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#1894 そんな部活ならやめちまえ (ブログ情熱空間より転載)Apr. 6, 2012 [73.ブカツ]

 釧路の教育を考える会には"武闘派"がいる。武闘派と言っても格闘技系の体育会系というだけの話しで、乱暴狼藉を働くわけではない。その彼らが釧路と根室の学校の部活の現状をブログ上で批判している。ブカツを指導している先生たちや小中学生のお子さんのいる人はカテゴリー「ブカツ」をクリックしてその主張をご覧戴きたい。適度にやればブカツはいいものだが、過度にやるとスポーツ障害を起こしてその生徒からスポーツの楽しみを奪うことになる。スポーツ医学についての常識的な勉強くらいはして指導にあたるべきだが、そうした配慮のないスポーツ指導者やブカツ指導担当の先生が根室には多いようだ。スポコン的な指導に固執する人ほど技術論や生涯にわたってスポーツや武道を楽しむ指導段階論的な考え方が欠落している。小学生と中学生のブカツのあり方は違うし、身長の伸びがとまる高校生のブカツのありようも小中学生とは違う。そういうことにすら配慮ができないならそれはもう基礎学力不足としか言いようがない。指導者の資格なしである。さっさとお辞めいただきたい。
 根室に戻って塾を開いて十年だが、4人、過度なブカツで好きな野球やバドミントンをあきらめざるを得なかった生徒がいた。資質に恵まれ素晴らしい成績を残してスポーツ障害を起こし、高校での当該種目のブカツをあきらめざるを得ないという現状がある。
 土日もブカツに明け暮れて学業がおろそかになり、基礎学力に著しい欠陥を残したまま高校へ進学し、中途退学する者も少なくない。
 好い加減なブカツ指導をしてはいけない。ペナルティのワッキーの言を何度も読み返してみたらいい。根室もこういうブカツが少なくないのではないか?

http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/5363305.html
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                                                                      2012年04月05日

そんな部活ならやめちまえ!

依然、遅々として「改善」が進まないのが、小中学校における部活動と同好会活動。

私は、それらの意義を否定するものではありません。しかし、いくら何でも限度というものがあるでしょう。土日は学校はお休み。しかし、部活動だけは別。世の中は週休2日があたり前なのに、なぜどうして小中学生には休みがないわけ?

これは、スポーツ系の部活だけではありません。例えば吹奏楽。大会が近くなると、連日午後9時(時にはそれ以降)まで練習。そればかりか、朝練習すらあるとか…。1時間とか1時間半とか早く登校して練習。その後に授業。そしてまた練習。おいおい、ちょっとおかしくはないかい、それって。送り迎えをする親の、翌日の仕事にまで支障が及んでいるんだぜ。

こうした事例も。某小学校の野球同好会。部員が少なくてチームを編成できない。そこで、女子児童をスカウトして何とか同好会活動を継続。しかしその女子児童、やめたくてもやめられない…。子どもにだって、人間関係というものがあるんですよ。むしろ、大人のそれよりも厄介なほどの。「自分がやめると、周囲に迷惑がかかる…」と考え、心を痛めている子が。

文武両道を目指して学習塾へ通おうと考えても、通えない。(各学習塾では、部活動をやっている生徒のために「遅い時間帯」の授業枠を設けていますが、部活動があまりに長すぎてそれにすら間に合わないんです)通塾を理由に部活動の早退を申し出ると、こともあろうに、「チームプレイと塾と、どっちが大切なんだ!」などと言い出す教員までいる始末。

定期試験1週間前からは、原則として部活動は禁止のはずなのに、自らが堂々とそれを破っている。勉強のそれはまったくお構いなしで、試合の勝ち負けとか結果って、そんなに重要なわけか?疲れてヘトヘトになって家に帰った子ども達は、遅い夕飯をとって風呂に入ってバタンキュー。家庭学習にまで手が回るはずもない。中学入学から、そうした日々を繰り返すこと約2年半。しかし、部活引退と同時に燃え尽きる。

何が、「教育は、知徳体のバランスが重要です」だ!いい加減にしろよ、ホントに。目もあてられないような学力の子。「このまま行ったなら、十中八九は就職は無理だろう」と思われる学力の子。しかし学力面には目をつむって、部活動においてはしごく。それって何かい?学習指導での力不足を、部活動指導で取り戻そうって論法かい?学習指導では見出せない自己のアイデンティティを、部活動指導で見出そうってことかい?

そして釧路の場合、それだけ打ち込んできた同好会活動・部活動であっても、多くの子は高校に入ると継続しないんですよ。中3で引退、「燃え尽き症候群」に陥ってそれで終了。そうしたパターンが驚くほどに多いわけです。はっきり言って、その原因は、「やり過ぎ」と「バランス感覚の欠如」にあるんですよ。「そのスポーツなりを、楽しみながら末永く続けることができるように」といった配慮に欠けているんですよ。

まだ体ができていなくて、練習によって体調を壊しつつあることを訴える子に対して、過度な練習を強要して疲労骨折させたとか、球の投げ込みを強要して肩を壊し、以後、二度と投球ができなくなったとか、試合当日まで背番号(レギュラー入り)を発表しないで、自分が思うままに子どもを動かして悦に入っているとか、そうした話も随分と伝わってきています。学力向上には興味を示さないのに、部活動となると180度反対。それって、おかしくないかい?

学力向上策の推進は、過度な競争を招く。
学力テストの結果公表は、過度な競争を招く。
何、寝言を言ってんだべか?学力には目を背けて、過度な部活動に邁進してきたのは、どこの誰なんだい?あれだけ親子で打ち込んできた同好会活動・部活動。しかし、その後にすっかり腑抜けになってしまった子を、私は何人も見てきましたけれどね。

ペナルティのワッキーは、こう言っていたそうですよ。

中学校1年になる春、私は北海道の釧路に引っ越しました。釧路市東中学校という名古屋から比べると、とても田舎にある中学校に転校しました。その学校のサッカー部はそれはもう悲惨な状態でした。名古屋の洗練されたクラブチームのサッカーとはほど遠い、上下関係のとても厳しいスポ根サッカーをやっていました。訳のわからない伝統の後輩いじめの行事が頻繁に行われ、サッカーの練習とはまったく関係のない無駄な時間と神経を使う毎日でした。

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Hirosuke

>釧路市東中学校

今も変わらず【伝統】を守ってるんですか。
愚かなり、日本人。

by Hirosuke (2012-04-13 09:24) 

ebisu

こういう学校やブカツが多いのです。
だから根性論を振りかざし、成長期で骨格がまだ決まらないのにムリな練習をさせて、優秀な選手から潰してしまう。何年繰り返しても気がつかぬほどばか者たちがブカツ指導をしています。
成長期の骨の動きと筋肉のバランスを考えれば特定の筋肉や関節に強い負荷をかけ続けたら取り返しのつかぬ障害を引き起こすことになるくらいの想像力もない。

スポーツ指導者もまた全国最低レベル。根室管内の生徒たちの学力が道内14支庁管内で最低ですが、それは根室のすべてを現しているにすぎません。どこを切っても似たような顔が現れます。
おろかな旧弊はさらりと棄てればいい。

根室市議会に異変がおきつつあります。市民運動4団体が3年前に定数削減要求を出しましたが、今日の北海道新聞によれば市議定数を4~6人減にすべきだと2議員が意見表明をしました。
根室で異論を言うことはとっても勇気の要ることです。きちんとしたことの言える大人が小数出れば根室は変えられます。
by ebisu (2012-04-13 11:22) 

ZAPPER

武闘派です。^^

学力から逃げる価値観。
それが長らく続いてきた副産物として、この加減というものを知らない部活動が生じたものかとも思います。まさに、「江戸の仇長崎」というやつでしょうか?授業力が無いので授業では優秀な指導者たり得ない。なので、ここぞとばかりに部活で仇を討つという。(笑)

しかしこの部分、市教委ばかりか道教委も深く考えていないようなので、例の時にでも切り込まなきゃダメですね!

Hirosukeさん
伝統は今も生きていますね。
何と言っても、「江戸の仇長崎」ですから!^^
by ZAPPER (2012-04-13 18:45) 

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