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#1242 地域医療改革の烽火(10):院内情報システム(2)業界内部情報 Oct. 15, 2010 [33. 地域医療改革の烽火]

 病院情報システムに関して、業界内部の人から書き込みをいただいた。前回のブログ「#1240 地域医療改革の烽火(9):院内情報システム 」の続編あるいは追加情報としてお読みいただきたい。

こんにちは。いつも参考にさせて頂いております。
病院情報システム関連の企業に勤めている者です。
今回の件について、少し情報を書き込みさせて頂きます。
根室市立病院のシステムですが、パッケージソフトで
あるようですが、おそらくカスタマイズはほとんど行って
いないと思います。今はどこのシステム会社もカスタマイズ
は行わない方針となっています。
カスタマイズするのは大学病院のような大病院に限られて
います。
150床程度の病院でしたら、どこのシステム会社が導入
しても高くて4億円です(5年分の保守料込み)。
7億円は、400床くらいの急性期病院の価格です。
日本中どこを探しても、150床で7億円も掛けている
病院はないと思います。
システム会社は4億円以上の利益が出ているはずです。
根室市は価格調査や見積もり合わせなど行っていない
のでしょうか。

by ねこすけ (2010-10-15 09:23)

 これが現実なのだろう。病院事務局はあまり情報を公開したがらない。市議会特別委も及び腰だ。
 ブログは愉快だ、ひょんなところから、専門家が協力してくれる。システム“も”だが、基本に忠実に、そして正直で誠実な仕事をすれば予算の半分程度でやれる。だからこそ、ゼロベースでの見直しが必要なのである。

 ハンドルネーム“ねこすけ”さん、ご協力ありがとうございます。
 猫語で感謝 “ニャーオォン” m(_ _)m

【ebisuの目標】
1. 総事業費を69億円から35億円程度に小さくし、病院建て替え後の経営上の負担を軽くする。そのために、計画をゼロベースで見直すこと。
2. 療養病床やレイアウトも含め、何度も市民説明会を開催して、理解と納得ずくで速やかに建て替えを行うこと。
3. 関係者それぞれに、基本に忠実に、そして正直で誠実な仕事をしていただくこと。



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名無し

ひどい話!
市の杜撰な仕事に呆れてものが言えん。
無駄遣いが多すぎる市政だ。
by 名無し (2010-10-15 11:55) 

隣町の読者

以前から拝読させてもらっており、痛快な切り込みに快哉しております。
病院建設に拘わらず、市発注の工事の落札率をみても
10年1日の如く、談合による高落札額(特に水道関係)は
よく議会で取り上げられないものだと、改めて根室市の衰退の
原因を見る思いです。

問題が大きくなれば色々圧力も出てくるものと予想されますが、今後の奮闘を期待しています。
by 隣町の読者 (2010-10-15 16:22) 

一般庶民

市立病院は誰に儲けさせたいのだろうか。
by 一般庶民 (2010-10-15 16:44) 

ebisu

名無しさんへ

システムに関しては、一生懸命にやった結果こうなったのかもしれません。
by ebisu (2010-10-16 00:57) 

ebisu

隣町の読者さんへ

圧力よりも、胸がつぶれる思いです。できれば、避けたい話題でしたが、どうしても納得がいかなかった。
市役所には大きなシステム開発に関する専門的知識や技能をもった人がいなかったのではないでしょうか。
担当者は相当無理をされたのではないかと想像します。

しかし、専門的知識や技能が不足している、ただそれだけのことで、数億円違ってくるのがシステム開発の世界だということでしょう。
必要な人材を確保できなかった。根室は多くの分野で人材が不足あるいは枯渇しているようにみえます。
by ebisu (2010-10-16 01:04) 

ebisu

一般庶民さんへ

担当者にまかせっきりで、チェックできる上級管理職がいなかったのだというのがebisuのとりあえずの結論です。人材がいない。だから、業者の言いなりになる。あるいは選定を間違える。

子供たちの学力がこの数年急激に低下し始めています。中間テスト10点以下が20%とか多い学年では30%の学校が出始めました。
将来の市役所はますます人材のレベルが低下するのではないでしょうか。このままでは地元経済を担う人々も同様の運命です。
市議も市長も低下した学力で地元に残った者たちから選ばなければなりません。
地元に残る子供たちの学力をなにがなんでも上げないと、根室の将来はないのではないでしょうか?

パッケージソフトを選ぶのも、ハードウエアを選ぶのも、最新の専門知識と技能が必要です。そして総合判断には深い教養が必要です。それには教育の役割が大きい。基礎学力が大きくなければ、必要な専門書すら読めません。

市教委はなにもしていないようにみえます。言い訳だけはしているようです。学校が渡すプリントは、昨年からずいぶん増えました。しかし、学校を挙げての補習体制はいっこうにやる様子がない。
その一方で、今日も根室高校は進学講習をやっています。放課後補習ですよ。
道立高校にできることが、市立中学校や市立小学校でできない。これはもう市教委だけではありませんね。学校長と先生たちの意欲の問題です。使命の問題です。
by ebisu (2010-10-16 01:18) 

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