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32年続く新年会 [A8. つれづれなるままに…]

2,008年1月3日   ebisu-blog#041
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【よき仲間に乾杯】
 昨日は恒例の新年会だった。一年中で一番リラックスできるひとときの一つである。
 根室に戻ってから5年が過ぎ、この新年会へ加わるのも5回を数えた。高校時代の同級生を中心に、中学時代の友人も交えて10名ほどが「会員」のようだ。5時半頃電話がかかってきて、もうはじまっているという。すぐ近くの友人宅に6時からお邪魔した。女房も7時過ぎに来て仲間に加わる。気のおけない仲間と12時まで飲みかつ話す。
 7時半頃に、高校時代の担任のT先生へ電話をかける。先生は東京に在住である。初詣に出かけて疲れて早々と寝ていたところを起こしてしまった。誰かが年齢を訊いた。80歳を過ぎたという。病気で2度手術をなさっているが元気である。先生への電話を皆に回して、それぞれが新年のご挨拶だ。
 この新年会は32年続いている。毎年Nさんの奥方がテーブルの上にたくさんの料理を用意してくれている。話しても楽しい、もてなしが上手でおおらかな奥方だ。彼女がニコニコ準備してくれるのでこの新年会が続いたとも言えるだろう。みんな感謝している。
 Yさんの奥方がその日の午前中に打った蕎麦を振舞ってくれている。2段の腕前だそうだが、郡山市内の店と磐梯熱海の2軒(石筵と蕎麦処・森)のお蕎麦屋さんや仙台市の隣にある大滝村の有名な蕎麦屋の蕎麦に劣らない(郡山には“奈良木”という天麩羅の専門店がある、天麩羅油を頻繁に取替える。味は絶品である。ただし、一級品のアナゴは数が入らないので味のわかる常連にこっそりだす。だから、ものが違うと思ったら褒めるべし。“お客さん、味がわかるね”とはいわないが、嬉しそうな顔をしてにっこり微笑む。オヤジはチョビ髭をはやした無口な男、手伝う奥様はもんぺ姿。じつに美味しい漬物を漬ける。郡山市朝日町2丁目にある。天麩羅好きな方に是非お勧めしたい)。
 細く均一に切られ、歯ざわりが良い。そばつゆも数ヶ月寝かせたものだ。こうして正月からおいしい蕎麦を食べられるのも楽しみの一つになっている。今回は中標津産の蕎麦粉を使ったという。
 釧路市桜が岡にある隠れた名店「蕎麦小屋」の手打ち蕎麦とほぼ同一レベルである。

 ついでに、3月に川湯へ酒を飲みに行くスケジュールも相談し、日程が決まった。「九人会」という会の集まりだ。この会もずいぶん長いこと続いている。年一回、魚市場から新鮮な海の幸をたっぷり持参してホテルの板前さんに刺身にしてもらい、のんびり温泉につかって飲みかつ食う会で、高校時代の同級生の集まりだ。面白いことに、担任の先生も認めた「名誉同級生」がひとり加わっている。クラス会にも出席しているようだ。友人の多い奴で、中学時代の同級生のYさんである。「加わっている」というよりも、中心メンバーの一人であり、人柄の良い彼を抜きにしてこの会はないだろう。
 ふるさと根室へ戻ってきたら、早速誘ってくれた。ありがたい。申し訳ないことに、「九人会」のはずがメンバーが10人になってしまった。看板は「九人会」のままである。名称変更をすべきかどうか議論になったらしい。35年以上続いた「伝統のある」会で、固有名詞だということで決着がついた。だんだん歳をとっていくから、一人欠け二人欠けてもやはり「九人会」だろうという意見が出て、皆納得。いい親父が十人、一晩泊まりで恥も外聞もかなぐり捨ててドンちゃん騒ぎをする。
 
じつに楽しい新年会だった。
Kさんの奥方と美味しいお蕎麦に感謝 m(_ _)m
 


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