酒の次は・・・肴 [86.酒と肴]
2,008年1月18日 ebisu-blog#049
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今夜は酒の話ではなくて、肴の話しです。肴のなかでも魚の話しです。
その昔、美味しい一夜干しのスルメイカを求めて、年に一度新潟県までバスツアーで買出しに行く人がいて、頂いて酒の肴にしました。たしかに美味しいイカでしたが、なんだふるさとのイカと同じだ、そう思いました。東京八王子にあるラボで働いていたときの話しです。Eさん元気かな?
根室の一夜干しのイカも絶品です。40~45年前は獲れすぎると一箱200円なんてことがありました。木の大きな箱だったから40本くらい入っていたのではないかな。捌いて皮をむいて一枚ずつ重ねて冷凍庫に保存し、食べる分だけ解凍して食べます。すこしだけ別にして、一晩干して翌朝火であぶって食べます。その美味しいこと・・・刺身とは違って味が濃い。一晩だけ干すというところがよい。堅くならずに旨味だけがぎゅうっと増す。
イカに限らずチカやコマイの一夜干しも好い味です。魚はなんでも一夜干しすると、生臭さが消えて、焼いたときの香りが芳ばしくなります。
地元の人間でチカを知らない人はいませんが、他地域の人のために説明しておきます。海で獲れるワカサギだと思えばいいでしょう。ひれの形に違いがあるということらしいですが、わたしにはまったく区別ができません。天麩羅にしても美味しい魚です。これが百匹ぐらい簡単に釣れるので、もっぱら猫の餌にしている家もあります。もったいない・・・
“ホッケの開き”の美味しい店があるので紹介します。
一夜干しされたホッケは、なぜか色白できれいです。他で買うホッケは色がかなり濃くなっていて、匂いがきつくなっていますが、西浜ストアーのホッケの開きは形が小ぶりですが匂いがほとんどありません。
たぶん、原料の新鮮度が違うのではないかと思います。魚は古くなるほど臭いがつきます。その臭いがないというのは、売れ残った魚を一夜干しするのではなく、市場から買ってきた新鮮なホッケを開いてその日のうちに一夜干ししているからではないかと思います。冷凍しておくと一月は大丈夫です。
黒ビールを電子レンジで暖めて、ちびちびやりながらイカの一夜干しやホッケの開きを食べているせいか「風邪知らず」です。
お店のご主人が魚を開いて一夜干ししています。コマイは骨の周囲が少し赤くなるのが普通ですが、何か「秘伝」があるらしく、色がついていません。ちなみに彼は高校の同級生で器用な男です。9人会の「宴会部長」ですかね。飲むととっても面白い男であることも付け加えておきましょう。数が少ないから手間隙を充分にかけて作れるのでしょう。
地方発送もやっているようです。でも、量が少ないから手に入らないかもしれません。 そのときは悪しからずご容赦を願います。美味しかったらまた食べてやってください。
グーグルで検索した西浜ストアーの情報です。所在地と電話番号が載っています。このページにあるメールマークをクリックすれば、メールで注文できる?
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