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#1561 学力向上の実績を挙げている自治体:ある市議の調査報告 Jun. 25, 2011 [64. 教育問題]

 ある市議とは「釧路の教育を考える会」のメンバーである月田市議である。彼は6月9日に「基礎学力問題研究議連」*を立ち上げた。釧路市議11名による超党派の検討会であるが、民主党は不参加。日教組の関係で参加できないのだろうか?
  組織や集団は自他を区別することで成り立つ、その結果排他的になりやすいので常にそうならぬよう自己点検が必要である。
 「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方善し」の精神は排他性を上手に除去する妙薬のようだ。「教員善し、生徒善し、世間善し」とはならぬものか。
 いまからでも遅くはない、変れなければ世間から見放されるぞ、世間を畏(おそ)れる謙虚な心をもて。菅総理も枝野官房長官も仙石何某も傲慢すぎる、しかし、道東の一般党員が全員彼らと同じとは思えない、パトリオット**がいるはずだ。

*「第1825回 基礎学力問題研究議連」
http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51602659.html

**「#1029 『現代語訳 帝国主義』幸徳秋水著・遠藤利國訳」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-16

「#1030 nationalism とpatriotism :遠藤利國訳・幸徳秋水『帝国主義』」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-05-17

 品川区の小中学校が学力向上に具体的な行動を起こして実績を上げだしたら品川区の人口が増えたというのである。いい学校に通わせたいと他地域からの転入組みが増えたからだという解釈がなされているようだ。
 「釧路の教育を考える会」のメンバーのIさんが会員専用掲示板に書いたところ、実際に行ってヒアリングしてこようと動いたのが月田市議である。わたしは品川区の小中学校が学力向上のために何をやっているのか気になった。
 ZAPPERさんもそうだが、釧路には行動力のある人がいて、その行動は驚くほど迅速である。
 根室の子供たちの学力は釧路以上に低く、道内最低水準である。でもそれは変えられる、あきらめてはいけない。月田市議の報告を読んで欲しい、そして根室の子供たちの学力の現状を憂える根室の市議がいるなら何かやれることがあるだろう、がんばれ!

http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51605407.html
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【転載】
 「第1838回 これでは勝てっこない」

東京でも今年一番の猛暑(釧路人にとっては)の中、精力的に仕事をこなしました。

 午前の部は、品川区立小中一貫校の日野学園。
 青木 経校長先生から2時間強にわたって同校の取り組みをお聞かせいただきました。
 かいつまんで紹介するにも苦労するほど中身の詰まった内容なので、本当に骨子のみとなりますが予めご了解下さい。

 ①1~4年生は、毎朝30分間「根っこの時間」として基礎の徹底反復学習
  5~9年生は、同じく毎朝10分間の読書タイム
 ②5年生以上は、授業時間を50分に延長、教科担任制を導入
 ③学校独自に計算力コンテスト、漢字コンテスト、スペリングコンテストを実施、学力の向上に役立てている
  この他にも、品川区、東京都もそれぞれ独自の学力調査を実施している
 ④専門家を招いた授業力向上自主研修会を年に数回開催し、教員のスキルアップに継続して取り組んでいる
 ⑤5年生から習熟度別授業を開始
 ⑥放課後の補習は全学年で実施している
 ⑦土曜登校日を年間13日設け、4時間授業を行っている
 ⑧夏休みは学校独自の判断で2日短縮
 ⑨8年生全員を対象に夏休み勉強合宿(3泊4日)。学生ボランティアも参加。
 ⑩9年生は土曜補習講座で受験対策(土曜登校以外の日に実施)
 ⑪5年生から、漢字検定、数学検定、英語検定、歴史検定の受検を奨励 等々。

 この他にも、子どもの可能性を伸ばすための努力と挑戦がいくつもありますが、ともかくこの学校は私立ではありません。公立の学校なんです。
 これじゃ、釧路が益々置いていかれるのも・・。

 さらに、日本人としての教養を身につけるため、校内に和室があって茶道や華道などを教えています(市民科という科目)。
 5年生になったら高学年(7年生~9年生)の部活にも参加できます。
 たとえば、金管バンド(6年生以下は朝練しかさせない)と吹奏楽部(放課後)の両方に所属できます。

 ただただ驚きの連続でした。
でも、唖然とするばかりではどうしようもありません。
 釧路における挑戦に、さらなる気合が入ろうというものです。
 それにしても、これが釧路なら「序列化を助長する!」とかなんとかで、一々反対の声が上がりそうではありますね。

・・・
【コメント欄より抜粋】
>品川区の教育改革は、若月さんという現教育長(今年で任8年目だとか)の熱意と理念の深さ、そして行動力、伝播力に負うところが大きかったようです。

【ebisuの一言】
 要するに人である。教育長が学力向上に情熱と執念をもつか否かでその地域の学力が決まってくる場合もある。
 教育長一人が地域の教育を担っているのではない、彼が担うのはごく一部分である。地域の教育は様々な職種・人によって担われている。
 だから釧路だって根室だってやれるのである。現場の先生も校長も教育長も市議も市長もそれぞれの立場で学力向上についてはやれることがある。それぞれの立場で、情熱と執念をもって仕事をすればいい。
 それぞれの立場で一人もその仕事に使命感や責任感をもたないとき、その地域の学力が惨状を呈し、地域経済は衰退の一途をたどり続けるのではないだろうか。

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*Iさん(合格先生)のコラム記事紹介
「釧路の教育を考える会 教育コラムVol.3「えっ、釧路ってこんなに学力が低いの?」と驚く話」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/3644312.html

http://www.946jp.com/meiko/adat2/images/30_2.pdf

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コメント 4

ZAPPER

勝てっこありませんね。
向こうはナパーム弾で、こちらは竹やりみたいなものです。
でも、「力が与えられた者」が本気になったなら、コンパクトシティーの地の利を活かして思った以上に早く結果が出せるものだと思います。
そちらでも同様の動きが起こることを、心より祈っております。
それにしても、つーさんの行動力には惚れ惚れします!
by ZAPPER (2011-06-25 15:12) 

ebisu

ZAPPERさんへ

別件ご連絡ありがとうございました。ようやく注意力が戻ってきました。

品川区公立学校のやっていることは、わたしたちが常日頃ブログで書いていることですね。
①基礎の反復練習の重要性
⑥放課後補習の徹底

最近2学期制の問題を採り上げましたが、根室のある中学校で導入した2学期制はなんだかわけの分からない代物のようです。半端。
でも、行事で授業時間がつぶれるなら「⑦土曜日の授業」という手があるんですね。
なんでも楽することばかり考えたらろくなことになりません。

教育行政や教員としての使命感に相当違いがありそうです。仕事の誇りをもてるような仕事の仕方を工夫してほしい。教育行政や公立学校の先生が世間の尊敬を集めるためには、それ相応の努力をしてのこと、わかってほしいですね。
釧路や根室でもできる、必ずできます。

つーさん、すごい行動力ですね。おとなしそうで腰が重そうに見えるのですが・・・ははは、私が人をほめることはめったにない。でも、人に限らずいいモノはいい。
by ebisu (2011-06-26 10:03) 

つー

そうですか、重そうに見えましたか?
確かに、体重はその通りなのですが・・。

お褒めにあずかり恐縮しています。
調査の結果を是非活かしていきたいです。
by つー (2011-06-27 05:56) 

ebisu

つーさんへ

昨日は釧路の教育を考える会の役員会でしたね。
朝6時前の書き込み、早起きですね。
市議って何か目標をもって仕事をしようと思うととっても忙しくなるのもなのですね。

ブログ転載のご承諾、ありがとうございました。
by ebisu (2011-06-27 09:30) 

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