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#4638 夫婦:女房殿の話に耳を傾ける Oct. 27, 2021 [A9. ゆらゆらゆ~らり]

 昨日、女房殿が中標津空港から羽田へ飛んだ。年に一度、下水の配管清掃作業に立ち会わなければならないからだ。
 11時54分の中標津空港行バスへ乗るために駅前のバスターミナルまで車で送った。午前中は首都圏の天候が荒れて風が強いと天気予報。午後9時に仕事が終わって50分ほど食事にかかってそれから電話しようと携帯を手に取った途端に着信ベルが鳴った。
 中標津空港へ着いてもなかなか羽田からの飛行機が来ない、出発できたのは1時間遅れだったという。中標津空港⇒羽田はCOVID-19でずっと休便になっていた。3月に東京へ行ったときは中標津空港からは飛べなくて、釧路空港を利用した。

 機長が途中風が強いので揺れますとアナウンス。
「昔はあまり当たらなかったよねー、この頃ちゃんと当たるのよねー」
「そういえばそうだったな、観測精度がアップしているんだ」
「30分くらいずっと揺れてたわ、強い北風だから早く着いたの」
「そんなバカな、南に向かって追い風だから早く着くなんて、まるで自転車みたいだ。ちょっと揺れるくらいでは飛行機はびくともしないから。荷物はすぐにでてきたろう?」
「それが飛行機が連絡通路に横付けになって、そこからバスに乗って到着ロビーへ行ったのよ、いつもの経路と違ったわ」
「そうなんだ、それでバスは6時5分発に乗ったのかい?」
「到着口から出たら5時半になっていたの、自動券売機は5時35分はもう締め切り、だから6時5分発の桜が丘行きを買ったの、だけどバス乗り場へ行ってみたら、3分前で、荷物を入れる車体の下のドアが閉まっていた」
「バスの前にいる人に話して、6時5分なんだけど、このバスに切り換えてもらえますか?って言ったら、手書きで直して、OKです!って」
「ラッキーだったね」
「空港で一人で30分も待っているの嫌だったから」
「それで山手トンネルかい、混んでた?」
「車が込んでいて山手トンネル通らなかった。新宿で中央高速への入り口で込みだして時間がかかって、しばらく甲州街道を走ったわ」
「ノロノロ運転で、退屈だから車のナンバーを見ていたら、八王子や多摩ナンバーが多いの、仕事が終わって帰宅する車かな?」
「7時前に着いたの?」
「ううん、7時15分くらいだった。お弁当買って、神戸屋さんのケーキが3割引き、ずらっと並んでいたわ。8時近かったからもうショートケーキとシュークリームぐらいしかなかった。列の後ろの方の人は買えなかっただろうな。」
「神戸屋さんのケーキは高いけどおいしいからね。」
「8時発のバスに乗って帰ってきた。お弁当食べてお腹いっぱい。」
「何買ったの?」
「とんかつ弁当。」
「残っててよかったね。サボテンかな?」
「そう。メールがあって、今日〇〇ちゃんの運動会だったの、中止にならなかったらしい。だから、明日に延期にならなかった、残念。」
「今週行くって言っていたので、月曜日に東京へ着いていると思っていたみたい。」
「惜しかったね!」

 こんな他愛もない話を30分ほどしていた、なんだかとってもご機嫌である。途中で眞子さんの会見ニュースが入っていたが、それを消してじっくり話を聞いた。
 いつも何かしている最中に話しかけてくるので、ナマ返事で、話の内容を覚えていない。考え事をしていて話しかけられても、音としてしか認識できないのです。それで、「いつも私の話を聞いていない」って叱られてます。きょうはしっかり聞けたな、こんなこと何年ぶりだろう。英作文問題とその解説集つくりで、この1年と10か月忙しかったので、ずっとナマ返事していた(1018回分9200題のメール配信用の問題と解説集ができあがった)。ちゃんと聞いて上げたらご機嫌なのだ。たまには、こうしてちゃんと話を聞いてあげよう。
 一緒に暮らし始めてからもう53年だ。高校生の時にめんこい下級生がいるなと思ってから56年。この年になってようやく日常のお付き合いのコツがわかった。三日に一度くらいは30分間は話をじっくり聞いてみるということ。
 東京時代は土日は書斎に引きこもって常に何かに夢中になっていた。ウィークディも仕事で遅くなるのがあたりまえ、娘と晩御飯を食べたことなどほとんどなかった。
 2002年の晩秋に古里根室に戻ってきてからも何かに夢中になる癖は治らず、阿呆はいくつになっても阿呆です(笑)。
 1年ほど前にリビングに置いてある机を一つ増設して連結し、作業環境を良くしました。冬は別の部屋で作業すると暖房費がアップするので、節約のためにリビングで作業をしていることが多い。今年は灯油が100円を越えたそうだ。根室へ戻ってきてから40円台のことがあったと女房殿。
 北海道は冬の暖房コストがバカにならない。室温26℃で半袖で過ごすなんてことはナシだ。

<余談>
 最近体重は62㎏前後アリ、15年前にスキルス胃癌の全摘手術をしてから、この1週間、体重は最大値を記録している。だが、口内炎がでて、食事が辛い昨日が一番ひどかった。腸の炎症が起きてひどくなると、口内炎が起きる。消化器管としてつながっているのでそうなるのだろうか?
 舌には濃い味付けのものが染みる、びりびりするので、鏡で見たら、舌の中央部付近から奥が薄黄土色をしている。あちゃ、ひどいな、痛いわけだ。食べないのが一番いいが、食べないと体力も体重も失う。経験則だと2㎏減少すると、回復に1か月を要する。
 昨夜は、頭頂部にとろりとしたものをイメージしてそれが口内や腸に広がっていく様子を想像した。内観と言うらしいが、今朝起きたら、口が渇いていないし、舌が痛くない。半分は気のせいかもしれないが、楽にはなった。これで食事が苦痛ではなくなる。好い朝です。
 今日は中3生相手に、教科書の音読トレーニング特訓の日。水曜日は塾は休みですが、今年は高3と中3対象に1か月間隔で音読トレーニングを実施しています。英語アレルギーの人が多いので、放って置いたら勉強しないからです。読めなきゃ英語ができるようになるはずもありませんから。10回音読、そして意味をつかんで、それをイメージしながらさらに3回音読。あとは家で自分で30回読んで10回書いてくれたら、定期テストは8割以上点が取れます。でも家でやらない人が多いんだよね。(苦笑)
 突然化ける生徒がたまに出ます。9年前のことです。学力テストで英語が半分くらいしか得点できなかったMK君が1月から2か月間一番前に座って質問しだしました。入試本番で満点でした。あれには驚いた。受験票もって行って高校の窓口で点数確認して来いと言ったら、本当に満点。MK君、中高とサッカー少年です。彼と同期のIY君が早稲田商学部に一般入試で現役合格してました。中学2年で「塾卒業」の免許を与えた二人の生徒のうちの一人でした。もう塾来なくても大学入試は大丈夫だと感じたので、サッカーしながら文武両道でトライしたらと薦めました。一緒に一番前に座って質問しだしたKT君は総合ABCが11-13点でした。英作文中心に2か月一番前の席に座って質問しだしました。次第にいい質問が出るようになりました。彼も入試本番で49点。当時は60点が満点です。教えた私も、なにより本人が一番びっくりしたでしょうね。KT君は根室で仕事してます。うれしいね。高校時代はバイトに精出してました。それぞれ自分の選んだ道を歩いています。
 成績が突然に大幅にアップする、みんなに起きるわけではない、ごく少数の者に置きますが、こういうことが誰に起きるか本当にわからない、だから生徒が指示通りに家で復習しようがしまいが、わたしがやるべきことだけはやる、後は生徒の問題、最後まであきらめないのです。おそらく英語アレルギーを直す生涯最後のチャンスです。それをものにできるかできないかで生徒の未来に影響があります。
 ブラスバンド部の生徒は定期演奏会が11月下旬にあるので、練習が忙しくて10月の音読特訓には来れませんでしたね。12月と1月の2か月間を充てようと予定しています。大学や看護学校進学の生徒は推薦でほぼ決まりだからやる必要なしです。空いた時間をブラスバンド部の中3へ振替。学力テスト総合Bで英語が80点を超したのは一人だけ。合計点も390点台⇒420点台⇒430点台と目標の450点に向かって着実に歩んでいます。450点の取り方を教えただけ。科学者になりたいというので、学問研究の仕方について具体的な説明はしています。効率的な受験勉強という学習スタイルは棄てるべきです。そういうことをちゃんと織り込んで指導しています。7月下旬から来ている生徒ですが、出遭うべくして出遭った感があります。道内最高峰の難易度の高校への進学。根室高校からでも北大総合理系レベルなら、現役合格できるでしょう。ほんとはこういう生徒は全部根室で育てたいね。今年の3月は旭川医大へ現役合格したO君がいました。生徒の5%は小4から長期戦略で受験勉強すれば、そのうちの半数は北大レベルなら現役合格できるのです。根室の教育関係者はやり方を知らないだけです。1学年200人とすると5%は10人、そのうちの半数の5人は国公立大医学部や北大以上の難易度の大学へ根室高校から現役合格する道があります。



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