#3668 小回りのコツ:遊びと学習は混然一体 Dec. 23, 2017 [85.サイクリング]
<更新情報>
12/24 10時半 諸々追記N⇒E⇒S⇒W⇒N、「学習と遊びが一体…」
12/24 午後4時40分 写真追加 乗り方を変えたので、円がきれいに分離している。
<智慧はどこで育つのか?>
12/24 10時半 諸々追記N⇒E⇒S⇒W⇒N、「学習と遊びが一体…」
12/24 午後4時40分 写真追加 乗り方を変えたので、円がきれいに分離している。
<智慧はどこで育つのか?>
このところ毎日自転車に乗っている。車道は日陰の路肩付近がところどころ凍りついているのでNGである。だから、車庫前に描いた半径1.6mの円が二つ、そこを26インチのMTBでトレースする。幅は15cm、二つの円は50cm間をおいて連結されている。
連結部を通過するときに、重心を左から右、右から左と切り替えなければならないが、このときにラインをはみ出すことが多かった。1周10.5mだから、四分円の弧の長さは約2.5mあり、上り連結部の手前2.5mのところからが六つかしい。水はけを考慮して歩道側から車庫側に向かって上り勾配がついている。下りはコースを外れないが、上り勾配の連結部はコントロールしきれないことがよくあった。
自転車でカーブを通過するときは、円の中心方向とは反対側のペダルを再下端まで押し下げた状態が最善である。右側に曲がるときには左足のペダルを押し下げて、そこに重心をかけることができるから、右側に傾けた自転車と乗っている人間の重心が外側にかかることでバランスがとれ、安全に曲がり切れるのである。ところが、連結部の2.5m手前に来てから曲がり切れずに慌てて右に倒しすぎると、右側のクランクを上から下へ押し下げなければならないから、左足のペダルが上がって重心は円の内側へ移動し転倒しそうになる、重心が高くなるからだ。右側に傾けたときに、重心を低い位置に保つには左足のペダルが一番下がったとことにあるのがベストだ。転倒を避けるために自転車の倒す角度を甘くすると曲がり切れずに線を外側にはみ出す。急角度に倒すと、そのあとにすぐ逆回りになるので、左へ傾けなければならない。この動作が大きいと左右への揺れ幅が大きくなりコントロールを失う。
少し考えてみた。連結部と円の中心を結んだ反対側まで来たときに、後輪に軽くブレーキをくれてやり、速度を落とす、ついで右に自転車を倒し、連結部をサドルが通過するときに正立で通過、サドルが連結部を通過するとすぐに左へ重心を移してみたら、スムーズに曲がれるようになった。いままでは準備が遅かったのだ。連結部から直径を引いた点のところあたりから調整を始めたらよくなったというわけ。90度分対応が早くなることで、連結部前後の通過の際に傾斜角度が浅くできるように変わり、コントロールが楽になった。漫然と走っていたら技術の向上はないようだ。
さてわかっただろうか?
わからなかった方は頭の中に円を描いてもらいたい、実際に紙に描けばもっとはっきりする。中心から見て北の位置に当たる円周上にNと書き込む。右回りで同様に東にE、南にS、西にWを書き込んでもらいたい。Nの部分の上にもう一つの円がある。連結部をNSとしよう。自転車は円周上を次のように回っている。
N ⇒ E ⇒ S ⇒ W ⇒ NS ⇒ NE ⇒ NN ⇒ NW ⇒ NS ⇒ E ⇒ S ⇒ …
いままではWの部分でコースアウトしそうになり、急に右側に自転車を倒していたから、自転車の傾斜角度の移動と体の重心移動のバランスのとり方に齟齬が生じたのである。転倒ギリギリ、W⇒Nのところでヒヤッとすることが何度もあった。そこで、Sの手前で後輪へブレーキを軽くかけて速度を半分程度に落とし、そこからゆっくりバランスを取りながらWへ、Wからは自転車を右傾斜から徐々に正立へと戻し、サドルが連結部NSを通過したときに正立、次いでゆっくりと左へ自転車を倒し、体の重心を右側へ移してバランスを保つ。頭の中にイメージをつくって円をトレースしても、ゆったりと安全に回れることが感じられるだろう。
暇なときに、この体の感覚をイメージで再現しながら円をトレースしてみるだけでも技術が向上できる。こういう技は小学生の時にビリヤードで会得した。布団に入ってから呼吸を整えて技のイメージトレーニングを楽しんでいた。
大いに遊べ、その時にはわからないが遊びからえられるものは多い。体と頭の両方を使う遊びが最適だ。そういうフィールドでは学習と遊びが一体になっている。遊びで工夫することで智慧が育つ。遊びと勉強と仕事は、あるところから融けて区別がなくなる。
皮肉なことだが、学校の授業では智慧が育たない。命の危険に対するアラーム感覚もだ。この二つ、智慧とここを超えたら命に危険が及ぶというアラーム感覚は、遊びでしか鍛えられないものなのかもしれない。
1周21m、前輪が半径1.6mの円をトレースすると、後輪はそれよりも50-60cm内側に円を描く。おおよそ半径1mの円である。途中に水がたまるところがあるから、そこでタイヤを濡らすと、タイヤの跡がアスファルトにくっきり残る。前輪と後輪の描く円がはっきり二つに分かれるようになった。
今日の平均時速は5.3km/hだから、分速88m、歩く速度だ。5分で440m、一周21mとすると、21週である。今日は60周走れた。5分間でも体の調整には充分である。毎日、体をほどほどに動かす程度の運動がいい。やりすぎは体を痛めるので、無理しないように心掛けている。
連結部を通過するときに、重心を左から右、右から左と切り替えなければならないが、このときにラインをはみ出すことが多かった。1周10.5mだから、四分円の弧の長さは約2.5mあり、上り連結部の手前2.5mのところからが六つかしい。水はけを考慮して歩道側から車庫側に向かって上り勾配がついている。下りはコースを外れないが、上り勾配の連結部はコントロールしきれないことがよくあった。
自転車でカーブを通過するときは、円の中心方向とは反対側のペダルを再下端まで押し下げた状態が最善である。右側に曲がるときには左足のペダルを押し下げて、そこに重心をかけることができるから、右側に傾けた自転車と乗っている人間の重心が外側にかかることでバランスがとれ、安全に曲がり切れるのである。ところが、連結部の2.5m手前に来てから曲がり切れずに慌てて右に倒しすぎると、右側のクランクを上から下へ押し下げなければならないから、左足のペダルが上がって重心は円の内側へ移動し転倒しそうになる、重心が高くなるからだ。右側に傾けたときに、重心を低い位置に保つには左足のペダルが一番下がったとことにあるのがベストだ。転倒を避けるために自転車の倒す角度を甘くすると曲がり切れずに線を外側にはみ出す。急角度に倒すと、そのあとにすぐ逆回りになるので、左へ傾けなければならない。この動作が大きいと左右への揺れ幅が大きくなりコントロールを失う。
少し考えてみた。連結部と円の中心を結んだ反対側まで来たときに、後輪に軽くブレーキをくれてやり、速度を落とす、ついで右に自転車を倒し、連結部をサドルが通過するときに正立で通過、サドルが連結部を通過するとすぐに左へ重心を移してみたら、スムーズに曲がれるようになった。いままでは準備が遅かったのだ。連結部から直径を引いた点のところあたりから調整を始めたらよくなったというわけ。90度分対応が早くなることで、連結部前後の通過の際に傾斜角度が浅くできるように変わり、コントロールが楽になった。漫然と走っていたら技術の向上はないようだ。
さてわかっただろうか?
わからなかった方は頭の中に円を描いてもらいたい、実際に紙に描けばもっとはっきりする。中心から見て北の位置に当たる円周上にNと書き込む。右回りで同様に東にE、南にS、西にWを書き込んでもらいたい。Nの部分の上にもう一つの円がある。連結部をNSとしよう。自転車は円周上を次のように回っている。
N ⇒ E ⇒ S ⇒ W ⇒ NS ⇒ NE ⇒ NN ⇒ NW ⇒ NS ⇒ E ⇒ S ⇒ …
いままではWの部分でコースアウトしそうになり、急に右側に自転車を倒していたから、自転車の傾斜角度の移動と体の重心移動のバランスのとり方に齟齬が生じたのである。転倒ギリギリ、W⇒Nのところでヒヤッとすることが何度もあった。そこで、Sの手前で後輪へブレーキを軽くかけて速度を半分程度に落とし、そこからゆっくりバランスを取りながらWへ、Wからは自転車を右傾斜から徐々に正立へと戻し、サドルが連結部NSを通過したときに正立、次いでゆっくりと左へ自転車を倒し、体の重心を右側へ移してバランスを保つ。頭の中にイメージをつくって円をトレースしても、ゆったりと安全に回れることが感じられるだろう。
暇なときに、この体の感覚をイメージで再現しながら円をトレースしてみるだけでも技術が向上できる。こういう技は小学生の時にビリヤードで会得した。布団に入ってから呼吸を整えて技のイメージトレーニングを楽しんでいた。
大いに遊べ、その時にはわからないが遊びからえられるものは多い。体と頭の両方を使う遊びが最適だ。そういうフィールドでは学習と遊びが一体になっている。遊びで工夫することで智慧が育つ。遊びと勉強と仕事は、あるところから融けて区別がなくなる。
皮肉なことだが、学校の授業では智慧が育たない。命の危険に対するアラーム感覚もだ。この二つ、智慧とここを超えたら命に危険が及ぶというアラーム感覚は、遊びでしか鍛えられないものなのかもしれない。
1周21m、前輪が半径1.6mの円をトレースすると、後輪はそれよりも50-60cm内側に円を描く。おおよそ半径1mの円である。途中に水がたまるところがあるから、そこでタイヤを濡らすと、タイヤの跡がアスファルトにくっきり残る。前輪と後輪の描く円がはっきり二つに分かれるようになった。
今日の平均時速は5.3km/hだから、分速88m、歩く速度だ。5分で440m、一周21mとすると、21週である。今日は60周走れた。5分間でも体の調整には充分である。毎日、体をほどほどに動かす程度の運動がいい。やりすぎは体を痛めるので、無理しないように心掛けている。
この写真は、17日のものである。右側のほうからの上りラインから車輪の跡がはみ出ているものが多い。前輪と後輪のラインの境目がない。
数分おきに回り方を逆にして遊んでいる。
数分おきに回り方を逆にして遊んでいる。
2017-12-23 22:52
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コメント(2)
イメージしてもちんぷんかんぷん。もう20年以上自転車に乗っていません。10年前に自転車を修理し乗って試しました。初めて乗れた人のようにふらふらしました。直した自転車はそのままゴミで捨てました。
今日の話で分かったのは一言です。90度前から準備する。何事もその通り。
バドは振り始めが遅すぎるから打てない。早く行き、戻るタイミングで構え、シャトルの下にラケットを入れて、相手を見てすくい上げる。フェイントもロブもクロスもストレートも同じフォームです。
野球も落下点より2歩後ろに下がり、前に出つつ捕球しそのまま投げる。
勉強も、仕事も事前準備で決まります。論文も研究も、事前準備です。
さて今の先生も生徒も即席ラーメンかチンのレトルト野郎ばかり。この記事から自分の実践経験論を言うアホはいない。家のクラブは阿保ばかり。
不思議だったのですが、何故アホが仕事ができるかです。アホは自信家、人の論に迷わない。我田引水が得意だから、異分野の話を我が物にしてしまう。
今日の記事は1行でしたが、凄い記憶がたくさん蘇りました。ありがとうございます。
by tsuguo-kodera (2017-12-26 06:46)
koderaさん
野球の捕球もバドミントンも仕事も極意は同じことですか、だから遊びが重要だということですね。すべてに通ずる。
せっかくほめていただいたので、もったいないから当該箇所を太字にしておきます。(笑)
毎度の投稿ありがとうございます。
by ebisu (2017-12-26 10:17)