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#1705 おこちゃま財務大臣円売りドル買い(為替介入) Oct. 31, 2011 [91.経済]

《ebisuの辛口時評》

 このところ安住財務大臣は為替介入を示唆していたが、投機筋にとっては美味しい話である。
 あらかじめ為替介入のタイミングを読めればそれに合わせて通貨を操作することで大もうけができる。タイミングを読み間違えたら大損もありうるのだから、介入時期を示唆してくれてその通りに実行してくれればこんなありがたいことはない。

 円売りドル買いの為替介入で円は本日(31日午前11時)78円台をつけている。先週は75円台だったから2円強の円安である。日銀は財務大臣の指示で円安介入をしているが、それは大量の円を売ってドルを買うことだ。投機筋は数日前から反対の操作をして大もうけしただろう。国際投機筋にとってはリスクを伴う"投機"ではなく確実に儲けが約束された"投資"である。

 いくら使うことになるのか知らぬが、膨大なドルが外国為替資金特別会計に積み増される。(いずれにせよこの円高の狂騒劇のあと、10年以内にたいへんな円安に見舞われるだろうから信用できない$だけでなく他の外貨にリスク分散しておいた方がいいのだろう。外為特別会計には40兆円の為替差損が発生している。)
 為替介入を財務大臣があらかじめアナウンス(口先介入)したことによって投機筋は大もうけ。為替介入が投機筋との戦いであるという意識すらないようだが、敵を利してどうする?儲けたお金は大きくなって次の投機チャンスをうかがうことになる。投機筋からみるとこんなにありがたい財務大臣はいない、口先介入を繰り返しその通りに為替介入して大もうけを保証してくれる。
 さて、1週間後あるいは1ヵ月後の為替相場がどうなるだろうか?

 仕事の出来ない者が権限をもち、得意になって仕事をするとこういうことになる。民主党政権内を見渡してみるがいい、そうしたやからが多すぎないか?

 (エリエールの商品名でおなじみの大王製紙(売上高4000億円の企業)では創業者一族の一人が会長権限を振りかざして107億円不正流用した。仕事の出来ない者、心根の曲がった者が大きな権限をもてば、それはキチガイに刃物、たいへんな事態を引き起こしてしまう。それにしても、だれも止められない会社っていったいなんだ。意気地がなさ過ぎないか?)

 ハトもカンもそうではなかったか?25年間毎日欠かさず街頭演説にあけくれたドジョウ殿も日本一の大きな権限を引き継いだが、キチガイに刃物とならぬことを祈りたい。
 松下政経塾出身の面々は言うに及ばす、やはりお子ちゃまだった安住財務大臣にもebisuは本日ペケをつけた。

 (思い出したので・・・
 社員の平均年収1000万円の元NHK職員で、朝霞の公務員住宅に関して、「私も社宅に住んでいたが、給料が安かったので社宅はないと困る」という風な答弁をしていた。平均年収1000万円のNHK職員に社宅が必要なら、普通の民間会社の社員すべてがもっともっと必要だろう。為替介入に関しても「納得がいくまでやる」と言っていた。この人、考え方がどこかヘンな気がする。たぶんピントが外れているのだろう。)


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