SSブログ

#4220 BCG接種が武漢コロナ感染症死亡率を下げる? April 13, 2020 [35. 感染症および自己免疫疾患]

 驚きました。BCGが武漢コロナウィルスに効くという研究が目白押しになりそうです。
人口百万人当たりで死亡率を見ると「人口100万人に対する死者数の割合の上位3国はスペイン(338.8)、イタリア(311.7)、フランス(202.1)。米国では56.7、日本は0.69となっている。」
現在時点でという限定がつきますが、日本はイタリアやスペインの1/600しか亡くなっていません。
日本人のBCG接種率は98%です。これが自然免疫や訓練免疫を賦活しているらしいというのです。
「この研究グループは、BCGのこのような効果を「訓練免疫(trained immunity)」という新たな概念として提唱している。つまり、自然免疫が働きやすくなるように“訓練された”状態になるというのだ。」
 誤解のないように、ぜひオリジナルの記事をお読みください。

https://www.msn.com/ja-jp/news/coronavirus/コロナにbcgは「有効」なのか%ef%bc%9f東北大・大隅教授が緊急解説/ar-BB12wvYW?ocid=spartandhp

 水道が整備されていてどこでも手洗いが励行できることやマスクの着用に抵抗がないことなどを除いても、死亡率が著しく低い。そのことから類推できるのは、感染した場合の重症化率も低いということ。免疫の仕組みを考えると、BCG接種によって自然免疫の強化や訓練免疫による免疫システム賦活化効果で、不顕性感染や軽い症状で終わっている感染者の割合もずっと高くなっていると推定しうる。
 BCGによって免疫が賦活化しているとすると、花粉症やアレルギーが欧米の人たちよりも多くなるというマイナスの面もある。

 BCGは結核予防のためのものでしたが、それがその後の人生で免疫を賦活化する=訓練免疫の効果があるということ。
感染爆発しても、人口の98%がBCG接種済みの日本人の死亡率は欧米の1/50くらいにしからならない可能性がありそうです。
罹りにくいということと、罹っても自然免疫や訓練免疫の賦活化効果で重症化する人の割合が小さい、そして無症状の人や軽い風邪のような症状で終わる人が多いのが日本での武漢コロナウィルス感染症の特徴だという結論が導き出せそうです。
ヨーロッパでBCG接種の臨床実験が始まっていますから、研究の進展に注目したい。


にほんブログ村


nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。