SSブログ

#4964 大谷翔平人気爆上がりはなぜか? May 1, 2023 [A9. ゆらゆらゆ~らり]

 先ほど玉川さんの出ているテレビ番組「羽鳥モーニングショー」で、大谷翔平の4月の投打の成績を前年同月と比べていた。すべての項目で今年が上である。バットを1インチ長くしながら、打率がアップしているし、ホームラン数も8本と昨年よりも1本多い。奪三振も昨年30に対して46など進化が目覚ましい。
 WBCの優勝前には、「理想の新人」でNo.1だったが、「今日だけは(米国野球に)憧れるのをやめましょう」と言ってWBC優勝した後のアンケートでは「理想の上司No.1」に輝いている。

 さて、わたしたちは大谷翔平の何に感動しているのだろう?
 エンジェルスと言えば、企業にたとえると業績不振の会社である。大谷が奪三振の山を積み上げても、味方の打線が不発のときには負け投手となる。
 昨年四月は4勝、今年は7勝しているのは、そういう業績不振の企業の中での成果である。自分が頑張っても打線が降るわねければ負け、勝利投手になれない。それでも腐らず、にこにこしながら野球を楽しみ、奪三振の山をまた積み始める。倦まず弛まず努力する、その姿勢に感動しているのではないか?

 非正規雇用が4割の世の中、業績不振の中小企業で働いている人は多い。どうにもならぬ現状に這い出す努力もあきらめきってしまっている人たちがいる。多くの人たちが、自分にはない光り輝く才能とひたすら努力し続けることの美しさを彼の活躍の中に見ているのではないだろうか。

 西海岸ではドジャース、東海岸ではヤンキースが業績の良い企業で、そこに移籍すれば大谷翔平の投手としての勝利数は20勝を軽くオーバーし、全米No.1に輝くだろう。
 でも、弱小エンジェルスというより困難な状況の中で成績をアップし、チームを最強のチームに成長させ、優勝に導く翔平を観たいというのがファンの本音ではないだろうか?

 夢が持てない時代へ突入して三十数年がたち、たくさんの人が、漫画の主人公のような活躍を翔平に託しているような気がしてならない。
 WBCの最後は大谷翔平とトラウトの一騎打ちだった。あれは漫画のワンシーン以上だ。翔平はトラウトを三振に打ち取って、WBC優勝を決めた。偶然というのは空恐ろしい。あんな「臭いシナリオ」を漫画家が書くことは絶対になさそうだが、現実になった。

<余談:野球漫画>
 団塊世代のわたしが読んだ野球漫画は、『巨人の星』『ドカベン』『タッチ』『メジャー』の四つである。大谷翔平は『メジャー』の主人公・茂野吾郎をほうふつとさせるところがある。
 
野球マンガ


にほんブログ村

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。