SSブログ

#5144 党の責任が抜けている:政治資金パーティ券裏金問題 Jan. 11, 2024 [8. 時事評論]

 今朝(1/11)7時台のNHKラジオ放送で、田中秀征(元衆議院議員・元経済企画庁長官)が、自民党がスタートさせた政治刷新本部のお題目には「党の責任」という重要な項目が抜けていると指摘していた。
 300億円のお金が政党交付金として支出されているのだから、その範囲内で政治活動をすべきで、違法を承知で裏金作りをしていた議員は、相応の責任をとるべきだと。

 つまり、議員辞職せよということだ。そういう国会議員を支持した国民の責任にも言及している。地元に何人も秘書を置いて、裏金でその活動資金を賄っていた議員は責任をとるべきだし、そういうことを政治刷新本部で議論すべきというのが田中秀征氏の意見である。

 自民党議員でスタートし、新党さきがけの仕掛け人、細川護熙と武村正義を担いで新党を結成し、その後武村氏と意見の対立から袂を分かち離党、「党友」として活動。筋の通った政治家である。

 東大文学部西洋史科を卒業、衆議院議員に落選したときに、北大へ学士入学、その後衆議院議員に返り咲く。

 政治刷新本部38名のうち10名が安倍派で占められている。そのメンバーの大半が、本来は政治刷新されて政治の世界から足を洗うべき存在なのだから、本部長の岸田総理はまたしてもやっているふりだけ。これでは支持率が上がりようがない。
 それでも野党支持が増えている気配がない。野党自身にも問題はあるだろうが、国民はこうした政治に甘んじているように見える。田中秀征氏が言うように「国民の責任(=裏金作りをしていた国会議員には票を入れない)」が問われているのだろう。

*東洋経済オンラインより抜粋
------------------------------------------------

同本部は麻生太郎副総裁と菅義偉前首相が首相経験者として最高顧問に就任。さらに茂木敏充幹事長や森山裕総務会長ら党七役に加え、首相最側近の木原誠二幹事長が事務総長、小倉将信前こども政策担当相が事務局長に起用されるほか、小泉進次郎元環境相ら青年局長、女性局長経験者が参加する見通し。

さらに複数の若手議員、外部有識者も加えるため、メンバーは38人の大所帯となり、11日に初会合を開く。菅氏と共に最高顧問に就任する麻生氏は8日の地方講演で、「信頼をきちんと回復し、引き続き政権を担っていく決意を新たに対応していきたい」と改革断行への決意を強調してみせたという。




にほんブログ村


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。