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不良債務解消に特例債(道新地域版) [26. 地域医療・経済・財政]

2,008年2月7日   ebisu-blog#077
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 根室市は民間企業ならとっくに倒産会社であるが、市長にも財政課長にも、その自覚がまったくないことがはっきりした。つける薬がないとはこのことだろう。無責任にもほどがある、あきれてものが言えない。
      《無断転載御免》

不良債務解消に特例債

新年度 6億円程度を発行 
  市、単年度収支の均衡を図る

市立根室病院
【根室】市は6日までに、本年度末で約11億円を見込む市立根室病院の累積不良債務の解消に、政府が2008年度限定で創設する「公立病院特例債」を充てる方針を固めた。編成中の新年度予算案では、一般会計から病院事業会計に、前年度比1億3千万円増の6億1000万円を繰り入れ、収支均衡を図る考えだ。

 「公立病院特例債」は医師不足の深刻化などで発生した不良債務を、7年償還の長期債務に借り替える措置。利息分は特別交付税で国が補い、計画的な解消ができるようにする。08年度決算から適用する自治体財政健全化法で、財政判断の新指標となる「連結実質赤字比率」の合算対象の病院会計赤字も、特例債に振り替えれば除外される。根室市の場合、破綻予備軍の「早期健全化団体」入りを回避できると見られる。
 本年度決算見通しでは、不良債務は8億3000万円。さらに累積している不良債務2億8000万円を加えると、11億1000万円に達する見通しだ。本年度当初で一般会計から4億8000万円を繰り入れる予算を組んでいるため、6億円程度の特例債発行が必要になる。
 新年度予算案では医師確保が確定していないため、暫定的な数字だが一般会計からの支出金を増額させ、単年度収支の均衡を目指す。不良債務の解消、収支均衡はいずれも新病院建設に向けた前提条件。新年度は3年の連続で着工を見送るが、経営体質を改善することで、09年度以降の着工へつないだ形だ。(仁科裕章)

保育所統合など検討を
  市監査委 市長に報告書提出

【根室】市監査委員は6日、市立保育所に関する行政監査報告書をまとめ、長谷川俊輔市長に提出した。少子化の影響で入所児童が減少しているため、統合による適正配置や、民営化による運営などの方策をとるよう求めた。報告書では、入所児童数が2005年度から減少している点を指摘し、適正な保育所配置を要望。老朽化した施設について、統廃合など長期的な視点で建て替えなどを検討することを求めた。統合、民営化にあたっては、サービスの質の低下を起こさないように配置しながら、民間保育園幼稚園とも連携を図った検討が必要とした。
 市によると、常設保育所の新年度予定自動は275人で、本年度より33人少ない。(仁科裕章)

 コメントは今夜書くつもりだ。でも、ちょっとだけ書く。
 借金すれば収支均衡が図れるという公的会計が癌である。民間企業では赤字企業は借金できない。倒産するしかないので、借金に自然と歯止めがかかるようになっている。
 ところが公的会計では、借金は収入である。いくら分不相応にお金を使っても借金をすれば収支尻を合わせられる。だから夕張市は借金を巨額に膨らませ赤字再建団体になった。国も市も返済を考えずにお金を膨大に浪費し、借金が膨れ上がる構図が公的会計の中に見える。
 実質基準をうたい文句にしながらも特例を認めてしまったら夕張市のような事例が、財政健全化法施行下でも繰り返される。
 根室市長と財政課長と市議は、いま手が打てる問題に手をつけず(仕事をしていないということだ)に、7年後の市民にツケを回すことになる。ほんとうにこれでいいのか?
 これで一箇所の単純骨折は数箇所の複雑骨折に変わる。折れた肋骨が内臓に刺さり重症に変わってしまう。治療のタイミングを失って患者(根室市)は放置されたまま、最後はもがき苦しみつつ死ぬ。軽症の内に治療しておけよかった、なぜあの時治療しなかったのだろう、そう後悔することになる。悪夢だ。
 関係者には郷土愛のかけらも見いだすことができない、そういっては言いすぎだろうか。否、もっと言いすぎておかねばなるまい。記念碑を作り関係者の名前を一人ひとり石に刻んで残そう。二度とこのような愚行がおきないように。


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