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#1895 根室市・消防デジタル無線に5億5千万円 Apr. 7, 2012 [26. 地域医療・経済・財政]

 3月17日のブログ#1884で「消防デジタル無線化に5.7億円」というタイトルでこの問題を取り上げ、内容がわからず法外な予算だと書いた。
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-03-17

 4月6日の北海道新聞根室地域版にその後報が載ったので紹介する。

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  デジタル無線に5億5千万円
  市、補正予算案を発表
 【根室】市は5日、消防無線をアナログからデジタル化する経費などを含む2012年度の一般会計補正予算案(歳入歳出5億7161万円追加)を発表した。12日に開かれる市議会臨時会に提出する。
 デジタル無線は災害時の通信機能の向上目的で、整備費は5億5779万円。3月に国の補助金1億円の交付が急遽決まり、当初15年度までの整備計画を前倒しし、本年度内に基地局の工事や無線機配備を行う。・・・(栗田直樹)

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 #1884で次のように書いた。
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 根室にある消防車は全部で30台もあるのだろうか?救急車は5台だったか。消防署は厚床や歯舞には分署があるのだろうが、他にあっただろうか?全部を考えてもせいぜい50箇所ぐらいだろう。
 1箇所平均1000万円を超える設備投資である。なぜそんなにかかるのだろうというのが普通の市民感覚であるが、市議会の面々もそうした「普通の市民感覚」をもってほしいものだ。

 それこそデジタル時代(もう死語かな?)だから、市のホームページでどのような仕様の設備になるのかビフォー&アフターを並べて詳しい説明をすればいい。どうしてこういう要求が市議から出ないのか不思議だし、どうして市役所の担当部署はそういう仕事の仕方をしないのかも不思議だ。言われるまでやらない?

 仕事は正直に誠実にやろう。
「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」

 根室市の消防本部のホームページのURLを示しておく。本件に関する情報は一切載せられておらぬ。消防本部長殿、これはあなたの職務権限に関することであり、それゆえ市民へ説明する責任があるとは思えぬか?担当者へ指示すれば数日でアップできるだろう。
 情報をオープンにすることで、とんでもない無駄遣いがしづらくはなるだろう、メタボで20%も膨らんでしまった市の予算規模は自然にスリムになる。風通しのよい住みよい町にしよう。

 どういう機能があり、何にいくらかかるのか内訳も明示したほうが好い。5.7億円もの公費を使う仕事に秘密はない筈である。当たり前のことが当たり前にできぬようではいけない。
 報連相は仕事の基本だが、市役所は市民に対して報連相がない。デジタル時代だから市民への説明をホームページ上でやったらいい。

根室市消防本部
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/0/4e46cd472a84ad14492570e40002553e?OpenDocument

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  いま消防本部のホームページを見たら、「消防救急デジタル無線整備事業がスタートします」という説明文と解説図が載っている。消防本部が#1884のブログに答えてくれたのなら御礼を申し上げなければならない。
 しかし、何にいくらかかるのか肝心なことが載っていない。機能の説明にはなっているが、予算の説明にはなっていないから、これでは判断のしようがない。たとえば、2億円の予算でデジタル無線を導入したらどういう不都合があるのだろう?私は大規模なシステム開発の経験もあるし、ラボで機器担当として2年ほど毎年二十億円を超える理科学機器等を購入したことがある。概ね定価の35~50%引きで購入していた。値段は交渉の仕方次第で相当下げられる。どういう買い方をしているのだろう?
 秘密はないはずだから、どのような機能のソフトにいくら、どのようなハードにいくらとホームページ上で情報を公開したらいい。いろいろ事情があり消防本部がやれないのなら、市議がどなたか調べてブログもしくは活動報告会を開いて市民へ文書で情報公開してもらいたい。どうしてこういうふうに秘密にしたがるのか理解に苦しむ。

 このような好い加減な説明で市議たちが納得して補正予算案を承認するのなら、根室市議会の存在意義はない。

 再度申し上げる。根室市の消防本部長殿、正直に誠実に仕事をして市民へ必要な情報を公開してもらいたい。誰に言われなくてもやるのがあなたの職務だろう。

 根室の大人がそれぞれ自らの職務を誠実に果たすかどうか、子どもたちも見ている。消防本部長だけではない、市議も他の部署の市職員の仕事もだ。それぞれ子どもたちに恥じない仕事をしてもらいたい。「ああ、あのときの大人たちは正直に・誠実に仕事をしていた、立派なものだ、あのころから町の衰退はとまった」と称えられる存在となってもらいたい。

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