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#4659 今冬初めて氷点下 Nov. 25, 2021 [87.根室の話題]


日付 最低気温 最高気温 最大瞬間風速
時分 時分 m/s 16方位 時分
11/25 -1.2 05:47 2.8 07:33 9.0 西 01:16
11/24 -0.6 23:41 8.4 13:02 19.4 西南西 14:54
 氷点下の声を聞くと、急に寒く感じます、ついに冬到来ですが、根室市内はまだ初雪が観測されていません。
 雨水受けの二つのポリバケツの水は朝8時25分に見たときには凍っていませんでした。
 車は夜は乗らないし、遠出の予定もありません。今週は混んでいるでしょうから、来週か再来週タイヤ交換をお願いしようと思います。
 商売やっているとお客さんがどどっとくるのはうれしいのですが、暇な時に来てくれるお客さんはもっとありがたいものなんです。
 小学生のときから高校卒業まで毎日家業のビリヤード店の手伝いをしてましたが、あの場所はいろいろな職業の大人とゲームをする遊びと学びの場でもありましたからわたしの「学校」でした。12年間あの空間でいろいろな大人からたくさんのことを学びました。小学高学年のときには目を瞑(つぶ)って頭の中でビリヤードをすることができるようになっていました。布団に入ると頭の中に鮮明にグリーンのビリヤード・テーブルとキュウの感触と、白いボウルがイメージできます。撞点をイメージしてキュウのストロークを数回して、突き出します。ドローショット、フォローショット、殺し玉のショットとはっきり手ごたえまであります。脳内でイメージトレーニングができるんです。こどもなら、夢中でやるのでほとんどだれでもそうなると思います。脳のイメージを操る機能が急速に発達を遂げるようです。ビリヤードテーブルと同じグリーン色の黒板に先生が白いチョークで書いた字がほとんど記憶できていることに気がついたのは中学2年生のときでした。それをページをめくるように思い出すのはビリヤードを脳内でやるのと一緒でした。その「技」を勉強に使っただけで学力が飛躍的に伸びてしまいました。
 人の性格がゲームに出ることも学びました。ゲームに出てくるその人本来の性格と仕事の関係もよく見えるようになりました。お客様を観察することで、人間というものがどういうものであるのか学ばせてもらっていたのです。社会人になってからそういうことがだいじな判断のときにとっても役に立ちました。さまざまな職業のお客さんが来てくれました。歯科医の先生、さまざまな職種のサラリーマン、職人さん、自営業のみなさん、皆さん懐かしい。
 閉店してからもう30年を超えましたので常連さんでご存命の方はわずかでしょう。腰が曲がって背が縮まっているのではないかな。ビリヤードゲームは台の周りをずいぶん歩きます。キューを道具に体全体を無理なく使って、そのうえ頭も働かせて思うゾーンに玉をもってくるので老人には適したスポーツだったのだのだなと今頃気がついてます。腰は曲がらず、足腰が丈夫になる。みなさんどうぞ長生きしてください。

<余談:ビリヤードとスマホのゲームの違い>
 頭の中にイメージしてやるビリヤードは脳のイメージ機能を飛躍的に発達させてくれるようです。スマホゲームに夢中になる子どもたちがたくさんいるのに、イメージ機能を操って学力をアップできる人がほとんどいないのはどうしてなのだろう?
 スマホのゲームは体感を伴なわないからだというのが、いくつか考えられる答えの一つ。
 実際に身体を動かしてやっているときと同じ感触まで再現できている。だから空間的なイメージを再現しているだけではないのである。その中に自分が存在してモノに触れている感触まで再現しているのだ。身体の感触と一体になったイメージは強度が大きい。それは感触を伴なうものならいろんな分野へ応用が利く。感触には「眼耳鼻舌身意」の五感がある。だからとっても奥が深い。
 スマホゲームの画像は作り手の側から一方的に与えられることも関連がありそうだ。イメージをつくることと作り手のイメージを受け取るだけなのでは脳への作用がまったく異なる。前者はイメージを自ら生産し、後者はつくられてイメージを消費するだけである。だからパソコンゲームやスマホゲームは、イメージ創造機能を発達させることができない。
 遊びは単純な道具立ての方が脳の機能を発達させる効果があるということなのかな?
 

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