学校の先生が頑張っている⇒独自教材の開発 [57. 塾長の教育論]
学校の先生が頑張っている⇒独自教材の開発
市内の中学校の動きがよくなってきた。二つだけ紹介しよう。
Hab中学の「愛と勇気の英語」の先生は春から独自教材での授業に力を入れていた。最近、中1に261文例の『ことばの素振り編』という文例集を配った。
けっこう手間がかかった教材である。採り上げている文例はわかりやすいし、これだけのボリウムがあれば十分だ。読んで書けるように指導しているようだ。現場の先生たちが本気で手間をかければいい教材が創れる。パソコンは教師にとって教材創りの武器である。
3年間で750文例書けるようになれば、学力テストでも90点とれるだろう。500文例も覚えて使えたら中学英語は普通以上の成績がとれる。
さて、女子は坦々とやるのでいいが、課題は男子をどうやって巻き込むかだ。このままでは平均点の男女格差が25点以上に開くだろう。
Ha中学の社会の先生は地理と歴史の暗記用問題を作って配っている。生徒たちは問題を解くのに一生懸命だ。ただ、この暗記用問題だけでは高得点は無理だろう。歴史は自分で流れを書いてみないといろいろな出来事の脈絡がつかめない。単なる暗記だけでは社会科は高得点は無理だ。さらに一歩突っ込んだ勉強を生徒自身がしなければならない。
どちらも生徒にはほど好い刺激になっている。とにかく根室の子どもたちは学習習慣がない者が多いから、こういう取り組みは効果が大きいはずだ。継続してやってもらいたい。
たまたま、アンテナに引っ掛かった2例のみ採り上げた。他にも工夫して授業を改善している先生が多数いるに違いない。期待したい。
2009年2月24日 ebisu-blog#556
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