SSブログ

日銀政策金利を0.2%下げて0.1%へ [91.経済]

日銀政策金利を0.2%下げて0.1%へ

 FRBが政策金利を0.25%に下げたのを受けて、日銀は自らが演出した円高*の進行に慌てふためいて0.1%に政策金利を下げた。国際協調というべきか米国追随というべきか。それでも円高は止まらないだろう。米国経済はそれほど悪い。

 FRBの政策金利は年初には3.5%だった。日銀は0.5%だったから、下げ幅がない。政策金利下げに実質的な意味はないのだ。CPの購入も決めた。これはいわば禁じ手である。慌てふためいて、なりふり構わず政府の注文通りの金融政策を次々と実行する白川総裁、大丈夫?「殿、ご乱心」でないことを願う。

 円高介入した分、$保有が増える。9月15日の金融危機勃発以来、短期市場への資金供給は100兆円にもなっているだろう。その大半が$転換されていると推測される。日銀の保有ドルは増え続けている。円高進行により国が抱える為替差損はすでに60兆円になっているのではないだろうか。99円/$で40兆円近い埋蔵金が吹っ飛んだと、10月に財務省主計局長が国会で答弁している。このまま為替市場への介入をし続けたら、今年度末の3月にはいったいいくらの為替差損になるのか、計算することすらそら恐ろしい。
 これ以上、為替市場への介入はすべきではない。それは国家財政を破綻に導く。政治家や官僚は30年単位で国益を考えて行動すべきだ。中川財務大臣は、冷徹に国益を判断して欲しい。

 2008年12月20日 ebisu-blog#452
  総閲覧数:57,264/390 days(12月20日8:30分
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0