#2344 ノサップ岬周回コース50km 気温17度 Jun. 30, 2013

　今週は夜走ってみた。街灯のある花咲街道を走り、花咲港への分岐点をすぎると突然街灯がなくなり真っ暗闇へ突っ込んだ。小さなライトが一つと赤い尾灯だけだから視野が数mしかなくなるから、90度のカーブなら側溝に突っ込んでしまいかねない。曇り空で月も出てないと本当の暗闇で5m先に何があるのかまったくわからないから、スピードを落とさざるを得ない。
　走りなれている牧の内なら大丈夫だろうと試してみた。根室高校前と根室市青少年センター前までは大丈夫だが、その先は街灯がなくなり真っ暗闇だ。少し走り続けてみたがやはり気持ちが悪い。鹿が道路上に出ていたら、4mくらい近づかないと視認できないから、時速30～40kmだと激突必死、大怪我をしかねない。
　もう一つ厄介な問題があることがわかった。真っ暗闇の中だと方向感覚がおかしくなってしまい、なれた道なのにどこを走っているのかわけが分からなくなるのである。前後左右だけではない、上下の方向感覚も怪しくなる。
　結局、夜の高速サイクリングは危険極まりないことがわかった。街灯のないところを走ってはいけない。

　今日は久しぶりにいい天気（気温16～18度）＆強風（南風）だったので、10時40分にロードバイクに乗ってノサップ岬周回コースを走った。根室高校前の下り坂では時速60kmを少し超えた。その後はしばらく35～40km/h、スピードが35km/hを超えると風が冷たくて両腕が寒い。
　共和小学校前まで20分ジャスト、ここを少し過ぎたところでカッコーが鳴いていた。歯舞郵便局の前は35分。7人家族総出だろうかコンブ干し作業をしている家があった。ぬれたコンブを砂利を敷いた干し場に次々に並べている。太平洋から吹き付けてくる潮風か気持ちがいい。
　風力発電の風車がゴゥーゴゥーという重い音と先端が風を切る音が混じっていた。風が強いので風車にあたる風の音もけっこう大きい。風の強さに飛来して速くなるわけでもないようだ。
　珸瑤瑁小学校前を通り過ぎ、どうやら50分前後でノサップ岬につけそうなので、最後は時速35kmを維持して走りぬいたら、ぴったし50分0秒でついた。途中休みなし、ストップウォッチで時間を計測した。
　ノサップ岬まで23kmだったから、
　23km/（50分/60分）＝27.6km
　平均時速27.6kmだった。

　ノサップ岬で70歳前後の観光客と話しをした。愛知県から車で来たという。フェリーで苫小牧米港で降り、襟裳岬を回って海岸沿いの黄金道路を走って釧路まで。昨日はノロッコ号に乗って釧路湿原の旅を、「年に一度の好天気」と言われたと喜んでいた。釧路に一泊してから今日ノサップ岬に来たという。根室に一泊するというので宿泊先を尋ねたら、ホテル名を覚えていないというので、ホテルはイーストハーバーか根室グランドホテルの二つしかないと言うと「そうだグランドホテルだ」。こういう観光客は案外多いのではないだろうか。
　先週は70前後のご婦人の観光客の二人連れに同じ場所で話しかけられた、このお二人はバスでの周遊観光で根室は通過点で宿泊ナシの旅。バスは太平洋側を回ってノサップ岬へ、そしてオホーツク海沿いの道路を走っていった。

　風が強いので帰路はサイクリング用のウィンドブレーカーを着た。
　アップダウンが7回ほど繰り返されるオホーツク海コース27km。時折強烈なアゲインストでスピードがときどき10km/hに落ちてしまう。原生花園まで11km、風力発電のところが14km地点だ。ゴー、ゴーという音に機械のこすれるような音が混じってブレードの先端はヒュンヒュン鳴っていた。
　風車のヘッドが道路に平行になっていた。風の向きでヘッドが回転するような仕組みになっているのだろう。これでまるっきり逆風であることがハッキリした。どうりで急な下りで時速60kmくらい出てもいいはずなのに、35km/hしか出ないわけだ。フォローとアゲインストでは速度に20km/hもの差が出る。
　エアロホイールの弱点が出た。強烈な横風を喰らうとハンドルを持っていかれる。水を飲むために片手運転をしているときなど要注意だ。後でMTBでも試してみたが、同じようにハンドルをもっていかれる。強烈な横風が吹き付けた時には両手でがっしりハンドルを抑えなければならない。
　牧の内へ左折する交差点が17km、牧の内のT字路が20.5km地点、根室市青少年センターまででノサップ岬から25.5km地点。
　ところどころ路肩まで蕗の群落が延びていた。帰路は強い逆風のため1時間50分かかった。

　今日の走行㌔数は60km、今週の走行㌔数は134km、2週続けて100kmを超えた。いい季節になった。

<今週のサイクリング>
　ロードバイク：　124km（累計1478km）
　MTB：　12km（累計715km）

【マチに専門店を残す努力をしよう
　：担うのは意欲と能力のある人、育てるのはわたしたち住民】
　おや、両方あわせて2193kmだ、そうか先週2000kmを越えていたんだ。2週続けて120km走れたのは、マチに腕のよい自転車屋さんがいるからだ。理髪店と自転車屋と両方やっている、どちらの腕もすこぶるつきの凄腕、昭和町ヤング自転車店のマーさんありがとう、お陰様で気分よく走っています。中学時代からの親友と同じ名前であることを先週知ってびっくり。
　根室は27年後の2040年に人口1.8万人の町に縮小している。専門店を担う方は技術を磨き新しい知識を収集する努力を続ける、そして少々割高になってもその専門店から買う住民がいてこそ商売が成り立つ。
　どんなお店も私たち住民が利用しなければいずれなくなってしまうものだから、残すべき専門店を育て、次の世代へバトンタッチしたい。
　「根室には小さなお店だがとっても腕のよい職人のいる専門店がいくつもあるなあ」と転勤族に言わせたい。


「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」


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【余談：サイクリングとED】
　サドルが尿道を圧迫してEDになるケースのあることが医学的にわかってきているので、ハードユーザーは先のない円いサドルがいい。国内では一部のお店でしか取り扱っていないという。たとえば東京の東急ハンズ渋谷店。
　英字新聞記事で解説していたので弊ブログに転載して紹介した。
*#2338 サイクリングとED　：晴れ、弱風、そりゃサイクリングでしょ　 Jun. 24, 2013　
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-06-23



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