblog」最後までやり通しましたね。

力が内側から満ちてくるまでしばしゆっくり過ごしましょう。
あなたのブログはこの先もずっと読みますよ。
もちろん生徒にも折に触れて紹介するつもりです。
by ebisu (2009-05-17 23:45) 

Hirosuke

ありがとうございます。
by Hirosuke (2009-05-18 10:32) 

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