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#1198 根室まちとくらしネットワークフォーラム(1) Sep, 9, 2010 [15. ポジティヴ&ゆめ]

  9日北海道新聞根室地域版の記事から。
 
 根室活性化へ若手一丸
  33人がフォーラム結成へ
【根室】
 根室市内の若手経済人らを中心とする「根室まちとくらしネットワークフォーラム」が14日、発足する。若手の支点で地域活性化を議論し、行政への政策提言などを行っていく。
 行政、水産、農業、商業など幅広い分野の33人が参加。設立総会は大地みらい信金本店で行い、同信金の遠藤修一理事長が相談役につく。
 今後、定期的に勉強会を行って意見交換し、教育や医療、産業振興などのん屋で行政への政策提言をまとめる。また市民を巻き込んだシンポジウムや講演会の開催も計画している。釧路や中標津にある同様の組織とも連携する。
 同フォーラムの座長に就任する、時計・宝石・メガネの「すずき」の鈴木新一社長は「地域の活性化につながる内容をテーマに活動していきたい」と抱負を述べている。(幸坂浩)


< コメント >
 根室の若手が立ち上がり、根室のために活動するなら慶賀すべきことだが、そうだろうか?

 根室の経済人の悪いところは、私益の誘導のために公職や根室市を恣意的に利用するところにある。みったくなしである。根室漁業組合長*がその典型例だろう。なんどもブログで書いたが、市長や市議そして根室の経済人は誰一人彼に退陣を勧めたものはいないようだ。こういう公益よりも私益を優先する経済人が戦後65年の長きにわたって根室の町をダメにしてきた。その伝統は世代替わりをしながら連綿と受け継がれてきた。
 問題は年寄りであるか若者であるかではない。年齢にかかわらず、公益よりも私益を優先するような輩が根室のマチのために汗を流すことはない。その活動の背後にはつねに私益が隠されている。古い根室が「若手経済人」という皮をかぶっているのではないだろうか。

 33人の若手経済人は自分や自分たちのグループのために汗をかくな、古里根室のために汗をかけ。
 市政翼賛装置の一部になるか、健全な批判勢力になるかはこれからの活動次第だ。根室の町のためになるかならぬかは君らが自分や小さなグループの利益にこだわり続けるかどうかにかかっている。
 33人の組織が自浄作用をもてるか、市民が見ている。ふるさとのために正直で誠実な仕事ができるのだろうか?
  わたしは「根室まちとくらしネットワークフォーラム」に危惧の念を抱いている。


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*#876「根釧漁船保険組合保険金詐欺事件の顛末」  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-01-23

 #633「退け際の美学-根釧漁船保険組合長保険金詐欺容疑で書類送検
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-07-01

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ミドルエイジ

貴殿は彼らの一部とでもこの町についての理念などを話したことはあるのだろうか。過去がこうだったからとステレオタイプに物事を単純化してはいまいか。実態を何も知らずに憶測で物事を書くことは不誠実で非礼ではなかろうか。

現場の若者たちと実際に話しをして欲しい。私益のために彼らが集っていると危惧しているならば、自身の目でそれを確かめるべきだ。それこそが貴殿が書かれている正直で誠実な行動だろう。
by ミドルエイジ (2010-09-09 23:10) 

ebisu

ミドルエイジさんへ:

コメントどうもありがとうございます。
新聞報道の他にわたしが知っている材料が複数あります。それで危惧の念を抱いています。
杞憂であればいいと願っています。
根室の人であれば懸念を抱く具体的理由の一つ二つはすぐに気がつくのではないかと思いますが・・・半分は広く知られている事実です、何も見えませんか?

古い根室がまた連綿と受け継がれるのはごめんです。だから、これからの活動を注視しなければならない。
若い人たちが根室の悪しき伝統を断ち切って、ふるさとのために気持ちよく汗をかいてくれれば万々歳です。危惧を抱く一方で期待もしているのです。若い人たちが小さな私益に拘泥せずに行動を起こせば根室は変わる。

ブログに書くことについてひとつひとつご当人あるいは集団、もしくは組織の責任者とお会いしてブログを書いているわけではありません。それは今回も同じことです。ごく例外的に「取材」したことはあります。具体的で客観的なことを書くために必要な資料をいただきに伺ったことがあります。

これから具体的な活動が始まれば、どういうものかは活動の実態を新聞が報道してくれるでしょう。それで判断しようと思っています。
ふるさと根室のために汗をかくような活動を積み上げるなら、私の懸念はなくなります。そのときはそう書くでしょう。

だから「~(1)」としてあります。

なお、話し合いの要請があれば仕事の時間でない限りいつでも応ずるつもりです。
一月ほど前に、ある経済団体の方からアポがあり、教育についてお話しをしたことがあります。今回の33人のメンバーの方もおそらく何人かはその団体の会員だろうと思われます。もちろん確認はしてませんよ。

もう一度、ブログ本文をよくお読みいただきたい。
「市政翼賛装置の一部になるか、健全な批判勢力になるかはこれからの活動次第だ」と書いています。どちらともまだ決め付けてはいないのです。でも、ある理由から危惧の念は抱いています。もちろんそうならないことを祈っています。
by ebisu (2010-09-10 00:11) 

アラフォー

未確認の情報や憶測に基づいて批判を垂れ流すのは、即刻やめるべきだと思います。そのような行動が、どれだけ世の中を悪くしているか、考えたことがございますか?
特にあなたの場合は、具体的な団体名や個人名を挙げて、批判を繰り返している。そのような批判をするからには、根拠となる情報を開示しなければ、単なる言いがかりになってしまうと思います。
「根室まちとくらしネットワークフォーラム」に危惧の念を抱く理由となっている情報とは何ですか?このブログ上で開示するのは難しいでしょうか?
by アラフォー (2010-09-10 21:09) 

ZAPPER

ebisuさんのおっしゃりたいことも、ミドルエイジさんのおっしゃりたいことも良く分かります。私もそういった団体に所属している身でありながら、自分の信念と所属団体の地元教育問題や地元経済問題への認識の違いや温度差に「若干の違和感」を覚えておりますから。(^^)

「街づくり」をマクロな視点から真剣に考えた場合においては、釧根地区の子ども達の「学力問題」「教育行政のあり方」「地域・学校・行政のあり方」といったものを避けて通ることはできません。

そういった話を聞きたい(聞いてやろう!)といったご要望があれば、手弁当持参で押しかけたいと思っています。「縁」があれば、33人の方々からお声掛けを頂けるでしょう。釧根の公教育の惨状を、黙って見過ごすわけにはいきませんから。

そういった機会が生じたなら、《勝海舟》たるebisuさんの出番ですよ!私は前座・切り込み隊長(笑)・露払いにすぎませんから。33人の方々が「志士」でありますように。
by ZAPPER (2010-09-10 21:21) 

ebisu

アラフォーさんへ:

初のコメントありがとうございます。

>特にあなたの場合は、具体的な団体名や個人名を挙げて、批判を繰り返している。そのような批判をするからには、根拠となる情報を開示しなければ、単なる言いがかりになってしまうと思います。

漁業組合の件でしょうか?たしかに批判を繰り返していますが、それは理由のあることです。何か不都合なのですか?関連新聞報道も根拠もシリーズで開示しています。ほんとうに拙ブログをお読みいただいたのでしょうか?5~10個もお読みいただければ、お分かりいただけるのではないかと思います。

>そのような行動が、どれだけ世の中を悪くしているか、考えたことがございますか?
 
 たとえば、カニかご漁船銃撃事件の湾中組合の元組合長や根室漁業組合の組合長の行動が根室の評価を貶めたとは考えますが、それをブログに載せることが「世の中を悪くしている」とは思いません。居座り続けていることは根室の常識ではあっても、世間からみれば恥ずかしいことです。ふるさとのために早く退いて欲しいと願っています。
 あなたの論理に従えば新聞報道も世の中を悪くしていることになります。わたしはそのような言い分には与しません。

 いままでたくさんの批判を繰り返してきましたが、その都度具体的な根拠は書いてきました。病院建て替え問題のブログをお読みください。くどいほど具体的な根拠や数字が並んでいるはずです。

「根室のまちとくらしネットワークフォーラム」の33人のいずれかが、話しをしたいと仰るなら、いつでも連絡をしていただければいい。お話を聞きましょう。連絡用アドレスは開示してあります。

時間が経てば、いろいろな政策提言が出てくるでしょう。具体的な政策提言で議論するのは大変いいことだと思います。歓迎します。
わたしは立派な政策提言がでればいいと評価しますよ。好い加減なものなら根拠を挙げて批判します。
戦後一貫して批判のなかったことがふるさと根室から活力を奪ってきたとわたしは考えています。あなたはどのように考えているのですか?

あ、もう一つ思い出しました。ある団体の念頭のあいさつ文を批判したことがあります。これも文章をあげて、具体的に指摘しました。ついでにお粗末ながらブログ上で添削申し上げました。これも具体的理由を挙げたはずです。
by ebisu (2010-09-10 23:10) 

ebisu

ZAPPERさんへ:

33人の中に、私益を棄てることのできる「志士」が何人もいて欲しいと思います。若い人たちが自分たちできちんとした方向を生み出せれば古い根室は壊れます。

根室の子どもたちの学力の向上も、市教委や学校教育に残る旧弊との戦いです。

地元経済界も旧弊の塊のようなもの、ブログでは書けないこともあります。
根室市長選挙に出馬した経験のあるインテリ(文学博士)が「根室は変わらないよ、40代のときにあきらめた。この町は教育にも関心がないよ」そう語ったことがありました。それ以来会社経営と考古学研究に専念しておられました。理由もお聞きしましたが、それは書きません。
これでもずいぶん遠慮して書いているつもりです。

旧弊との静かなる戦いです。
 ふるさとを変えたい。
 活力のあるふるさとにしたい。
 安心して住める町にしたい。
 全道一低い学力をなんとかしたい。

そのためにできる範囲のことをして、子どもたちに対する大人の責任を果たす。
by ebisu (2010-09-10 23:38) 

アラフォー

ebisuさん、お返事ありがとうございます。

言葉足らずですみませんが、今回は「根室まちとくらしネットワークフォーラム」のことにフォーカスしてコメントしたつもりでした。

今回の記事は、どのように読んでも、私には公正な内容とは思えません。私の読解力の問題でしょうか。何か良からぬ裏があることを強く印象付ける記事であり、さらにコメントでは「知っている材料がある」とまで書かれている。そうであれば、その材料を開示する必要があるでしょう。

根拠となっている「知っている材料」を開示しない、にも関わらず特定の団体についてインターネット上で全世界へ向け批判を発信、そして話し合いの要請があれば応ずる(つまり違うというなら連絡してこい)という姿勢。

道端でいきなり人に殴りかかっているのと同じではありませんか?

みんな生身の人間で、気持ちというものがある。家族もいる。具体的な団体名や個人名をあげて、世界へ向け批判を発信するのであれば、十分な裏取り、根拠となる情報の開示をしながら、細心の注意を払って行うべきだと思います。今回の記事は、それができていないと思います
by アラフォー (2010-09-11 11:40) 

ebisu

アラフォーさんへ(2):

>言葉足らずですみませんが、今回は「根室まちとくらしネットワークフォーラム」のことにフォーカスしてコメントしたつもりでした。

>特にあなたの場合は、具体的な団体名や個人名を挙げて、批判を繰り返している。そのような批判をするからには、根拠となる情報を開示しなければ、単なる言いがかりになってしまうと思います。

「根室まちとくらしネットワークフォーラム」についてはブログで初めて取り上げました。このフォーラムの批判を繰り返した覚えはないので、「具体的な団体名や個人名を挙げて批判を繰り返している」とは、このフォーラムのことではないと理解しました。

危惧の根拠は杞憂で終われば書く必要のないことです。だからいまの段階では書きません。

33人がしっかり仕事をすればいい。
正直で誠実な仕事は、そのまま評価します。
そして危惧は杞憂に終わったと書くでしょう。
それは33人のメンバーが根室の旧弊という山を一つ越えたことを意味します。
不幸にして、危惧が的中すれば根拠は徐々に明らかになります。旧弊を受け継いだグループが一つ誕生しただけのことに終わります。

いま一番危険なのは市政の翼賛機関が増えることです。「市民が賛成している」と市民の信任を受けていない無投票当選市長がますます暴走しかねません。市立病院建て替え問題、年額11.5億円の病院事業経営実質赤字で根室市の財政破綻が近づいています。大事な時期なのです。

それでも、根室のためと思っても気が進まないこともあるものです。さまざまな分野で旧弊が連綿と受け継がれて、問題が起きすぎる。
批判はやりたくないことです。でも、根室の未来のために、子どもたちへの責任上、書かねばならないときには書きます。

だれが具体的な市政批判をしていますか?
夕張市のようになってからでは遅い。市議会も市政チェック機能を果たせない。わたしは指をくわえて傍観するつもりはありません。

根室にお住まいなら、気がつきませんか?半分は特別なことではありません。このフォーラムにはすでに限界がみえている。新聞を読んでいるだけでも気がつくはずです。あなたも99%の確率で見聞きしています。

さて、わたしのほうから一つ質問です。このグループに市政批判ができると思いますか?その根拠は何でしょう?

時間が経てば自ずとわかる問題です。いま結論を出す必要はありません。彼ら彼女たちの行動をじっと見守ってやりましょう。

33人の中に公益を最優先に考える人が何人もいて欲しいと思います。そうすれば危惧は杞憂に終わる。

もし、あなたが33人のメンバーに入っているのなら、いつでも公開アドレスに連絡をください。お会いします。
by ebisu (2010-09-11 13:32) 

アラフォー

私は元市民です。根室を離れて長くなりますが、幼少期を過ごした地として思い入れがありますし、思い出もたくさんあります。

ただ、巷で流れている情報を見聞きする、現地の新聞を読む、という機会は残念ながら多くありません。だからこそ、今回の記事を読んで、十分な情報を開示しながら批判を展開して欲しい、と感じた訳です。インターネットですので、検索でヒットしたりして、私のような人間が訪問することもあります。

ebisuさんのことを指して言う訳ではありませんが、ブログを書く人々には、インターネットで情報を発信することの重みを、しっかり認識して欲しいと常々感じています。下手をすると、他人の人生を悪い方向へ変えてしまうこともあります。

ebisuさん、一つお願いがあります。市長選は無投票で終わったんですよね?これだけ危機的とebisuさんが言っている状況で、誰も立候補しなかった、または誰も立候補をさせることができなかった、その理由は何なのでしょう。ebisuさんの分析が知りたいです。

by アラフォー (2010-09-11 14:15) 

ebisu

アラフォーさんへ(3):

失礼したしました、根室にお住まいの方であろうと思って書いていました。
書ける限りは具体的な根拠を書いて批判してきましたが、今回は書けないのです。大人の良識の範囲でそう判断したとお考えいただきたい。

さて、ご質問の件です。なぜだれも立候補しなかったあるいはできなかった理由です。


理由は二つあるように思います。
市役所は500人を超える組織です。正社員500人規模の企業は根室にはありません。つまり、500人程度の組織を動かした経験のある人材がいないのです。
厚岸信金を吸収した大地みらい信金(旧根室信金)ですら200人規模にすぎません。

今後も市長候補は出てきても、市役所内部からではないでしょうか。

もう一つの理由は財政悪化です。市立根室病院事業の実質赤字が藤原氏長時代は6億円前後、長谷川市長になって、年々赤字額が増え昨年度は11.5億円、今年度はおそらく13億円になるでしょう。
病院はすでに40年以上経っており、建て替えをしなければなりません。償却負担等で5年間は4億円程度赤字が増えます。これはもう一般会計で補填できる金額ではありません。病院建て替えを強行すれば、根室は夕張市化してしまう。

医療と財政破綻の両方に対応する、医者集め、経営改善の両方を同時にやるのはしんどい仕事です。怖気づいてだれも手を挙げないのでしょう。

本来は市議の中に次の市長候補が育っていていいのでしょうが、市議の中には市役所出身の市議を除いて、大きな組織で働いた経験のあるものは一人もいません。この点は道議も地元選出民主党国会議員も同じレベルです。
病院事業一つとっても経営改善できるような人材がいないのです。予算書や決算書すらまともに読めない市議がほとんどです。公的会計は民間とはまるで違いますから、わたしも財政課へ行って分からないところを教えてもらわないと、病院事業損益計算書の組み換えができませんでした。

人材が枯渇するのは当たり前です。基礎学力の高い者たちは、高校を卒業して都会へでたらほとんどが戻ってこないのです。昔は根室漁業組合一つとっても結構な人材がいました。

人口が3万人を切って29700人ほどです。年間400~430人減少しています。長谷川市政の下、人口減は加速しました。すべてが彼の責任ではないのですが、先手を打てない能力の低さが、人口減にも拍車をかけています。
人口減以上に人材の枯渇が問題です。

市役所内部から手を挙げる者がいても、長谷川市長とドングリの背比べかもしれません。
根室の夕張市化はもうとめようがないのかもしれません。

わたしは30年後の根室のために中高生を育てます。どのような環境変化にも柔軟に対応できるように、地元に残る人材の基礎学力を上げておきたい。
30年前の教育軽視が現在の結果を招いているとも言えるでしょう。

根室を離れている方に北海道新聞根室地域版の記事をそのまま丸ごと転載して読ませてあげたいのですが、著作権に触れるので、この頃は全文掲載をしないようにしています。
記者がせっかく取材して一字一句言葉を吟味して書いた記事を抜粋するのは気が引けます。地域版でなければ記事のURLをコピーしておけばいいのですが、地域版はオンラインニュースに載りません。
とりとめのない話になり申し訳ありません。
これぐらいにしておきます。
ブログを読んでくれてありがとう。
by ebisu (2010-09-11 23:21) 

アラフォー

ebisuさん、ありがとうございました。
by アラフォー (2010-09-12 12:30) 

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