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#2348 アングロサクソンの世界支配:データマイニング・プログラム July 6, 2013 [74.高校・大学生のためのJT記事]

 日本大使館すら米国NSAの盗聴対象になっていることが明らかになったが、フランスやドイツに比べて日本政府は歯切れが悪い。同盟国に盗聴なんてバカなことをするなと言えない、まるで腰抜けにみえる。植民地が宗主国に遠慮しているような物言い、米国に「確認中」だという。

 米国は情報謀略技術に長けた国である。第二次世界大戦ではまんまとやられてしまった。米国は日本の暗号を解読して真珠湾攻撃を事前に察知しながら、ハワイの太平洋艦隊へ知らせなかった。自国の艦隊を見殺しにしても、それを口実にして世論をあおり、戦争に持ち込んで白人国家の共通の敵である唯一の有色人種の列強国、日本を叩く必要があった。
 ベトナム戦争でもトンキン湾で自国の船を沈め、開戦の口実にした。
 イラク戦争開戦の口実となった貿易センタービルへの旅客機激突でもいろいろ囁かれている。もし本当にアルカイダによる計画があったのなら、PRISMに引っ掛からなかったはずがない。"いつものように"その情報を逆に利用して何かをしようとしたはずであるが、それが何かはみなさんの想像にお任せするしかない。
 この件に関してはいくつかヘンテコリンな事実がある。ペンタゴンへ旅客機突入の「現場写真」など「証拠写真」はネット上からすぐに消えていった。爆破された建物の壊れた幅と旅客機の大きさがまるで辻褄があわない。そして死体はひとかけらも写っていなかった。まるで巡航ミサイルで攻撃されたかのような現場だった。乗客はどこへ消えたのだろう?
 巡航ミサイルなら積まれていたのは火薬であるから火薬の主要成分である窒素化合物が大量に辺りへ飛び散ったはずで、肥料をばら撒いたようなものだから芝生はうんと伸びる。ジェット燃料が爆発したのなら芝生へは窒素化合物が飛び散らなかっただろうから、芝生や土の窒素含有量を調べれば爆発したものが何か簡単に識別がつく、しかし爆破現場付近の芝生の土はすぐにブルトーザで削られ表土の入れ替えがなされた。貿易センタービルの瓦礫もすぐに処分されて、どこに棄てられたのかさえ不明である。数日でこれらの作業が完了しているから、じつに手際がいい。片付けについて周到な準備でもあったのだろうか?
 なにがどうなっているのか私にもさっぱりわからぬが、あのときはドイツ政府が米国の情報操作について抗議している。
 米国は事前に情報を察知し、それを利用して仕掛ける(=謀略戦)ということにじつに巧みな国といえる。

 5番目の記事をお読みになればわかるが第一次世界大戦から米国と英国は共同して情報戦略を検討、実行してきた。英米共同の情報戦略は昨日今日の話ではない、長い歴史(実績)をもっている。

 データマイニングプログラムでインターネットを監視しているというのはどういうことだろう。インターネット上に流れているあらゆる情報を米国がモニターしているということ。
 日本企業はインターネット経由で新製品開発情報のやりとりをしてはならない、米国へ筒抜けになるからだ。企業内のサーバーだって危うい。
 米国は中国がサイバー攻撃を仕掛けていると言っていたが、自国のこのようなシステムの存在には口をつぐんできた。中国どころではない、英米は共同して世界に張り巡らされたネット全体を盗聴・監視している。

 米国はデータマイニング・プログラムで手に入れた情報をいつでも自国の競合企業に秘密裏に流すことが可能だ。自国の国益にかなうことなら米国は躊躇なく実行するだろう。
 米国NSAはもう一つ軍事目的の通信傍受システム(エシュロン)をもっている。これも英国と共同運用されている。通信傍受に関する英米同盟は英国と米国の頭文字をとって"UKUSA(ウークサ)"と呼ばれている。10万人の職員がいると噂されているエシュロンやネット監視システムであるPRISMはアングロサクソンによる世界支配のツールだ。

 日本は国防上独自のネット技術やOSをもつべきだ。数学は日本がとくに世界に秀でた分野であるから、人材を集めて日本独自のネット戦略を検討したらいい。暗号技術、OSなどユニークなものをつくりあげるべきだろう。米国の標準が国際標準となっている現状では情報監視がしやすい。
 四半世紀ほど前にTRONという日本独自のOSを搭載したユニークなコンピュータがあったが、米国からの圧力に屈して潰されたことがある。米国にとってB-TRONはよほど不都合だったのだろう。
(潰されたのはB-TRONである。Bはbusinessの略。家電や携帯電話ではTRONが広汎に採用されている。)

 スノーデン氏の暴露にはじまる大騒ぎをジャパンタイムズの記事で追えるようにURLを注記しておくので、高校生や大学生でこの問題に関心のある者はじっくり読んで分析し、自分の将来にどうかかわるのか考えてみたらいい。こちらの方面のエキスパートいう職業選択肢もあるだろう。

"U.S. taps severs in vast data-mining program"
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/06/08/world/nsa-fbi-tapping-companies-servers-mining-internet-data/

"U.S. debates vast monitoring of phone calls"
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/06/08/world/u-s-debates-vast-monitoring-of-phone-calls/

"Secret U.S. directive plans for cyberwar"
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/06/08/world/secret-u-s-directive-plans-for-cyberwar/

"Data-mining soars even as 9/11 fades"
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/06/09/world/data-mining-soars-even-as-911-fades/

"America and Britain team up on massive surveillance"
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/06/29/world/america-and-britain-team-up-on-mass-surveillance/

"Mr. Snowden’s revelations"
http://www.japantimes.co.jp/opinion/2013/07/01/editorials/mr-snowdens-revelations/


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*エシュロンについて(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD%E3%83%B3

**TRONプロジェクト(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/TRON%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88
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Hirosuke

日本の大企業の大方は、
アメリカに子会社を持っています。

アメリカの子会社は大抵、
親会社の利益の大半を生み出しており、
販売戦略や経営方針にまで口を出し、
親子関係が逆転している企業もあります。

まぁ、どことは言いませんけどね。

by Hirosuke (2013-07-06 10:35) 

ebisu

おはようございます。

>まぁ、どことは言いませんけどね。

いくつもあるのでしょうが、企業名が妙に気になりますね。
アハハ。
by ebisu (2013-07-06 11:29) 

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