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北の勝大吟醸“まつり”を呑む [86.酒と肴]

北の勝大吟醸“まつり”を呑む

 今日は花火大会がありそうだ。昨日は雨で流れ、今日に順延された。いまお昼だが風が強い。こういうときは花火が斜めに上がっていく。そしてまん丸に広がるはずが風を受けていびつになる。それでもいい。寒いだろうから浴衣で見る人は少ないだろう、防寒着が必要だ。

 さて、数日前の新聞に北の勝「まつり」が発売されたという記事が載った。
 昨日(19日)高校時代の同級生7人が友人の家に集まって酒を飲んだ。たまたま用事があって来れない一人が、お詫びのしるしだと発売されたばかりの「まつり」を数本よこした。大吟醸酒なぞは滅多に呑めないから日本酒好きの二人は大喜びだ。

 300mlの小瓶は曇り硝子の水色、まつりの字が躍っているようだ。北の勝つにはめずらしくおとなしい味に仕上がっていた。男酒で辛口が北の勝の個性だが、アルコール度数は15度に調整され、呑みやすい酒に仕上がっていた。ふんわりと芳醇な味わいのする「都会的な」印象の酒だ。活きのよい大振りのシマエビが口の中で甘みを残して喉をとおる。グビッ・・・

「旨いが北の勝らしくないな、いつもほど辛口に感じない」
そういうと、他の一人が、
「十分辛口だ、いつもの北の勝だよ」
お互いに酔いが回っているのでお酒の評価は好い加減なものである。
 ビールだって、500ml1本飲んだだけで、二本目がどこのビール化当てられる人は少ないだろう。酔いが回った人間の舌は当てにならない。新発売「まつり」の味は買って呑んでみるしかないだろう。どのような味わいかは別にして、美味しいことだけはまちがいない。
 小腹がすいたところで友人の奥方が手打ちした蕎麦をいただく。酒を呑みながらちゅるちゅる、ズズッ、いっせいに音がし始める。実に美味いそばだ。腕前は2段である。蕎麦屋を開いてくれたら週に2度は行くのだが、一向にその気はないらしい。食べながら宮城県大滝村の蕎麦を思い出した。あの店は出す酒も蕎麦にあういいものを選んでいた。

 ゆっくり呑みながら4時頃から11時過ぎまで呑んだ。定年退職した連中が半分くらい、現職が半分。退職してから人と会話する機会が極端になくなったと、はやくもボケを心配する友人もいる。喫茶店に行って人と会話するように心がけているそうだ。

 趣味も各人各様、パークゴルフに熱中するものあり、囲碁のテレビ解説を毎週楽しんで並べるものあり、もっぱら食い且つ呑み一向に体重が減らない者あり。
 孫ができて「こんなに可愛いものないぞ」と目を細め、「娘が8月にもどってくる」「一月ぐらいいるので(孫を構うのが)楽しみだ」という者あり。こちらは「ふーん」そんなものかいなと楽しそうに語る友人の顔を見る。

 しかしだ、定年退職後めっきり少なくなってしまう人とのコミュニケーションをどのように確保するかは老後をボケずに健康に暮らすためには大事なことのようだ。飲み会ではなく、なにか定期的に集まって話す機会をつくらないかと提案する者あるも、具体案がでてこないままお開きとなった。
 定年退職した団塊世代は似たような悩みを抱えているのではないだろうか?好いアイデアがあったら教えてほしい。 

 2009年7月20日 ebisu-blog#661
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