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#4585 西村大臣発言の続編:逃げた菅総理にその人柄を見た July 14, 2021 [8. 時事評論]

 金融機関から飲食店に圧力をかけるという西村康稔新型コロナ対策担当大臣の発言は「#4582」で採り上げた。今回はその続編である。
 菅総理は「そうした趣旨での発言は絶対にしないと思う」と当日(9日)に火消しに躍起になっていたが、これが大ウソだった。承知していたのだ。

*圧力発言で”西村大臣の乱”「菅首相らも打ち合わせに出席」河野大臣のワクチン弁明に自治体が怒り
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AERAdot.が入手した資料によると、その打ち合わせは7日夕に開かれた。出席したのは、西村氏のほか、菅首相、加藤勝信官房長官、田村憲久厚生労働相、赤羽一嘉国土交通相、和泉洋人首相補佐官や内閣官房などの事務方たち感染状況についての説明が行われた後、「飲食店対策のための関係機関として金融機関」が明記された資料が配られ、説明がなされたという。

 この打ち合わせの後、西村氏の発言は炎上し、加藤官房長官は9日に慌てて「金融機関に対する協力はお願いしない」「西村大臣に気をつけていただきたい」と方針の撤回を表明。西村氏の発言を問われた菅首相も「承知していない」「そうした趣旨での発言は絶対にしないと思う」と火消しに走った。

 しかし、12日には内閣官房が8日付で各府省庁に、所管する金融機関に政府方針への協力を求めるよう依頼する文書を出していたことも発覚。内閣官房は銀行などを監督する金融庁や、政府系金融機関を所管する財務、経産両省と事前に調整していた
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 加藤官房長官と菅首相は会議に出席していて事務方の説明を聴いていたではないか。説明の際には文書も配布されている。内閣官房から金融機関に政府方針への協力依頼の文書を出していたというから、加藤官房長官の決裁もされているはず。内閣官房が財務省とも調整していたとあるから、麻生財務大臣も事前に承知していたのである。都合が悪くなると三人共に自分は知らぬ存ぜぬと言う厚顔無恥さに呆れかえる。
 こんな人物をいったい誰が信用するのだろう?

 自民党内にもっとましな保守政治家はいないのか、そんなはずはないだろう。自民党の地方議会議員や党員から、筵旗があがっても不思議ではない状況だ。自分の決定や承認事項に責任がとれず、一大臣のせいにして慌てて逃げようとする、人としてこんなに恥ずかしいふるまいの総理大臣や官房長官、財務大臣はさっさと首をすげ替えたらいい。性癖だから治らない、放っておくとまた繰り返しますよ。



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