SSブログ

茹でたての枝豆で乾杯 [86.酒と肴]

              茹でたての枝豆で乾杯

 ほんわり暖かい茹でたての枝豆を食べた。冷凍物の枝豆も電子レンジでチンをするとそれなりに美味しいが、本当に美味しいのはナマの新鮮な枝豆の茹でたてである。
 「産地はどこだい?」と女房に聞くと、道内産だという。旬だからいい味だ。群馬や福島の枝豆が美味しかったが、道内産もなかなかだ。丸々と太った豆が入っていたあの枝豆ははてどこ産だっただろうなどと考えながら、5個ほど鞘から押し出して食べて、黒ビールをもってきた。今日は個人的に嬉しいニュースがあったから祝い酒のつもりもある。黒ビールは地下室に置いたまんま、冷やしてないから15度ほどだろう。
 行って飲んだわけじゃあないが、他人の話しだと、本場ドイツの地ビールはあまり冷やしてないそうだ。藁が浮いていることもあるというが本当だろうか?半信半疑??それでもビールは冷えていなくても美味しいと、いつの頃からか思うようになった。そして本当に美味い。冷えすぎたビールは味がなくなる。
 京王線の聖蹟桜ヶ丘駅からは結構距離があるが、モノレールの駅からはそれほど遠くない“多摩の地ビール”もそんなに冷えていなかったっけ。酵母の生きている無濾過のビールが美味しい。エール、バイツェン、もちろん黒もあった。ほっそりしたグラスにふつふつと粟粒が浮かび上がって3センチほどの白い層を作っている。グラスを傾け、ぐびっと呑む・・・妄想がはじまった。

 仕事が終わった後、道内産の新鮮な枝豆と骨まで柔らかく煮た秋刀魚の佃煮でかーるく一杯楽しんだ。黒ビールは最初の一口はほんのり甘く感じるので、なんとなく黒砂糖がちょっと入っているような錯覚を起こす。百均ショップのダイソーで買ってきたグラスは透明で硝子が適当に厚く、歪みがあって楽しい。黒ビールにランダムに歪んだ硝子の透明感がとっても似合う。飲みながらニュースを見た。
 最近、日本各地で集中豪雨による洪水が起きている。さっきもニュースで洪水のシーンが映されていた。温暖化の影響でゲリラ的な集中豪雨が起きるので、予測不可能とのことである。
 浸透性のアスファルトに変えるとか、やれることはそんなに多くない。東京は1時間当たり50㍉の雨量に対応するために、各地に大規模な貯水トンネルをつくった。しかし、最近の集中豪雨は想定の50㍉をはるかに超えている。80~100㍉もの短時間豪雨が洪水を起こしている。
 人間が何か対策をとれば、自然はそれを超える現象を起こす。その今までに見られなかった自然現象も、原因は人間なのだ。そしてまた新たな対策に智慧を絞ることになる。
 そんなことは忘れて、もう少し黒ビールを・・・ ぐびぐびぐびっ

 2008年9月3日 ebisu-blog#288
  総閲覧数:30,910/282 days(9月3日23時00分)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0