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#4658 シャドウィングとリテンションが楽になった Nov. 24, 2021 [49.1 英語音読トレーニング]

 大西先生のNHKラジオ英会話をベースに、英作文問題とその解説集をつくって、毎日ニムオロ塾生にemailで配信している。すでに1018回、9200題、A4判で1136頁になっている。
 ラジオ英会話で音読トレーニングもしているのだが、ラジオ番組の「中高生の基礎英語 in English」も気が向くと聴いている。
 今朝両方の番組でシャドウイングをやってみたら、シャドウイングもリテンションも滑らかにできることに気がついた。ラジオの英語番組は同じフレーズを2-3回繰り返してくれるので、1回目に聞き取れなかった箇所は、2度目に「英作文脳」でチェックしながら復元して聴き分けているだ。加齢とともに耳の機能が衰えているから、そこを自然に英作文9200題をこなした脳が聞き取りにくいところを補ってくれるようになっている。
 シャドウイングをしながら、英語の並びのまま日本語を介さずにすっと意味が理解できることに気がついた。シャドウイングをしている自分と、している自分を観察している自分がいます、面白いでしょ。簡単な会話文だから聴きとれますが、語彙の多いものはまだまだ届かない。映画を見てシャドウイングやリテンションができるようになれば聴きとれているということだ。
 ラジオの英語番組は、語彙やフレーズの解説もやってくれるので、耳からの情報だけで語彙を増やせるようになってきた。以前とは「段階」がちがう。階段を一つ上がった感じがする。

 わたしはずぼらなので、毎日15分間ラジオ番組を聴くのは苦手で、気が向いた時しか聞かない。でも、予習しないでシャドウイングするだけなら、気楽にやれるので、音読トレーニング回数が増えてきていた。英作文は昨年1月14日から作成・配信し始めた。2年近くもタイピングしたり、手持ちの英語の参考書や文献から適当な文例をピックアップしているうちに、音読トレーニングと相乗効果を起こして英語の構文や語順がリズムを伴なって脳に蓄積され、口が慣れてきたのだろう。
 音読トレーニング時間や英作文の文数がある閾値を超えると、脳に変化が起きるらしいことがわかった。急に簡単な英語がそのまま理解できるようになった。聞いているときだけではなくて読んでいるときにも同じことが起きている。あとは量を増やして語彙数を拡大して表現力を磨けばいいだけ。

 自分の専門領域である経済学や仕事で必要に応じて読んできた最先端の管理会計や会計情報システムに関する専門書、システム開発の専門書、ハードウェアの専門書、医学分野の専門書、言語学の専門書などの偏った読書中心の英語の勉強をしてきたが、ようやく英会話の文例が脳に蓄積され出した。

 毎週水曜日、隔月で週3の生徒と高2の生徒の希望者に2時間音読トレーニングをしているが、それも自分の音読スキルをアップするのに役に立っている。1年前に高校3年生にやった音読トレーニング授業とは解説がまるで違ってきている。生成文法だけでなく英作文の視点で眺めながら解説することが多くなった。
 先週のことだが、音読トレーニングに参加している高校2年生二人が、不定冠詞、定冠詞、無冠詞の意味を的確につかんだ和訳をするので、「語順通りにずいぶん正確な訳ができるようになったな」と感想を述べたら、「だって、先生が最初の頃、教科書の文をつかって冠詞類は全部逐一解説してくれたからなれちゃったんです」だって。うれしかった。

 昨日は、目の前の席に座った大の英語嫌いの中3生徒が、問題集を開いて「どうやったらいいのかわからない」というので、該当箇所の教科書の音読トレーニングを2ページやった。30分間ほどかかった。頭の中に関連する英文の材料がなければ答えを思いつけるはずがないからだ。他の生徒たちの質問に応えながらやるが、音読指導をしていると他の生徒たちは質問を控えているようだ。音読が終わった途端に数人の生徒から質問が飛んでくる。(笑)

シャドウイング:「シャドーイング」とは、音声を聞きながら聞こえた音をほぼ同時に繰り返して言うリスニングのトレーニング方法です。 お手本の一文を聞いてから繰り返す「リピーティング」と違い、お手本となる音声を(影のように)後から追いかけて、お手本にかぶせるように発声します。

リテンション:読み上げられた英文を一時記憶して、その文の読み上げが終わったところで、再現する。シャドウイングの次のステップの技ですが、慣れたら何でもありません。
 どちらもマニュスクリプトを見ずに耳だけでやります。


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