#1899 エンジンオイル交換 Apr. 10, 2012

　北海道エナジーのGSでエンジンオイルを交換した。新製品がでたとカタログを見せてくれてどれにしますかと質問された。値段はどれくらい上がってるのと訊くと2割ほどアップしているとの返事。性能がよくなったのだそうだ。車検をお願いしている修理工場は高校時代の先輩と同期がやっていて歯舞にある。ドイツ製のザーレンのエンジンオイルですこぶる調子がよいのだが、歯舞までいく時間がなくて近くのGSでオイル交換してもらった。お薦めの新製品の名前は"サスティーナ5W-30"、10分ほどで交換完了、手際がいい。

　転がしてみると車体が軽くなった様な感じだ。たしかに以前のよりも調子がよさそう。2割アップになんとなく納得がいった。世の中は新製品が出る都度、性能がアップし値段が上がるようにできている。もう14年も乗り回している車だが10万kmしか走っていないから、この分では20年乗れるのかもしれない。道路事情がよくなったせいもあるが車も丈夫になった。

　この間2週間ほど東京へ行ってきたが、東京で載っている車は三菱コルト1500だ。タイヤが小さいせいか路面のがたつきを拾う。しかし、車体がコンパクトで軽いので加速はいい。用事があって少しはなれたところにある細い小路を走ることが多いから、車体が小ぶりなのはすれ違うときに楽でいい。もう9年経つのに車の中は新車の匂いがする。ようやく累計1.8万km。ワイフが東京にいったときに乗るだけだから9年経っても新車同然。

　ところで今日のガソリンの値段はハイオクで169円/リットル。円安が止まって81円/＄だから価格アップは小休止。
　長い目で見れば日本は人口減少から経済縮小の時代に突入してしまっており、学力低下がボディブローとなり国際競争力は傾向的に低下していく（家電メーカー各社は軒並み1000億円を越す大幅赤字）から円安基調は一世代30年以上続くだろう。そうして考えればいまの価格が一番安いということになるかも知れぬ。ガソリン200円時代はもうそこまで来ている。
　根室はガソリンよりも冬場の燃料に使う灯油の値段高騰の方が生活に響く。英国ではサッチャー首相が登場する前に経済不況と財政悪化に加えて燃料価格が上がり、厳冬期に室温低下で年寄りが低体温症で多数死にマスコミで取り上げられたことがあった。準備がなければ同じことが北海道全域でおきるかも知れぬ。国の財政運営はさながらキリギリスの生活のようだが、冬はそこまで来ている。

（速報ベースで2月の貿易収支は5ヶ月ぶりに1021億円の黒字。貿易収支の赤字基調は定着してしまったようで、例外的に黒字の月があるような状況へと様変わり。資本収支が1兆2340億円のプラスで経常収支が黒字になった。
　経済成長路線なんてありえぬ話だが、本当のことを言うと公共事業半減・公務員人件費半額カット・特殊法人解体なんてことになる。財務省は自省の省益さえ守れれば国がどうなろうと構わないようだ。増税かさもなければ国家財政破綻かとコストカット努力をせずに国民を脅す。だまされてはいけない、やるべきことややりうることは山ほどある。
　根室市は国からの補助金がもらえるからとコストカット努力をしないでいろんな事業にダボハゼのように手を出すが、そういう地方自治体行政のあり方が1000兆円もの借金の山となっていることに気がつかねばならない。市立病院建て替えも消防デジタル無線もコストカット努力をせずに補助金目当て、放漫な予算だった。経済諸団体のメンバーも市長も相互批判はゼロでお互いに持ちつ持たれつ好き勝手のし放題だ、これではたまらぬと町の将来に見切りをつけて人口減少が加速するのは当然かも知れぬ。2年間で人口が1000人減少したと最近北海道新聞が報じていた。長谷川市長が就任する前は年間400弱の減少幅だった。根室の人口減少は加速し、ついに29000人を切った。美味しい話はもうやめよう。10年後30年後を見据えてコストカットを正直にやろうではないか。国の財政をよくするにはまず自分たちの足元から・・・）

*経常収支、2ヶ月ぶり黒字　2月1兆1778億円・・・（日本経済新聞）
　http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381949EE2EBE2EBEB8DE2EBE2E6E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2

**ソニー　1万人（グループ従業員の6％）人員削減
ソニーが年内に従業員１万人を削減することにしたと日本経済新聞が９日に報道した。１万人は世界のソニーの従業員数１６万８２００人の６％に相当する。ソニーの減員措置はサムスン電子やＬＧ電子などとのグローバル競争で押されながら業績が悪化したことにともなうもの。ソニーは２０１１年度に２２００億円の赤字を計上すると予想されている。４年連続の赤字だ。特に一時世界を席巻したソニーのテレビ部門はサムスンやＬＧに押され８年連続で赤字から抜け出せずにいる。・・・以下省略



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