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病院新築はこうすればたちまちできる [26. 地域医療・経済・財政]

2,008年3月2日   ebisu-blog#115
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 平成17年度に市立病院赤字は10億円を超えた。経常損失が年間10億円を超え、4年間でその累計値は45億円になる見込みである。もし、経常損失額を市民一人当たり1万円に抑えることができたら、4年間で30億円の資金が生まれる勘定になる。

 たとえば、4人部屋で28㎡の病室を作ることを想像してみよう。40室で1120㎡である。廊下やナースステーション、ユーティリティを考えて3.5倍のスペースを確保する。合計3920㎡である。入院病棟としては充分な広さだと思う。
外来患者のための診療室や待合室、検査室などに3000㎡で合計6920㎡あれば充分な広さだろう。2100坪の建物となる。外断熱仕様で坪単価80万円とするとおおよそ17億円で立派な病院建物が建つ計算になる。病院の規模は160ベッドである。10年後に人口2万5千人になる町としては充分な広さだろう。

 建築仕様は患者最優先である。医者でも看護師でもない、患者様である。患者はお客様である。お客様を最優先しないお店に客が集まるだろうか?集まる筈がない。それゆえ患者様最優先の建築仕様は当たり前である。
 病室に併設の洗面所とトイレをつける。釧路医師会病院がお手本になる。1病室45㎡くらいになるのではないだろうか。老人病棟にお風呂と身体を洗う介護用浴室スペースをとる。老人病棟にはプレイルームの併設も必要だ。各階には談話室兼食事室があったほうがよい。ベッドで食事するよりは、歩けたら歩いて見晴らしのよいところで食事をしたほうが気分がいい。術後はとくに歩くこと自体がリハビリになるので回復が早まる。

 こうしたことを可能にするには年額10億円を超える経常損失を3億円に縮小するだけでよい。3年で病院新築の資金が浮いてくる勘定になる。

 さて、病院の経常損失を3億円に抑えるにはどのような方法があるのか、まずは当事者の意見を聞いてみたい。具体的な目標ができたら、後はその現実的な達成方法の問題を俎板に載せるべきだろう。

 事(コト)は簡単である。後は関係者が具体的な議論をすることだ。関係者とは誰か?医者、コメディカルスタッフ、財政課、企画政策室、保健福祉部、市長、労組、それと利用者である患者だろう。
 ところで議会と市議の役割は何だろう?明日から平成20年度予算案を審議する定例市議会がはじまる。そのなりゆきに、根室に骨を埋める市民の一人としてわたしは注目している。
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